2023年2月26

真理の語り手

真理の語り手
  • 『真理の語り手 : アーレントとウクライナ戦争』
  • 重田園江 著
  • 白水社
  • 2022.12
  • ISBN: 9784560094754
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月18日取得)

ねじ曲げられる「事実」、心地よい「虚偽」…。「ポスト・トゥルース」、そして全体主義の時代の基底へ。

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笑え!ドイツ民主共和国

笑え!ドイツ民主共和国
  • 『笑え!ドイツ民主共和国 : 東ドイツ・ジョークでわかる歴史と日常』
  • 伸井太一, 鎌田タベア 著
  • 教育評論社
  • 2022.12
  • ISBN: 9784866240657
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月18日取得)

人びとの間で密かに共有された“笑い”から、東ドイツ社会を解剖!ドイツ語原文&単語解説付きで語学学習もできる!

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学びの本質を解きほぐす

学びの本質を解きほぐす
  • 『学びの本質を解きほぐす』
  • 池田賢市 著
  • 新泉社
  • 2021.4
  • ISBN: 9784787721044
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月18日取得)

校則で「下着の色」は指定できるのか!?「学力向上のため」というお題目の前では、おかしな校則にも声を上げられず、自ら進んで従順に、隷従していく。子どもや保護者を追い詰める「学校教育」の呪いの正体を探る。

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〈戦いの物語〉の政治学

〈戦いの物語〉の政治学
  • 『〈戦いの物語〉の政治学 : 日本人は何を守ろうとしてきたのか』
  • 渡部純 著
  • 風行社
  • 2022.11
  • ISBN: 9784862581495
  • 選書〈風のビブリオ〉 ; 6
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月18日取得)

「僕は君を守るために戦う(死ぬ)」。日本の映画では、いったいいつから兵士はこう言うようになったのか。そもそも家族や恋人への情愛は、戦争を否定するための論拠だったはずだ。戦後日本における戦争のナラティヴの変容を明らかにする。『シン・ゴジラ』『硫黄島からの手紙』『永遠の0』そして『七人の侍』…。

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ヤジと民主主義

ヤジと民主主義
  • 『ヤジと民主主義』
  • 北海道放送報道部道警ヤジ排除問題取材班
  • ころから
  • 2022.11
  • ISBN: 9784907239657
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月18日取得)

「帰れ!安倍やめろ!」ヤジをとばした聴衆が北海道警察に排除された。この「小さな事件」の深層をしつこく追った地元放送局のドキュメンタリー!

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情報支配社会

情報支配社会
  • 『情報支配社会 : デジタル化の罠と民主主義の危機』
  • ビョンチョル・ハン 著、守博紀 訳
  • 花伝社
  • 2022.11
  • ISBN: 9784763420374
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月18日取得)

AIとアルゴリズムが消費から投票まで干渉し、あらゆる「無駄(コスト)の削減」を図る現代「デジタル」社会。しかしなぜ、「最適化」された空間でフェイクニュース・陰謀論が跋扈し、和解なき議論が延々と続いているのか?ますます「対話」が困難になり、人々が分断されていく「他者性の喪失」の原因を、デジタル化による「権力支配構造」に見出し、その民主主義への影響を特異な感性で分析する。『疲労社会』『透明社会』など全世界でベストセラーを出し続けるドイツ在住哲学者ビョンチョル・ハンによる、コロナ以後最新の「時代診察」!

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宗教を「信じる」とはどういうことか

宗教を「信じる」とはどういうことか
  • 『宗教を「信じる」とはどういうことか』
  • 石川明人 著
  • 筑摩書房
  • 2022.11
  • ISBN: 9784480684394
  • ちくまプリマー新書 ; 415
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月18日取得)

科学の時代に神を信じることは出来るのだろうか?この世に悪があることを宗教はどう説明するのか?宗教は人を善良にしたり、世界を平和にするのか?素朴な疑問を通して、宗教と人間のリアルに迫る。

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分析フェミニズム基本論文集

分析フェミニズム基本論文集
  • 『分析フェミニズム基本論文集』
  • サリー・ハスランガー [ほか] [著]、木下頌子, 渡辺一暁, 飯塚理恵, 小草泰 編訳
  • 慶應義塾大学出版会
  • 2022.11
  • ISBN: 9784766428551
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月18日取得)

本書は、近年盛り上がりを見せる「分析フェミニズム」の重要な論文を紹介する。分析フェミニズムは、英米系の分析哲学と呼ばれる潮流のなかでフェミニズムに関わるさまざまな問いに取り組む分野である。たとえば、「女性」概念をどう定義すべきか、性的なモノ扱いとはどういうことか、マイノリティの声はどのように封じられるのか、トランスジェンダーの人々を抑圧するレトリックの根底にあるものは何か、といった問いが分析哲学の手法を用いて論じられている。本書では、形而上学、認識論、倫理学の主要なトピックから、代表的な論文8本を選定。いずれも海外のフェミニズム哲学の授業で頻繁に講読されている必読論文である。

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領域を超えない民主主義

領域を超えない民主主義
  • 『領域を超えない民主主義 : 地方政治における競争と民意』
  • 砂原庸介 著
  • 東京大学出版会
  • 2022.11
  • ISBN: 9784130301879
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月18日取得)

領域を超える課題になぜ対応できないのか。地方政府は広がる都市の問題を解決できるのか。住民投票は地方の究極の民主主義なのか。日本の地方政治が抱える構造的問題を抉り出し、解決の糸口まで示唆する。

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傷つきやすいアメリカの大学生たち

傷つきやすいアメリカの大学生たち
  • 『傷つきやすいアメリカの大学生たち : 大学と若者をダメにする「善意」と「誤った信念」の正体』
  • グレッグ・ルキアノフ, ジョナサン・ハイト 著、西川由紀子 訳
  • 草思社
  • 2022.12
  • ISBN: 9784794226150
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月18日取得)

立場の異なる論者の講演に対し、破壊と暴力をともなう激しい妨害を行う学生たち。教員の発言の言葉尻を捉えて糾弾し、辞任を求める激しいデモを展開。さらには教授や学部長、学長まどを軟禁し、暴言を浴びせるー。アメリカの大学で吹き荒れるこれら異常事態の嵐は、Z世代の入学とともに始まった。彼らはなぜ、そのような暴挙を振るうのか?言論の自由・学問の自由を揺るがす現象の実態と背景、さらには対策までを示して高く評価された全米ベストセラーがついに邦訳。キャンセルカルチャー、ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)問題を知るための必読書。

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金融人類学への誘い

金融人類学への誘い
  • 『金融人類学への誘い : トレーダーたちの日本と夢の終わり』
  • 宮崎広和 著、木村周平, 深田淳太郎, 早川真悠, 高野さやか 訳
  • 水声社
  • 2022.11
  • ISBN: 9784801006737
  • 〈叢書〉人類学の転回
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

アービトラージに夢を託し、その終焉に自らの人生を重ねる金融トレーダーと人類学者との邂逅が生み出した最高峰のモノグラフ。

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失業を埋めもどす

失業を埋めもどす
  • 『失業を埋めもどす : ドイツ社会都市・社会国家の模索』
  • 森宜人 著
  • 名古屋大学出版会
  • 2022.11
  • ISBN: 9784815811037
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

失業はいかにして社会政策の中心課題になったのか。繰り返し大量失業に悩まされたドイツにおいて、都市が国家に先駆けてセーフティネット構築をはかる姿を初めて解明、慈善団体や国家との対抗/連携の過程も鮮やかに捉えて、労働をめぐるモダニティの大転換を、現代も視野に描き出す。

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社会関係資本

社会関係資本
  • 『社会関係資本 : 現代社会の人脈・信頼・コミュニティ』
  • ジョン・フィールド 著、佐藤智子, 西塚孝平, 松本奈々子 訳
  • 明石書店
  • 2022.11
  • ISBN: 9784750354408
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

社会の格差はどこからくるのか?それを克服する展望は?人々の関係性に着目してこの問題に接近する「社会関係資本」概念。パットナムやブルデュ、コールマンなどの先駆的な業績からこの概念を紐解き、人脈や信頼が持つ正と負の影響力、デジタル時代の新たな動向も踏まえ、この概念の全体像を描き出す入門書。

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蛇と梯子

蛇と梯子
  • 『蛇と梯子 : イギリスの社会的流動性神話』
  • セリーナ・トッド [著]、近藤康裕 訳
  • みすず書房
  • 2022.11
  • ISBN: 9784622095415
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

「どんな来歴の持ち主であれトップにのぼりつめる機会は与えられている」(マーガレット・サッチャー)。「社会的流動性こそがイギリス的生活の主要要因とみなしたい」(トニー・ブレア)。パイオニア世代からミレニアル世代まで19世紀末から20世紀末にかけて生まれた7つの世代の証言をたどりつつ、英国会社の特徴と謳われた「社会的流動性」とメリトクラシー社会の実相を探る。エゴドキュメントで読みとくイギリス現代史。

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AIと白人至上主義

AIと白人至上主義
  • 『AIと白人至上主義 : 人工知能をめぐるイデオロギー』
  • ヤーデン・カッツ、庭田よう子 訳
  • 左右社
  • 2022.11
  • ISBN: 9784865283488
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

軍事プロジェクトとの連携、監視社会と黒人の大量収監、先住民の土地を奪い、資金調達。人種、ジェンダー、階級ー白人男性を中心に進められてきたAI開発が隠してきたイデオロギー。

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人権の世界史

人権の世界史
  • 『人権の世界史』
  • ピーター・N.スターンズ 著、上杉忍 訳
  • ミネルヴァ書房
  • 2022.11
  • ISBN: 9784623092185
  • ミネルヴァ世界史〈翻訳〉ライブラリー ; 2
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

本書は、一八世紀に欧米で現れた人権概念の現代までの世界史を鳥瞰する。「普遍的人権」概念は様々な抵抗を受けつつ拡張と収縮を繰り返してきた。世界貿易と資本主義の拡張に伴い、「普遍的人権」概念を他地域に押しつける植民地主義的人権論は、反動を引き起こしつつも、西欧からその他地域へと広がってきた。子供、女性、同性愛者、環境保持の権利等「新しい人権」概念も含め、その成立と展開、変容を辿る。

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戦争の世界史

戦争の世界史
  • 『戦争の世界史』
  • マイケル・S.ナイバーグ 著、稲野強 訳
  • ミネルヴァ書房
  • 2022.11
  • ISBN: 9784623094233
  • ミネルヴァ世界史〈翻訳〉ライブラリー ; 1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

本書が扱うのは過去二五〇〇年にわたる戦争の歴史である。その間に起こった幾多の戦争のうち、とくに歴史的転換点を画した重大な戦闘を取り上げ、その世界史的な意味を読者に問う。考察の対象はグローバル時代の研究状況を踏まえ、西洋中心ではなく、カナダ、アフリカ、日本、ヴェトナム、ソ連、トルコなどの戦場に及ぶ。そこで非西洋社会が世界全体に与えた衝撃の大きさを強調すると共に、現代史学における重要な方向性を指し示す。

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「社会正義」はいつも正しい

「社会正義」はいつも正しい
  • 『「社会正義」はいつも正しい : 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』
  • ヘレン・プラックローズ, ジェームズ・リンゼイ 著、山形浩生, 森本正史 訳
  • 早川書房
  • 2022.11
  • ISBN: 9784152101877
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

「男性の肛門を性具で貫くことでトランスフォビアを治す」、フェミニズムの用語で書き換えたヒトラー『わが闘争』等、著者らが学術誌に投稿したデタラメ論文20本中7本が査読を通過したー。現代世界を席捲する「社会正義」その根拠を問う。

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政治的身体とその〈残りもの〉

政治的身体とその〈残りもの〉
  • 『政治的身体とその〈残りもの〉』
  • ジャコブ・ロゴザンスキー 著、松葉祥一 編訳、本間義啓 訳
  • 法政大学出版局
  • 2022.11
  • ISBN: 9784588011511
  • 叢書・ウニベルシタス ; 1151
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

国家を含むすべての共同体が、なぜ、自らを人間の身体として形象化し、さらには、なぜ、自らの内部にホモ・サケル、不可触賎民、部落民、「内部の敵」といった残余、“残りもの”、おぞましいものを作り出し、それらを排除しつつも含み込むのか。現在最も注目されている哲学者が、デリダと民主主義、メルロ=ポンティと肉の共同体、今日のエピデミックの経験などとともに、ラディカルに「政治的身体論」を展開する。

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ハッピークラシー

ハッピークラシー
  • 『ハッピークラシー : 「幸せ」願望に支配される日常』
  • エドガー・カバナス, エヴァ・イルーズ [著]、高里ひろ 訳
  • みすず書房
  • 2022.11
  • ISBN: 9784622095491
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月15日取得)

「ハッピクラシー」は「幸せHappy」による「支配ーcracy」を意味する造語。誰もが「幸せ」をめざすべき、「幸せ」なことが大事ー社会に溢れるこうしたメッセージは、人びとを際限のない自己啓発、自分らしさ探し、自己管理に向かわせ、問題の解決をつねに自己の内面に求めさせる。それは社会構造的な問題から目を逸らさせる装置としても働き、怒りなどの感情はネガティブ=悪と退けられ、ポジティブであることが善とされる。新自由主義経済と自己責任社会に好都合なこの「幸せ」の興隆は、いかにして作られてきたのか。フランス発ベストセラー待望の翻訳。

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