ヘーゲル承認論の射程

  • 『ヘーゲル承認論の射程 : 格差・分断の時代に抗して』
  • 高田純 著
  • こぶし書房
  • 2023.6
  • ISBN: 9784875593720
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月4日取得)

「承認」のアクチュアリティ。ヘーゲルによれば相互承認とは、生活を支え合うなかで、自他をパートナーとして認め、処遇し合うという深く広い意味を持つ。その実現の場は家族、経済、国家の人倫的諸関係であり、これらはケア、連帯、福祉を含む。社会的な差別、格差、排除が深刻化するなかで「承認」論の意義を問い直す。

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リスク&チョイス

  • 『リスク&チョイス : 人の意思はいかにして決まるのか』
  • ジョージ・G.スピーロ 著、奥井亮 監訳、西村健太郎 訳
  • ニュートンプレス
  • 2023.6
  • ISBN: 9784315527049
  • ニュートン新書
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月4日取得)

人は意識的にも無意識的にも,常に何をすべきか,どうするべきか「決定」しながら行動をしており,決して合理的とはいえない決定を下すこともあります。 本書は「人はいかにして意思を決めるのか」を解明するために科学者たちが提唱してきた,さまざまな理論を18世紀までさかのぼって紹介。数々の理論が生まれてきた過程を科学者たちの豊富なエピソードとともに描きます。 確率論やゲーム理論はいかにして生まれたのか? その …

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アメリカの家庭と住宅の文化史

  • 『アメリカの家庭と住宅の文化史 : 家事アドバイザーの誕生』
  • サラ・A・レヴィット 著、岩野雅子, 永田喬, エィミー・D・ウィルソン 訳
  • 彩流社
  • 2014.3
  • ISBN: 9784779120015
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月4日取得)

システム・キッチンの原型を作ったキャサリン・ビーチャー(1800〜78)から、現代のカリスマ、マーサ・スチュアート(1941〜)まで、有名無名の「家事アドバイザー」の提案に呼応して、アメリカの「家庭」は形づくられてきた。1850年〜1950年までの「家事アドバイス本」の系譜を辿り、アメリカの家庭と住宅を「文化史」の視点から再考する。

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「戦前歴史学」のアリーナ

  • 『「戦前歴史学」のアリーナ : 歴史家たちの一九三〇年代』
  • 歴史学研究会 編、加藤陽子 責任編集
  • 東京大学出版会
  • 2023.5
  • ISBN: 9784130230827
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月3日取得)

戦後歴史学が批判すべき対象としていた「戦前」の歴史学について、その出発点を1930年代に生まれた新しい歴史学の潮流のなかに見出す。多様な歴史学が興隆するなか、そこで生まれた歴史学研究会と、それを牽引した歴史家たちがたどった戦中・戦後も射程に入れて、現代の歴史学が切りひらく視座を提示する。

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まんが原作・原論

  • 『まんが原作・原論 : 理論と実践』
  • 大塚英志 著
  • 星海社
  • 2023.5
  • ISBN: 9784065319222
  • 星海社新書 ; 259
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月3日取得)

無限の物語を生み出し、世界を構築するための新しいまんが制作論! メディアミックスの現場で、ますます必要とされる「まんが原作」。これまで、広く知られることもなく、批評されることもなかった“まんが原作制作”のすべてを、まんが原作の第一人者・大塚英志が徹底解剖。理論編では、中上健次や梶原一騎のまんが原作を取り上げ、原作者の思考を「未然の文芸」「否定的媒介」といったキーワードで鮮やかに分析。実践編では、「 …

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プルードンの社会革命論

  • 『プルードンの社会革命論』
  • 阪上孝 著
  • 平凡社
  • 2023.5
  • ISBN: 9784582769418
  • 平凡社ライブラリー ; 941
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月3日取得)

いま広く深く関心を集めながらなお曲解にさらされるプルードンの思想。1848年革命など情況の文脈を参照して明解にその核心をつかみ、反国家と連合の思想の現代的意義をとらえる。

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BL研究者によるジェンダー批評入門

  • 『BL研究者によるジェンダー批評入門 : 言葉にならない「モヤモヤ」を言葉で語る「ワクワク」に変える、表象分析のレッスン』
  • 溝口彰子 著
  • 笠間書院
  • 2023.6
  • ISBN: 9784305709899
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月3日取得)

紀伊國屋じんぶん大賞2023 第1位 『布団の中から蜂起せよ』高島鈴さん応援! 【概 要】 本書は、映画やドラマ、漫画やアニメ、現代アートなどビジュアル要素のある作品を、「ジェンダーの視点」で批評してみようとお誘いする本です。 「なんかモヤモヤした!」「すごくかっこよかった!」といった感想から一歩踏み込んで、「なぜモヤモヤしたのか」「どのようにカッコいいと感じたのか」を言語化してみると、「作品を見 …

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僕らはそれに抵抗できない

  • 『僕らはそれに抵抗できない : 「依存症ビジネス」のつくられかた』
  • アダム・オルター 著、上原裕美子 訳
  • ダイヤモンド社
  • 2019.7
  • ISBN: 9784478067307
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月3日取得)

プロローグ 自分の商品でハイになるなーージョブズと売人に共通する教え 第1部 新しい依存症「行動嗜癖」とは何か 第1章 物質依存から行動依存へーー新しい依存症の始まり 第2章 僕らはみんな依存症ーー何が人を依存させるのか 第3章 愛と依存症の共通点ーー「やめたいのにやめられない」の生理学 第2部 新しい依存症をもたらす(または人を依存症に陥れる)6つのレシピ 第4章 目標ーー数値に追い立てられる人 …

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患者の話は医師にどう聞こえるのか

  • 『患者の話は医師にどう聞こえるのか : 診察室のすれちがいを科学する』
  • ダニエル・オーフリ [著]、原井宏明, 勝田さよ 訳
  • みすず書房
  • 2020.11
  • ISBN: 9784622089513
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月31日取得)

現代医学はMRI、PETスキャンなどのハイテク機器に夢中だが、最大にして最良の診断ツールは医師と患者の会話だ。有史以来、会話がもっとも病気を発見してきたのだ。 だが、患者が「しゃべった」ことと医師が「聞いた」ことは、どんなときも、いともたやすく別のストーリーになる可能性を秘めている。 症状を伝えたい一心の患者は、一刻も早く医師に言い分を主張したい。一方、つねに数多くのタスクを抱えながら、効率を上げ …

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法と感情の哲学

  • 『法と感情の哲学』
  • スーザン・バンディズ 編、橋本祐子 監訳・訳、小林史明, 池田弘乃 訳
  • 勁草書房
  • 2023.5
  • ISBN: 9784326404223
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月27日取得)

「法」の世界から「感情」は排されなければならないのか?「法と感情」研究という新たな分野を確立した記念碑的論文集。 「法=理性」か、「感情」か。この二項対立から脱却し、「法と感情」研究が生まれた。本書は法と感情が相互浸透する関係性に照準を定め、ヌスバウム、ソロモン、ポズナー、ミノウといった錚々たる論客が、怒り、嫌悪、羞恥心、復讐心、ロマンティック・ラブなどの感情を多角的に考察する。法と感情の関わりを …

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AIの政治哲学

  • 『AIの政治哲学』
  • M.クーケルバーク [著]、直江清隆 訳者代表
  • 丸善出版
  • 2023.6
  • ISBN: 9784621308257
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月27日取得)

AI倫理と同様に、不平等・民主主義・権力・ポストヒューマニズムに関する問題に焦点を当て、人工知能を理解する上で社会的・政治的理論の重要性を提示。前著同様、AIに対する単なる警告や安易な非難を超え、AIの政治についてどう語ればいいのかを分かりやすく、かつ前著よりも掘り下げて解説。人工知能は本質的に政治的であり、人々が関心を寄せる人種差別、気候変動、民主主義と監視社会などの政治問題は、AIをはじめとす …

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臨床現場のもやもやを解きほぐす緩和ケア×生命倫理×社会学

臨床現場のもやもやを解きほぐす 緩和ケア×生命倫理×社会学
  • 『臨床現場のもやもやを解きほぐす緩和ケア×生命倫理×社会学』
  • 森田達也, 田代志門 著
  • 医学書院
  • 2023.6
  • ISBN: 9784260050555
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月27日取得)

患者は余命を知りたいのに、家族が反対するのはなぜ? 患者が頑なに貫いてきた面会拒否は、亡くなった後も続けるべき? 緩和ケアの日常臨床は、答えに辿りつかない「もやもや事例」に満ちている。 悩める緩和ケア医・森田達也と、生命倫理学者兼社会学者・田代志門によるリアルな往復書簡が、臨床のもやもやを解きほぐす! 文系×理系の視点で「それでどうするの?」から「なんでそうなるの?」までを考える、ゆるくて深い越境 …

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