家族10

「イクメン」を疑え!

「イクメン」を疑え!
  • 『「イクメン」を疑え!』
  • 関口洋平 著
  • 集英社
  • 2023.4
  • ISBN: 9784087212617
  • 集英社新書 ; 1161
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年5月9日取得)

その神話はいま、解体されるー。『クレイマー、クレイマー』などの人気映画にひそむ罠とは?新進気鋭のアメリカ研究者が「イクメン」の文化的イメージを斬る。

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親密圏と公共圏の社会学

親密圏と公共圏の社会学
  • 『親密圏と公共圏の社会学 : ケアの20世紀体制を超えて』
  • 落合恵美子 著
  • 有斐閣
  • 2023.3
  • ISBN: 9784641174856
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年3月23日取得)

「成熟社会」にふさわしい社会システム構築のために、社会と社会科学から排除された生とケアを取り戻し、「生を包摂する」総合的な社会理論を構築する。歴史的・人口学的・アジア的視点による一貫性のある理論的枠組みで初めて明らかになる落合社会学の全体像。

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「母になること」の社会学

「母になること」の社会学
  • 『「母になること」の社会学 : 子育てのはじまりはフェミニズムの終わりか』
  • 村田泰子 著
  • 昭和堂
  • 2023.3
  • ISBN: 9784812222126
  • 関西学院大学研究叢書 ; 第252編
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月24日取得)

女性は子どもを産んだら、子ども中心に生きる存在になるの?母性信仰や三歳児神話など、「子育て母親がするもの」という世間からの圧力を感じながら、保育所に子どもを預ける女性たち。彼女たちは託児実践をつうじて、何を受け入れ、何に挑んでいたのだろうか?母親、保育施設スタッフの両者の聞き取り調査を通して、フェミニズムの視点から捉える。

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スヴェンスカ・ヘムの女性たち

スヴェンスカ・ヘムの女性たち
  • 『スヴェンスカ・ヘムの女性たち : スウェーデン「専業主婦の時代」の始まりと終わり』
  • 太田美幸 著
  • 新評論
  • 2023.3
  • ISBN: 9784794812353
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月19日取得)

ジェンダー平等への道のりを日常生活の目線から描く。「スヴェンスカ・ヘム」とは、20世紀初頭に女性たちが結成した消費協同組合の名称で、「スウェーデンの家」という意味だ。食料品店を経営していたこの協同組合は、女性の政治参加と家事労働をつなぐ結節点として象徴的な意味をもっている。今でこそスウェーデンはジェンダー平等の先進国と目されているわけだが、かつての女性の社会的位置づけは日本とさほど変わらず、1930年代から1950年代は既婚女性の圧倒的多数が専業主婦だった。そして、この時代につくられた「丁寧な暮らし」のイメージが、いま再び脚光を浴びている。ジェンダー平等への挑戦という歴史のなかで、「専業主婦の時代」は何を残したのか。

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イギリス家族政策はどう変わったのか

イギリス家族政策はどう変わったのか
  • 『イギリス家族政策はどう変わったのか : 子育て・貧困と政府の役割』
  • N. アイゼンシュタット, C. オッペンハイム、宮本章史 訳
  • 日本経済評論社
  • 2023.2
  • ISBN: 9784818826274
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月20日取得)

子ども、家族の貧困を削減し、親子の安定した生活を支えるには?人種、文化、ジェンダーとともに、家族の形も多様化する英国社会。直近20年間の家族政策の変遷から日本への示唆を探る好著。

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「おふくろの味」幻想

「おふくろの味」幻想
  • 『「おふくろの味」幻想: 誰が郷愁の味をつくったのか』
  • 湯澤規子
  • 光文社
  • 2023年01月18日頃
  • ISBN: 9784334046477
  • シリーズ: 光文社新書

肉じゃが?ポテサラ?オムライス?「おふくろの味」の正体とはー?無性に食べたくなる時もあれば、揉め事の火種にもなる。誰もが一度は聞いたことがあるのに正体不明の「味」の謎ー。

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家族変動と子どもの社会学

家族変動と子どもの社会学
  • 『家族変動と子どもの社会学: 子どものリアリティ/子どもをめぐるポリティクス』
  • 野辺陽子/編著、元森絵里子/著、野田潤/著、日比野由利/著、三品拓人/著、根岸弓/著
  • 新曜社
  • 2022/12/20
  • ISBN: 9784788517950

子どもは、家族の個人化や自身の準主体化、「子どものため」の制度、実践、価値観をいかに経験しているか。そのリアリティとポリティクスを、離婚、生殖技術、児童養護施設、児童虐待の事例から明らかにし、親子関係・ケアの理論に新たな論点を示す。

-- 家族変動と子どもの社会学 野辺 陽子(編著) - 新曜社 | 版元ドットコム

最小の結婚 エリザベス・ブレイク(著/文) - 白澤社 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784768479780

そもそも「結婚」は、一夫一妻で、排他的で、夫と妻がそれぞれの役割を永続的に責任をもって担わなければならないとされていることに、十分な理由はあるのだろうか、それは善き生の役に立つのだろうか、と著者は問う。本書の伝統的な結婚のイメージから脱却する新たな制度としての「最小結婚」という刺激的な主張は、近年、日本でも注目されている同性婚をめぐる承認の問題や、フェミニズム・ケア論、クィア理論にかかわる家族のあり方の議論に新たな論点を提供するだろう。結婚について哲学的に考察した初めての書。

エリザベス・ブレイク(著)、久保田裕之(監修・翻訳)、羽生有希/藤間公太/本多真隆/佐藤美和/松田和樹/阪井裕一郎(翻訳)。

結婚の自由 植村 恒一郎(著/文) - 白澤社 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784768479919

婚姻制度は、国が法的・経済的・社会的手当を配分する制度である。米国のフェミニスト哲学者エリザベス・ブレイクはその著書『最小の結婚』で、「結婚」によってもたらされる公的支援は全ての人にアクセス可能でなければならないとして、ケア関係を柱とする「最小結婚」を提唱した。

本書は、この「最小結婚」をもとに、7人の執筆者(植村恒一郎、横田祐美子、深海菊絵、岡野八代、志田哲之、阪井裕一郎、久保田裕之)が「結婚」について哲学的・政治学的・社会学的に考察した刺激的な論集である。

「結婚」とは何か。婚姻制度は必要か否か、改革は可能か。家族のあり方は特定の宗教や伝統といわれるものによる理想型から自由になれるか。「結婚」について考える全ての人のための一冊。

植村恒一郎/横田祐美子/深海菊絵/岡野八代/志田哲之/阪井裕一郎/久保田裕之(著)。