文化16

文化的持続可能性とは何か

  • 『文化的持続可能性とは何か : 文化のゆるやかな共鳴を捉えるために』
  • 原知章 編著、松田俊介, 酒井貴広, 都築由理子, 大澤誠, 山越英嗣 著
  • ナカニシヤ出版
  • 2023.8
  • ISBN: 9784779517280
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年4月12日取得)

経済・社会・環境を文化から問い直す、 日本の事例に基づくポストSDGs時代の人文学論集! 人類学、民俗学、考古学を横断しながら、資本主義・消費社会の網目に完全には絡めとられない余白を見出し、生活空間を主体的かつ自律的に維持・運営するための文化を持続させる人々の営みを描き出す ●執筆者紹介(執筆順、*は編著者) 原 知章*(はら ともあき) 早稲田大学 人間科学学術院 教授 担当:序章 松田俊介(ま …

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コーヒーと日本人の文化誌

  • 『コーヒーと日本人の文化誌 : 世界最高のコーヒーが生まれる場所』
  • メリー・ホワイト 著、有泉芙美代 訳
  • 創元社
  • 2023.8
  • ISBN: 9784422210209
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年4月10日取得)

日本で最初の喫茶店「可否茶館(かひさかん)」が開店したのは、政治や社会、都市が大きく変貌を遂げつつあった明治の中頃、1888年のことである。コーヒー自体は、それよりさらに200年ほど前にすでに日本に伝わっており(薬としても)飲まれていたようだが、コーヒーを近代的な都市生活の中に取り込み、人びとの日々の暮らしと文化の拠り所として定着させたのは、「可否茶館」の創業者である鄭永慶(ていえいけい)だと言わ …

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戦時下の〈文化〉を考える

  • 『戦時下の〈文化〉を考える : 昭和一〇年代〈文化〉の言説分析』
  • 松本和也 著
  • 思文閣出版
  • 2023.8
  • ISBN: 9784784220618
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年4月8日取得)

昭和戦前期、〈文化〉はどのように語られ、いかなる意味を担っていたのか──。 日中戦争開戦前、フランスを中心とする思想にアクセスできる文学者や哲学者にとって、〈文化〉は迫り来るファシズムに抵抗するための根拠だった。それからわずか数年、〈文化〉は多くの国民が関わり、太平洋戦争を支える旗印となっていった。本書では、この「文化の擁護」から「文化の建設」へと至る歴史的転回を、当時の膨大な言説の分析から検証し …

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戦時下日本の娯楽政策

  • 『戦時下日本の娯楽政策 : 文化・芸術の動員を問う』
  • 戸ノ下達也 著
  • 青弓社
  • 2023.8
  • ISBN: 9784787221001
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月22日取得)

帝国議会や各種委員会の議事録、文部省、内務省、警視庁、内閣情報部の資料、新聞報道などの史料を丹念に掘り起こし、国民精神総動員運動や厚生運動の内実、決戦非常措置要綱の狙いや背景などを解説して、戦時下の娯楽政策の全容と変遷を明らかにする。 はじめに 第1章 戦時期の娯楽認識 1 日中戦争期に至る娯楽政策 2 権田保之助の地方娯楽への意識 3 社会教育としての娯楽政策 4 文部省の地方娯楽調査 5 朝日 …

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文化メディアシオン

  • 『文化メディアシオン : 作品と公衆を仲介するもの』
  • ブリュノ・ナッシム・アブドラ, フランソワ・メレス 著、波多野宏之 訳
  • 白水社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784560510599
  • 文庫クセジュ ; 1059
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月1日取得)

メディアシオンという言葉は、中世において、人と、人が近づくことのできない存在をとりもつ際に使われ、司祭やシャーマン、預言者は仲介者(メディアトゥール)と呼ばれた。1990年代半ばになると、この言葉は文化面でも使われ始め、2002年のフランスのミュゼに関する法律の改革計画に、「文化メディアトゥール」という名称が現れる。 美術館、博物館、歴史的建造物の展示パネルやオーディオガイド、劇場での字幕解説や …

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アメリカの家庭と住宅の文化史

  • 『アメリカの家庭と住宅の文化史 : 家事アドバイザーの誕生』
  • サラ・A・レヴィット 著、岩野雅子, 永田喬, エィミー・D・ウィルソン 訳
  • 彩流社
  • 2014.3
  • ISBN: 9784779120015
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月4日取得)

システム・キッチンの原型を作ったキャサリン・ビーチャー(1800〜78)から、現代のカリスマ、マーサ・スチュアート(1941〜)まで、有名無名の「家事アドバイザー」の提案に呼応して、アメリカの「家庭」は形づくられてきた。1850年〜1950年までの「家事アドバイス本」の系譜を辿り、アメリカの家庭と住宅を「文化史」の視点から再考する。

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「若者の読書離れ」というウソ

  • 『「若者の読書離れ」というウソ : 中高生はどのくらい、どんな本を読んでいるのか』
  • 飯田一史 著
  • 平凡社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784582860306
  • 平凡社新書 ; 1030
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月31日取得)

この二〇年間で、小中学生の平均読書冊数はV字回復した。そうしたなか、なぜ「若者は本を読まない」という事実と異なる説が当たり前のように語られるのだろうか。各種データと実際に読まれている本から、中高生が本に求める「三大ニーズ」とそれに応える人気の本の「四つの型」を提示する。今、中高生は何を好んで読んでいるのか?若者の読書についての「思い込み」を打ち破る。

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ポップ・カルチャー批評の理論

  • 『ポップ・カルチャー批評の理論 : 現代思想とカルチュラル・スタディーズ』
  • ジョン・ストーリー、鈴木健, 越智博美 訳
  • 小鳥遊書房
  • 2023.12
  • ISBN: 9784867800140
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月6日取得)

現代思想を通して理解できる。英米文学、コミュニケーション学、社会学、言語文化論を学ぶ学生に最適!英国カルチュラル・スタディーズの大家による世界的ベストセラー、待望の翻訳書刊行!

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文化遺産

  • 『文化遺産(ヘリテージ)といかに向き合うのか : 「対話的モデル」から考える持続可能な未来』
  • ロドニー・ハリソン 著、木村至聖, 田中英資, 平井健文, 森嶋俊行, 山本理佳 訳
  • ミネルヴァ書房
  • 2023.3
  • ISBN: 9784623095476
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月5日取得)

「増え続ける文化遺産に私達はどう向き合えばよいのか」。「過去のための文化遺産か、未来のための文化遺産か」。「そもそも文化遺産とは何なのか」。これらの問いの先にある、文化遺産の“持続可能な”未来を考える鍵=「対話的モデル」を本邦で初めて本格的に紹介。世界各地の事例をもとに思想と実践を有機的に結びつけた必読書。

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ちんどん屋の響き

ちんどん屋の響き
  • 『ちんどん屋の響き : 音が生み出す空間と社会的つながり』
  • 阿部万里江 著、輪島裕介 訳
  • 世界思想社
  • 2023.3
  • ISBN: 9784790717805
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年3月4日取得)

通り抜ける音が、巷の情動に響きわたる。数十年の停滞ののち再起した、路上の巡回広告業ちんどん屋。大阪の路地裏、震災後の仮設住宅、脱原発の抗議集会など、様々な場に集う情緒、力、関係が、ヒビキによってあらわになる。初のちんどん屋研究書。

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消費と労働の文化社会学

消費と労働の文化社会学
  • 『消費と労働の文化社会学 : やりがい搾取以降の「批判」を考える』
  • 永田大輔, 松永伸太朗, 中村香住 編著
  • ナカニシヤ出版
  • 2023.1
  • ISBN: 9784779516900
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月8日取得)

労働の変化を問い直しながら、さまざまな現代の消費文化と関わる労働を描きだし、外在的な批判を超える多様な「批判」のあり方を考える。

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グローバル化する寿司の社会学

グローバル化する寿司の社会学
  • 『グローバル化する寿司の社会学 : 何が多様な食文化を生み出すのか』
  • 王昊凡 著
  • ミネルヴァ書房
  • 2023.2
  • ISBN: 9784623094622
  • MINERVA社会学叢書 ; 63
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月10日取得)

本書は中国・上海に展開する寿司店へのインタビュー調査を基に、現地に適応するかたちで独自の発展を遂げる寿司文化を描き出す。従来、グローバル化は「マクドナルド化」すなわち画一化現象として記述されてきたが、上海の事例から見えてくるのは多様性を内包したグローバル化という現実であり、本書ではこれを生み出す社会的条件を探っていく。グローバル化への見方に転換を迫る意欲的研究の成果。

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