プライバシーこそ力

  • 『プライバシーこそ力 : なぜ、どのように、あなたは自分のデータを巨大企業から取り戻すべきか』
  • カリッサ・ヴェリツ 著、平田光美, 平田完一郎 訳
  • 花伝社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784763420749
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月15日取得)

まさにいま、あなたのすべて(あなたの住所・電話番号・配偶者や子どもの有無・銀行口座・健康状態・友人関係・性的指向・次にあなたが何をしようとしているかまで)が巨大IT企業と政府につかまれているかもしれない。 若きオックスフォード大学の俊英がわかりやすく解説する「監視資本主義」の脅威と解決策 英エコノミスト誌が選ぶ2019年ベストブック選出! 序章 第1章 データに飢えたハゲタカ 第2章 プライバシー …

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高等女学校と女性の近代

  • 『高等女学校と女性の近代』
  • 小山静子 著
  • 勁草書房
  • 2023.6
  • ISBN: 9784326654413
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月15日取得)

明治期?終戦直後に存在した高等女学校とは、いかなる特徴をもち、その教育はどのようなものだったのか。資料を分析し詳細に紐解く。 女子の中等教育機関として近代日本に存在した高等女学校とは、いかなる学校だったのか。また、良妻賢母教育の内実をめぐって、どんな議論が行われ、どのような教育が実施されたのか。資料を基に、ジェンダー化された教育制度や教育内容を明らかにしつつ、女性が教育を受けることの意味、ひいては …

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「玉音」放送の歴史学

「玉音」放送の歴史学
  • 『「玉音」放送の歴史学 : 八月一五日をめぐる権威と権力』
  • 岩田重則 著
  • 青土社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784791775675
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月14日取得)

天皇の大恩か、権力の発動か 日本の近現代史のなかでもっとも有名なラジオ放送。ここで流された昭和天皇の声がアジア太平洋戦争終結を国民に告げた。この放送はなぜ必要だったのか。「御前」会議や原爆にかかわるメディアの報道、当時の人びとの肉声にいたるまでさまざまな文献資料を詳細にひもとくと、明治憲法体制における天皇とはいかなる存在か、そして「玉音」放送とはいったい何だったのかが明らかになる。これまで触れられ …

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鏡のなかの自己

鏡のなかの自己
  • 『鏡のなかの自己 : ミラーテストと「自己認知」の歴史』
  • カーチャ・グンター 著、飯嶋貴子 訳
  • 青土社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784791775651
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月14日取得)

鏡に写った姿を自分だと認識できるのは人間だけなのだろうか? 19世紀後半以降、科学者たちは人間・幼児・動物・ロボットを鏡の前に立たせ、自己認識の兆候を探ろうとしてきた。鏡は私たちが人間であると言える要因を探る可能性のある手段として機能してきたからだ。そして、人間を人間たらしめるものは何かと言う疑問に答えるため、精神医学・精神分析学・発達心理学・サイバネティックス・文化人類学・神経科学を専門とする研 …

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医学が子どもを見出すとき

  • 『医学が子どもを見出すとき : 孤児、貧困児、施設児と医学をめぐる子ども史』
  • 土屋敦, 野々村淑子 編著
  • 勁草書房
  • 2023.7
  • ISBN: 9784326603626
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月24日取得)

18?20世紀にかけ規範的な子ども像が確定していくプロセスに医学がいかに関与したかを問う、「逸脱」と医学をめぐる子ども史。 貧困階層における生殖・再生産への医療的介入、子ども司法や貧児、孤児などの処遇に医療はどのようにかかわってきたのか。フロイト派の展開や知能検査などの心理学・児童精神医学上のツールの展開は「逸脱児」のラベリングにどう寄与したのか──子どもと発達に介在する医学のあり方の編年史を子ど …

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大相撲の社会学

  • 『大相撲の社会学 : 力士のライフコースから相撲部屋の社会構造まで、スポーツ社会学から考察する』
  • 生沼芳弘
  • 22世紀アート
  • 2023.6
  • ISBN: 9784888772402
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月24日取得)

江戸時代の勧進相撲がプロ化する過程に形成され、師匠である親方とその弟子による生活共同体である「相撲部屋」。この世界でも類を見ない制度はいかなる特質、いかなる社会構造を持っているのかーー伝統的な大相撲の世界を「部屋制度」と「家」の枠組みから捉え、実際に高砂部屋で2年にわたり力士たちと寝食を共にしてフィールドワークを重ねた自身の先行研究をもとに、ライフコースをはじめとする社会学的な切り口で考察したユ …

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シリーズ歴史総合を学ぶ 3

  • 『シリーズ歴史総合を学ぶ 3 世界史とは何か : 「歴史実践」のために』
  • 岩波書店
  • 2023.6
  • ISBN: 9784004319191
  • 岩波新書 新赤版 ; 1919
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月24日取得)

教員七年目、松本サリン事件の現場から近い高校に転勤した著者が生徒たちと模索した教育実践、歴史総合の授業を充実させるための作戦(方法)を経て、学習指導要領の内容とはかなり異なる授業プラン、「世界史の学び方一〇のテーゼ」まで。国民国家とは何かを掘り下げ、世界史とは何かを探究し、自分を磨く特別授業。 はじめに 第1講 私たちの誰もが世界史を実践している 1 どうしても世界史を学びたかった経験 2 私たち …

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揺らぐ中間層と福祉国家

  • 『揺らぐ中間層と福祉国家 : 支持調達の財政と政治』
  • 高端正幸, 近藤康史, 佐藤滋, 西岡晋 編
  • ナカニシヤ出版
  • 2023.7
  • ISBN: 9784779517495
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月22日取得)

中間層が縮小するなかで、福祉国家はどこに向かうのか。 日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンの6カ国について、財政学と政治学の観点から考察する。 ●著者紹介 高端正幸(たかはし まさゆき) 東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(経済学)。埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授。財政学、地方財政論。『福祉財政』(共編著、ミネルヴァ書房、2018年)、『財政学の扉をひ …

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生まれつき男社会に服従する女はいない

  • 『生まれつき男社会に服従する女はいない』
  • マノン・ガルシア [著]、横山安由美 訳
  • みすず書房
  • 2023.7
  • ISBN: 9784622096146
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月22日取得)

「完全に自立した筋金入りのフェミニストの女性ですら、ふと気がつくと、男の征服者然とした眼差しを好ましく思ったり、パートナーの腕のなかで言いなりの存在になることを欲したり、目立った華々しい活動よりもこまごまとした家事──かいがいしくリネン類を畳んだり、家族のために見栄えの良い朝食を用意したりすること──を好ましく感じている。このような願望、このような喜びは、はたして女の自立と両立可能なのだろうか」( …

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鉄道と国家

鉄道と国家 ─「我田引鉄」の近現代史 新装改訂版
  • 『鉄道と国家 : 「我田引鉄」の近現代史』
  • 小牟田哲彦 著
  • 交通新聞社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784330044231
  • 交通新聞社新書 ; 172
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月22日取得)

日常の移動手段として利用される鉄道は必ず目的があって造られたが、その背景には「政治」「国家」という大きなベクトルが関わっている。当書は、その関わりをキーワードに多くの事例を取り上げ、より実感的に解説。中央集権、戦争、利便、災害復旧、国際協力など、鉄道が関わってきた役割の重要な一断面を通し、日本の近現代史を体系的に浮き彫りにする。 改訂新版まえがき 第1章 鉄道は国家百年の大計 第2章 日本の鉄道を …

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否認された共同体

否認された共同体
  • 『否認された共同体』
  • ジャン-リュック・ナンシー 著、市川崇 訳
  • 月曜社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784865031706
  • 叢書・エクリチュールの冒険
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月20日取得)

晩年の思想的到達点。1980年代、バタイユに触発されてナンシーは『無為の共同体』を刊行し、ブランショは『明かしえぬ共同体』でナンシーに応答した。30年後、ナンシーはバタイユを再び取り上げつつ、亡きブランショへ本書で問いかける。コミュニズムの地平の彼方へと、ナンシーの共同体論は新たに歩み出る。本書をめぐるジェローム・レーブルとの対談を付す。

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完全性概念の基底

  • 『完全性概念の基底 : ヨーロッパの教育概念史』
  • 田中智志 著
  • 東信堂
  • 2023.6
  • ISBN: 9784798918365
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月20日取得)

ヨーロッパ近代教育思想の根源でもある人間の「完全性」。初期キリスト教思想に由来するこの概念には、神との交わりや他者とのつながりなど、人間が生きるための力動の「存在」があった。カルヴァン派による外在的規範の内面化、フランス啓蒙思想によって生じた利己心、そして近代合理主義ーその後ヨーロッパを覆った時代のうねりの中、現代にまで継承されている「完全性」概念の系譜およびその近代教育思想とのかかわりを眺望した …

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