信頼の経済学

信頼の経済学
  • 『信頼の経済学 : 人類の繁栄を支えるメカニズム』
  • ベンジャミン・ホー 著、庭田よう子 訳
  • 慶應義塾大学出版会
  • 2023.6
  • ISBN: 9784766428827
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月14日取得)

人類の文明の物語は、互いにいかにして信頼するようになったかという物語である! 人間が少人数の集まりから巨大な社会を築く根底には「信頼」のメカニズムが働いている。市場、法、貨幣から医学、科学技術、気候問題まで「信頼」なくしては存立しない。 「謝罪の経済学」というユニークな分野を開拓した気鋭の経済学者による骨太な一冊。 第1章 信頼の経済学 なぜ経済学で「信頼」を論じるのか?/私が「信頼」を研究する理 …

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文学の政治

文学の政治
  • 『文学の政治』
  • ジャック・ランシエール 著、森本淳生 訳
  • 水声社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784801007079
  • 批評の小径
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月12日取得)

詩人と労働者を 分割=分配パルタージュするもの 「文学の政治」とは、作家が行う政治活動や、その作品の政治的側面をいうのではない。《文学は文学として政治を行う》のであるーー エクリチュールの民主主義が成立する近代以降、《文学》によってラディカルな次元で可能となる既存の「分割=分配パルタージュ」への異議申し立てを提示する、メタ・ポリティークの詩学。 《政治的活動によって感性的なものの分割=分配パルター …

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アクションリサーチ入門

  • 『アクションリサーチ入門 : 社会変化のための社会調査』
  • デヴィッド・J・グリーンウッド, モルテン・レヴィン 著、小川晃弘 監訳
  • 新曜社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784788518186
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月12日取得)

研究者と地域の人々が協働する実践の科学へ 応用のない理論は理論ではない。研究者と現地の人々が協働して問題解決に取り組むアクションリサーチの理論、戦略、よいリサーチャーになるためのスキル、具体的な実践例までを懇切に解説し、公正で持続的な変化のための新しい知見を提供。

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「持続可能性」の言説分析

  • 『「持続可能性」の言説分析 : 知識社会学の視点を中心として : 持続可能性って何?』
  • 山田肖子 編著
  • 東信堂
  • 2023.6
  • ISBN: 9784798918303
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月12日取得)

国際規範としての「持続可能性」の功罪ーわれわれはどう取り組むか?自然環境や動植物への配慮、途上国の貧困削減、雇用創出などを謳った「持続可能な開発」ないし「SDGs」は今日、国際機関や企業に広く共有された規範概念となっている。これらの言葉は私たちの日常生活にまでも溶け込みつつある一方、あまりに広範な概念であるがゆえに有名無実化しているきらいもある。「持続可能性」という概念の本質に立ち返り、現代社会に …

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民主主義の危機

  • 『民主主義の危機 : 比較分析が示す変容』
  • アダム・プシェヴォスキ 著、吉田徹, 伊﨑直志 訳
  • 白水社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784560093580
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月12日取得)

過去数十年で最も景気が良い時に政権与党が敗北する。すべての政党がエリートを攻撃する選挙運動を展開し、選挙前よりもエリート主義的な議会が誕生するーー。 最近の政治は筋が通らないことばかりだ。いったい何が起きていて、それはなぜ起きているのか。本書は、手垢のつくほど語られてきた民主主義の危機について比較分析から迫る試みだ。 徹底的に歴史とデータを洗う中で、前例なき事態がいくつか見えてくる。 ひとつは、幾 …

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学校を離れる若者たち

  • 『学校を離れる若者たち : ヨーロッパの教育政策にみる早期離学と進路保障』
  • 園山大祐 編
  • ナカニシヤ出版
  • 2021.3
  • ISBN: 9784779515293
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月12日取得)

多様な教育の場を保障するためにーー早期に学校から離脱する若者たちに対して各国はどのような対策をとっているのか。政策実態を基に予防、介入、補償という観点から検討する。「[本書では]学校が,労働人材の育成のみに偏らないためにも,多様な教育の場を保障するためにはどのような課題がヨーロッパ諸国ではみられるのか,またその対策はどのように講じられているのか,各国の特長から明らかにしたい。」(「序章」より) …

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火器の誕生とヨーロッパの戦争

  • 『火器の誕生とヨーロッパの戦争』
  • バート・S.ホール 著、市場泰男 訳
  • 平凡社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784582769456
  • 平凡社ライブラリー ; 945
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月8日取得)

戦争の様相を一変させた火器だが、14世紀の誕生から戦争の主役となるまでには300年を要した。兵士の生活や国家財政などさまざまな背景を織り交ぜて辿る戦略・戦術、軍組織の歴史。

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憧れの感情史

  • 『憧れの感情史 : アジアの近代と〈新しい女性〉』
  • 山口みどり, 中野嘉子 編著、後藤絵美 [ほか] [著]
  • 作品社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784861829802
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月8日取得)

19世紀から20世紀にかけては、増幅するスペクタクルのなかで「憧れ」の経済価値が高まり、「憧れ」の形を戦略的に操作した時代である。この「憧れ」の構築する近代に、女性たち、とくに既存の価値観を乗り越えようとする「新しい女性」たちはどうかかわったのだろうか。本書は、国内・海外の研究者たちが共同で、「憧れ」とジェンダーを軸に歴史を読み解く。

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J・S・ミル

  • 『J・S・ミル : 自由を探究した思想家』
  • 関口正司 著
  • 中央公論新社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784121027573
  • 中公新書 ; 2757
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月8日取得)

没後150年を迎える英国の思想家、ジョン・スチュアート・ミル(1806-1873)。主著『自由論』『代議制統治論』『功利主義』をはじめ膨大な著作を残し、現代社会の立脚点となる規範理論を打ち立てた。本書は、その生涯と思想を克明に描く。ベンサムへの傾倒、東インド会社における経験、精神の危機、伴侶ハリエットとの出会い、ジャーナリスト・哲学者としての活躍、議員活動ーー少年期から円熟期、晩年まで、著作の内容 …

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責任という倫理

  • 『責任という倫理 : 不安の時代に問う』
  • 國部克彦, 後藤玲子 編著
  • ミネルヴァ書房
  • 2023.8
  • ISBN: 9784623095599
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月7日取得)

国際紛争、経済格差の拡大、そしてパンデミック。文明社会が容易に解答を見出せない問題に直面するなか、求められている倫理とはどのようなものなのだろうか。本書はこの問いに応答するための鍵概念として「責任」に着目する。リスク社会、政策決定、政治過程、隣人、公平、ジェンダー、企業といった領域に生じている問題を分析するなかで、「責任」という手垢のついた概念を再検討し、時代に対応した形に鍛えなおすことで、問題解 …

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差別と資本主義

  • 『差別と資本主義 : レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等』
  • トマ・ピケティ, ロール・ミュラ, セシル・アルデュイ, リュディヴィーヌ・バンティニ 著、尾上修悟, 伊東未来, 眞下弘子, 北垣徹 訳
  • 明石書店
  • 2023.6
  • ISBN: 9784750356037
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月7日取得)

人種やジェンダーをめぐる差別・不平等は、グローバル資本主義の構造と深くかかわって、全世界的な社会分断を生んでいる。差別問題に正面から切り込んだトマ・ピケティの論考をはじめ、国際的な識者たちが問題の深淵と解決への道筋を語る、最先端の論集。

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サークル有害論

  • 『サークル有害論 : なぜ小集団は毒されるのか』
  • 荒木優太 著
  • 集英社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784087212662
  • 集英社新書 ; 1166
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月7日取得)

読書会、勉強会、NPO、趣味の集い……あなたのコミュニティは大丈夫?一人ひとりは心優しい人間だとしても、全てのメンバーが互いをよく知っている小規模で親密な集いには、親密でよく通じ合っているが故に発生してしまう「毒」がある。その集いは人々の間のミクロな違い、その隙間に巣くうコミュニケーションによって「有害な小集団」と化し、わたしたちを日々毒す。本書はロシアに由来する小集団「サークル」を、小林多喜二か …

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