自殺の思想史
- 『自殺の思想史 : 抗って生きるために』
- みすず書房
- 2022.10
- ISBN: 9784622090694
- 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月19日取得)
-- 自殺の思想史 | 楽天ブックス自殺を止めるための根拠を、思想の歴史に見つけ出す。
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-- 欧化と国粋 | 楽天ブックス本書は明治中期に国を二分した論争の重要研究であり、アメリカ人研究者が弱冠33歳で書き上げたものである。以来本作は日米で50年にわたり断続的に読み継がれてきた。その名著をここに改めて刊行する。近代世界において日本人であるということは、一体何を意味していたのだろうか?近代国家建設のための西洋文明を急激に吸収する一方で、日本人の自己像は大きく揺らいでいた。それは、明治の初代指導層から見て新世代にあたる青年を中心に「欧化か国粋か」の激論を巻き起こす。日本の完全な欧化を主張したのは徳富蘇峰らの民友社であり、日本の国粋保存を訴えたのは志賀重昂、三宅雪嶺らの政教社であった。国民的な関心を集めたかれらの真摯な激論は、後発的発展社会にとって宿命的なアポリアを解消する可能性を秘めていたのだがー。
-- 大いなる錯乱 | 楽天ブックス「人新世」時代の文学へ。「気候変動の危機はまた、文化の危機であり、したがって想像力の危機でもあるのだ」地球温暖化の時代に問いかける小説・政治・歴史の行方。
-- 個性という幻想 | 楽天ブックス対人関係が精神疾患を生むメカニズムを探究し、今あらためて注目されるH・S・サリヴァン(一八九二ー一九四九)。個人の間の差異よりも、人間を互いに結び付けているものに着目し、人種差別、徴兵と戦争、プロパガンダ、国際政治など、精神医療と実社会の関わりを論じる。社会科学の中に精神医学を位置づけた、本邦初訳の論考を中心に新たに編集。
-- バッド・ランゲージ | 楽天ブックス「実社会の言語」問題に切り込む、これからの言語哲学入門書。他者が用いる言葉のダークサイドの力に対抗し、そして自分がダークサイドに陥らないために。
-- 受肉と交わり | 楽天ブックス政治哲学者チャールズ・テイラーは神学者になったのか?主著『世俗の時代』を縦横に読み解き、テイラーの宗教論を明らかにする。
-- 手数料と物流の経済全史 | 楽天ブックス覇権国家の条件はグローバルな中抜きシステムの構築にあり。身もフタもない歴史の真実。出アフリカから現代までに至るショバ代プラットフォーム史。
-- 「断絶」のアメリカ、その境界線に住む | 楽天ブックス黒人と白人、貧富、民主党と共和党、都市と地方、草の根とエリート。大統領選や中間選挙の激戦州に住んだ記者が見たのはー。
-- 非科学主義信仰 揺れるアメリカ社会の現場から | 楽天ブックス二〇二四年アメリカ大統領選挙の有力候補がトランプ前大統領だ。トランプの岩盤支持層は保守派だけではない。自分たちにとって都合のよい“ファクト”をつまみ食いする「非科学主義信仰」を有する人々からの支持も集めている。Qアノン、極右組織など所属は様々だが、単なるカルト集団ではなく、彼らは既得権益層への怒りと独特の正義感を持った実効力をともなう集団だ。反ワクチン・反マスク論争、移民受け入れの是非、銃規制問題など、NHKロサンゼルス支局長として全米各地で取材を続けてきた記者の緊急レポート。日本にも忍び寄る「非科学主義信仰」という異常現象をあぶりだす。
-- コンパッション都市 | 楽天ブックス老、病、死、喪失を受けとめ、支え合うコミュニティをつくる。
-- 政治宣伝 | 楽天ブックスナチス・ドイツ占領期のフランス、プロパガンダが最も強力であった時代に青年期を過ごした著者は、民主主義のためにこそ宣伝が必要だと説くー。本書では、まずレーニン型・ヒトラー型それぞれの宣伝方式を検討し、「単純化し、敵を一つだけにしぼる定則」、表現を変えて繰り返す「オーケストレーションの定則」、同調圧力を利用する「全員一致と感染の定則」といった宣伝の諸パターンを示してその負の側面に警鐘を鳴らす。しかし同時に、宣伝は個人の意見の公表を促し、それを保護する役割をも担うとした。プロパガンダが忌避される現代において、その功罪を簡明に説いた名著。
-- このゲームにはゴールがない | 楽天ブックスウィトゲンシュタインとスタンリー・カヴェル。ふたりの哲学者の議論を手掛かりに、ひとの心というものに迫る。懐疑論の悲劇を乗り越え、人間と関わりつづける勇気をくれる、古田哲学のあらたな一歩。