悪口ってなんだろう

  • 『悪口ってなんだろう』
  • 和泉悠 著
  • 筑摩書房
  • 2023.8
  • ISBN: 9784480684592
  • ちくまプリマー新書 ; 432
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月19日取得)

友だち同士の軽口とはなにが違うのか。あだ名はどういう時に問題になるのか。悪口を言うことはなぜ面白い感じがするのか。言葉の負の側面から、その本質を知る。 1 悪口はどうして悪いのか(人を傷つけるから悪いのか;悪意があるから悪いのか;人のランクを下げるから悪い ほか);2 どこからどこまでが悪口なのか(口が悪い;お互い様;あだ名と悪口ライセンス ほか);3 悪口はどうして面白いのか(笑いと悪口;悪口の …

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資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか

  • 『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか』
  • ナンシー・フレイザー 著、江口泰子 訳
  • 筑摩書房
  • 2023.8
  • ISBN: 9784480075659
  • ちくま新書 ; 1740
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月19日取得)

資本主義は私たちの生存基盤を食い物にすることで肥大化する矛盾に満ちたシステムである。世界的政治学者がそのメカニズムを根源から批判する。 なぜ経済が発展しても私たちは豊かになれないのか。それは、資本主義が私たちの生活や自然といった存立基盤を餌に成長する巨大なシステムだからである。資本主義そのものが問題である以上、「グリーン資本主義」や、表面的な格差是正などは目くらましにすぎず、根本的な解決策にはなり …

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メディア論の冒険者たち

メディア論の冒険者たち
  • 『メディア論の冒険者たち : Twenty-Eight Key Thinkers』
  • 伊藤守 編
  • 東京大学出版会
  • 2023.8
  • ISBN: 9784130502092
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月19日取得)

メディアについての議論百出諸説紛紛。ベンヤミン、マクルーハン、ボードリヤール、エーコ、マクロビー、キットラー、マノヴィッチ、ラマール、ホイ……。彼ら/彼女らがメディアに関して紡いだ思考の核心を浮かび上がらせる。第一線で活躍するメディア研究者が執筆するメディア論を知り学ぶための最強テキスト。 はじめに(伊藤 守) 1 メディア論の目覚め ガブリエル・タルド:モナド論からメディア論へ(伊藤 守) ヴァ …

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現代ドイツの教育改革

現代ドイツの教育改革
  • 『現代ドイツの教育改革 : 学校制度改革と「教育の理念」の社会的正統性』
  • 前原健二 著
  • 世織書房
  • 2023.7
  • ISBN: 9784866860312
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月19日取得)

改革は常に意図された方向へ進むものではなく、停滞や破綻を繰り返し、意図せざる帰結を生む。このとき改革の成否を左右するのは様々な位相で生成される「教育の理念」の内実とその変容である。それは「一人前神話」「才能神話」「均質性神話」「ギムナジウム神話」などの言説をめぐる理論的かつ実践的な闘争でもある。本書は現代ドイツの教育改革の過程を教員、学校、学校制度という交差する三つの地平において分析し、同時に改革 …

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オタクと推しの経済学

オタクと推しの経済学 広がり続けるオタク市場の現在と未来がコンパクトにわかる!
  • 『オタクと推しの経済学』
  • 牧和生 著
  • カンゼン
  • 2023.9
  • ISBN: 9784862556905
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月18日取得)

広がり続けるオタク市場の現在と未来がコンパクトにわかる! 3人に1人がオタク!?オタ活が経済を回す新時代! オタク市場の現状とは? オタク的な消費の特徴とは? …etc

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都市大阪の戦後史

  • 『都市大阪の戦後史 : 復興・再生・発展』
  • 橋爪紳也 著
  • 山川出版社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784634152304
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月18日取得)

戦後復興期から高度経済成長期、そして1970年大阪万博の開催に至るまで、戦災によって壊滅的な打撃を受けた大阪は、いかに再建され、また今日にいたる都市の基盤を復興してきたのか。都市計画関連の資料や大阪市の広報媒体、建築の竣工写真帳など各種の資料を駆使しつつ、都市建築と都市化の視点から、大阪の戦後史を描き出す。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー …

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慣れろ、おちょくれ、踏み外せ

  • 『慣れろ、おちょくれ、踏み外せ : 性と身体をめぐるクィアな対話』
  • 森山至貴, 能町みね子 著
  • 朝日出版社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784255013480
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月18日取得)

“みんな”でいたくない“みんな”のために 「LGBT」に分類して整理したら、終わりじゃない。 「わからない」と「わかる」、「マイノリティ」と「マジョリティ」を 行き来しながら対話する、繊細で痛快なクィアの本。 ときに反抗的で、しなやかな態度は明日への希望にーー。 性、恋愛、結婚、家族、子孫、幸福、身体、未来ーー バラバラのままつながった壮大な「その他」たちが、 すべての「普通」と「規範」を問い直 …

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大恐慌の子どもたち

  • 『大恐慌の子どもたち : 社会変動とライフコース』
  • グレン・H・エルダー・Jr. 著、川浦康至 監訳、岡林秀樹, 池田政子, 伊藤裕子, 本田時雄, 田代俊子 訳
  • 明石書店
  • 2023.8
  • ISBN: 9784750355399
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月17日取得)

ライフコース研究の金字塔。20世紀初頭アメリカの大恐慌時代を子どもたちがどう生き、その後どう成長したかを追尾した労作。98年に発刊25周年を迎えた25周年記念版の完訳本。訳文を全面的に見直し、エルダーからの「日本語版に寄せて」も収録。 日本語版に寄せて 図表もくじ 序文ーー一九九八年[ユリー・ブロンフェンブレンナー] 序文[ジョン・A・クローセン] 謝辞 第1部 危機と適応ーーはじめに 第1章 恐 …

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なぜ美を気にかけるのか

  • 『なぜ美を気にかけるのか : 感性的生活からの哲学入門』
  • ドミニク・マカイヴァー・ロペス, ベンス・ナナイ, ニック・リグル 著、森功次 訳
  • 勁草書房
  • 2023.7
  • ISBN: 9784326852017
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月17日取得)

おしゃれ、ダサい、ステキ、つまらない。こうした日々の感動をなぜ大事にするのか。生活の彩りの意味を問うあたらしい哲学入門。 お気に入りの服を着る、おいしいものを食べる、好きな映画をみるーーこうした日常のさまざまな美的選択は、人生にどのような意味をもたらすのか。人はなぜ美的な暮らしを送るのか。現代美学を代表する論者たちが3つの答えを提案する、哲学入門の授業向けに書かれた教科書。著者たちによる座談会とテ …

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贈与をめぐる冒険

  • 『贈与をめぐる冒険 : 新しい社会をつくるには』
  • 岩野卓司 著
  • ヘウレーカ
  • 2023.5
  • ISBN: 9784909753168
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月17日取得)

栗原康さん推薦! 「こいつはどっこい革命の書だァ! 義務も制裁もない道徳をいきろ。 プレゼントをなめるな。」 貧困や格差の拡大、つながりの喪失による孤立や無縁化、生態系の破壊……、わたしたちの社会は大きな困難に直面している。 このままでは世界はいったいどうなるのか、そんな不安を感じながら生きている人は少なくないだろう。 こうした課題の根本的な原因といえるのが、資本主義の行き過ぎである。 しかし、わ …

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当事者研究の誕生

  • 『当事者研究の誕生』
  • 綾屋紗月 著
  • 東京大学出版会
  • 2023.6
  • ISBN: 9784130664103
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月16日取得)

障害者運動、自助グループなどに淵源をもつ当事者研究。その系譜と方法を、著者自らの自閉スペクトラム症の当事者研究を振り返りながら探ってゆく。周縁化された経験への応答として当事者研究の誕生をとらえることで、未来に受け継ぐべきものを展望する試み。

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無目的

無目的
  • 『無目的 : 行き当たりばったりの思想』
  • トム・ルッツ 著、田畑暁生 訳
  • 青土社
  • 2023.8
  • ISBN: 9784791775743
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月16日取得)

無目的はわたしたちを自由にする 現代の社会では、目的を持たないことは批判的に捉えられがちであるが、過去においては多くの宗教家、哲学者、芸術家が目的を持たない状態に価値を見出していた。著者は「無目的」を人間の基本的な性癖と考え、それを創造性の源としたり、効率的な思考や生産性の要求に対抗できるものとして、積極的に擁護する。短い文章で構成されどこからでも気軽に読める本書は、無目的に読み進めることで予期し …

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