力
  • 『力 : 美的人間学の根本概念』
  • クリストフ・メンケ 著、杉山卓史, 中村徳仁, 吉田敬介 訳
  • 人文書院
  • 2022.7
  • ISBN: 9784409031162
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年3月27日取得)

人間は美をいかに捉え、美は人間をいかに主体たらしめるのか。本書はバウムガルテンとカントの美学を出発点に、ヘルダーからニーチェ、フーコーまでの系譜を人間にそなわる「力」という観点から辿り直し、美学史の刷新を試みる。現代ドイツで最も重要とされるフランクフルト学派新世代の思想家による、美的人間学始まりの書。

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スマート・イナフ・シティ

スマート・イナフ・シティ
  • 『スマート・イナフ・シティ : テクノロジーは都市の未来を取り戻すために』
  • ベン・グリーン 著、中村健太郎, 酒井康史 訳
  • 人文書院
  • 2022.8
  • ISBN: 9784409241493
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年3月27日取得)

AIを駆使したスマート・シティ計画。夢の技術によって都市の問題はすべて片付くのだろうか?我々は技術がすべて解決という「テック・ゴーグル」をつけたテクノロジーの伝道者に踊らされていないだろうか?本書は、スマート・シティの背後にある政治性を明らかにし、テクノロジーが都市の統治と生活に与える無数の影響に光を当てることを目的としている。多くの失敗例や危険性を明らかにしながら、技術を適切に利用した、公正で民主的な都市のあり方を、行政に詳しい著者が提言する。行政職員はもちろん、現代の都市に住む全ての人々に贈る話題の書。

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アクターネットワーク理論入門

アクターネットワーク理論入門
  • 『アクターネットワーク理論入門 : 「モノ」であふれる世界の記述法』
  • 栗原亘 編著、伊藤嘉高, 森下翔, 金信行, 小川湧司 著
  • ナカニシヤ出版
  • 2022.6
  • ISBN: 9784779516719
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年3月12日取得)

社会学や人類学はもとより、経営学、経済学、政治学から科学技術社会論などに至る広範な分野において参照されているANT。その活動をフラットな観点からの記述を通して、人間だけではなく、人間以外の多種多様な存在が果たしている役割を正当に評価することを目指す動的な運動体として捉え、基礎的な事項を踏まえ、コンパクトに解説するとともに、その多岐にわたる主要な成果と展開をテーマごとに紹介しながら全体像の描写を試みた画期的入門書!

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歴史学の擁護

歴史学の擁護
  • 『歴史学の擁護』
  • リチャード・J.エヴァンズ 著、今関恒夫, 林以知郎, 與田純 訳
  • 筑摩書房
  • 2022.5
  • ISBN: 9784480511164
  • ちくま学芸文庫 ; エ18-1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年3月12日取得)

過去の出来事について真の洞察に到達するために歴史家ができることとは何かー。この問いは、ポストモダニズムの登場とともに抜き差しならないものとなった。歴史学をこれまで支えてきた、客観性や因果関係といった概念が強く揺さぶられることになったからである。歴史理論と歴史学的実践の双方に目を配りながら、著者は、信頼に値する確かな知識を得るための方途を探りなおす。世界的に歴史教育の現場で読まれ、多くの論議を呼んだ作品がここに文庫化。数多の批判に応答した原著新版の長いあとがきも併せて訳出。

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学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか

学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか
  • 『学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか』
  • 広田照幸 著
  • 筑摩書房
  • 2022.5
  • ISBN: 9784480684288
  • ちくまプリマー新書 ; 401
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月20日取得)

教育はしばしば失敗するし、学校は本質的に退屈である。にもかかわらず、学校や教育は世界を広げてくれるー。教育の目的から、学校の役割、道徳教育やAI社会まで、広い視野と多様な角度からとらえなおす。

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ベリングキャット

ベリングキャット
  • 『ベリングキャット : デジタルハンター、国家の噓を暴く』
  • エリオット・ヒギンズ 著、安原和見 訳
  • 筑摩書房
  • 2022.3
  • ISBN: 9784480837226
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月20日取得)

大手メディアも驚くほどの速さと正確さで次々にスクープを飛ばし、いまや世界中から注目される調査報道ユニット“ベリングキャット”。シリア政府の戦争犯罪をあばき、ロシアの暗殺者の身元を特定し、ウクライナで民間機を撃墜した黒幕をも突き止める。いったいかれらは何者なのか。なぜそんなことが可能なのか。始まりは、キッチンテーブルで見た“アラブの春”の現地動画だった。ここはどこだ、映っているのは本物なのか。オンラインゲームにはまっていた著者は、ネット上に集った仲間とともに、独学でまったく新しい調査手法を作り上げてゆく。かれらが使うのは、SNSの投稿や流出した名簿など公開された情報のみ。フェイクもプロパガンダも混在するウェブ情報のなかから、権力者たちが望まない真実へたどりつくのだ。権力者は平然と、見えすいたウソをつく。その虚偽を覆すことは私たちにも可能だー。ポスト真実の時代に生まれたデジタルハンターたちの活躍を描く。

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市民的不服従

市民的不服従
  • 『市民的不服従』
  • ウィリアム・E・ショイアマン 著、森達也 監訳、井上弘貴, 藤井達夫, 秋田真吾 訳
  • 人文書院
  • 2022.7
  • ISBN: 9784409241486
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月20日取得)

非暴力をもって、法を超えた正義に訴える行動「市民的不服従」。ガンディー、キングにはじまるその歴史を、近年のBLM、環境運動、ウィキリークスまで踏まえ、ロールズ、アーレント、ハーバーマスを理論的基軸に、実践と概念の変遷を多角的・総合的に論じる。市民による非暴力運動は、いかにして正統性をもちえるのか。定評あるポリティプレス「キーコンセプツ・シリーズ」の入門書。

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集団浅慮

集団浅慮
  • 『集団浅慮 : 政策決定と大失敗の心理学的研究』
  • アーヴィング・L・ジャニス 著、細江達郎 訳
  • 新曜社
  • 2022.5
  • ISBN: 9784788517707
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月20日取得)

三人寄れば文殊の知恵?いや、ときに集団決定は、悲劇を招く。聡明な人々が議論を重ねたのに、大失敗となってしまったアメリカの歴史的に重大な政策決定の事例を取り上げ、論議の過程を詳細に検証。そこにはたらく集団決定だからこその心理学的過程を明らかにし、リーダーシップ論に大きな影響を与えた重要文献、待望の完訳。

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消費は何を変えるのか

消費は何を変えるのか
  • 『消費は何を変えるのか : 環境主義と政治主義を越えて』
  • ダニエル・ミラー [著]、貞包英之 訳
  • 法政大学出版局
  • 2022.7
  • ISBN: 9784588642050
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月20日取得)

あなたはなぜ、何のために買い物をしているの?わたしたちは日々、自分のため、家族のため、大切なひとのためにたくさんの買い物をしている。消費は物質主義的で、資本主義的で、地球環境を破壊する「悪」なのか。むだな消費をやめれば地球は救われるのか。消費文化のこれからを考えるための入門書。

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幸福の追求

幸福の追求
  • 『幸福の追求 : ハリウッドの再婚喜劇』
  • スタンリー・カヴェル [著]、石原陽一郎 訳
  • 法政大学出版局
  • 2022.6
  • ISBN: 9784588011443
  • 叢書・ウニベルシタス ; 1144
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月20日取得)

結婚とは何か?平等と和解の哲学。世界恐慌期から大戦期前後にかけてアメリカで撮られた7本の古典的映画ー『レディ・イヴ』『或る夜の出来事』『赤ちゃん教育』『フィラデルフィア物語』『ヒズ・ガール・フライデー』『アダム氏とマダム』『新婚道中記』-がいずれも、新しい女性の創造に関わる、男女の“再婚”をめぐる喜劇だったのはなぜか?アメリカ哲学の伝統を担うカヴェルの徹底的思策が輝く映画論の名著、ついに邦訳。

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ゴルギアス

ゴルギアス
  • 『ゴルギアス』
  • プラトン 著、中澤務 訳
  • 光文社
  • 2022.5
  • ISBN: 9784334754624
  • 光文社古典新訳文庫 ; KBフ2-7
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月15日取得)

古代ギリシャの演説の技術、弁論術をめぐり交わした対話篇。人びとを説得し、自分の思いどおりに従わせることができるとされる弁論術の正体をあきらかにすべく、ソクラテスは、ゴルギアスとその弟子ポロス、アテネの若き政治家カリクレス相手に、厳しい言葉で問い詰め、論駁する。

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