民主主義のルールと精神

民主主義のルールと精神
  • 『民主主義のルールと精神 : それはいかにして生き返るのか』
  • ヤン=ヴェルナー・ミュラー [著]、山岡由美 訳
  • みすず書房
  • 2022.8
  • ISBN: 9784622090991
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月19日取得)

民主主義は終わった、機能不全に陥った民主主義には欠陥がある、と言われて久しい。しかし世界の専制主義的リーダーやポピュリストを見れば、みな民主主義者を標榜している。その上で民主主義を骨抜きにしようとしているのだ。民主主義を手放したがっているのは、普通の人びとではない。 本書で著者は、アメリカをはじめ世界各地で起きている現象を分析しつつ、民主主義の原理を明快に説き、政治とはそもそもなにか、民主主義のイ …

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日本のカーニバル戦争

日本のカーニバル戦争
  • 『日本のカーニバル戦争 : 総力戦下の大衆文化1937-1945』
  • ベンジャミン・ウチヤマ [著]、布施由紀子 訳
  • みすず書房
  • 2022.8
  • ISBN: 9784622095231
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月19日取得)

総動員令が発令されても、「帝国臣民」は息をひそめ、ただ受け入れたわけではない。統制が厳しくなるにつれ、大衆は無遠慮、不謹慎、価値倒錯的な行動さえとるようになり、メディアもそれを煽ったのだ。日中戦争の従軍記者は、戦場での「百人斬り競争」をこぞって報じ、銃後はその記事に飛びついて、文字通り「消費」した。「スリル」という日本語も、この頃生まれた。 20世紀初頭のロシアの文学理論家バフチンは、このような状 …

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奴隷会計

奴隷会計
  • 『奴隷会計 : 支配とマネジメント』
  • ケイトリン・ローゼンタール [著]、川添節子 訳
  • みすず書房
  • 2022.8
  • ISBN: 9784622095248
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月19日取得)

「現代マネジメント技術は、カリブ海やアメリカ南部のプランテーションではなく、イングランドや工業化したアメリカ北部の工場で発達したと通常は語られる…ローゼンタールによればそれは誤りだ。アメリカ南部とカリブ海の奴隷所有者は、北部よりずっと以前に、先進的なマネジメントと会計技術を用いていた。その技術は今でも現代ビジネスで用いられている」 (marketplace.org) 「マネジメント、データ、現代的 …

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政治的なものの概念

政治的なものの概念
  • 『政治的なものの概念』
  • カール・シュミット 著、権左武志 訳
  • 岩波書店
  • 2022.8
  • ISBN: 9784003403020
  • 岩波文庫 ; 34-030-2
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月19日取得)

政治的なものの本質を「味方と敵の区別」に見出したカール・シュミット(1888-1985)の代表作。一九三二年版と三三年版を全訳し、各版での修正箇所を示すことで、初出論文である二七年版からの変化をたどれるように編集。さらに六三年版の序文や補遺等も収録した。行き届いた訳文と解説によって、「第三帝国の桂冠法学者」の知的軌跡が浮かび上がる。 凡例 政治的なものの概念(一九三二年版) 1 国家的と政治的/2 …

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非暴力の力

非暴力の力
  • 『非暴力の力』
  • ジュディス・バトラー 著、佐藤嘉幸, 清水知子 訳
  • 青土社
  • 2022.8
  • ISBN: 9784791774869
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月17日取得)

暴力とは何か。生存可能で哀悼可能な生の平等へ。 暴力を正当化する「自己防衛」、その「自己」の意味を徹底的に問い直し、人間が根本的に、他者や非人間を含む環境と相互依存していることを明らかにする。私たちは個人主義の罠を超えて、どのように連帯することができるのか。常に現代の諸現象を鋭く分析し、精神の最深部に訴えかけ続けてきた著者が示す、戦争とレイシズムの時代における非暴力のマニフェスト。

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ナイス・レイシズム

ナイス・レイシズム なぜリベラルなあなたが差別するのか?
  • 『ナイス・レイシズム : なぜリベラルなあなたが差別するのか?』
  • ロビン・ディアンジェロ 著、甘糟智子 訳
  • 明石書店
  • 2022.8
  • ISBN: 9784750354224
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月17日取得)

黒人や先住民、アジア人などの非白人を日常的に差別するのは、敵意をむき出しにする極右の白人至上主義者ではない。肌の色は気にしないという「意識の高い」リベラルだーー善意に潜む無意識の差別を暴き、私たちの内に宿るレイシズムと真に向き合う方法を探る。 はじめに 1 善良なレイシストとは? 2 白人を一般化して語ることはなぜ良しとしていいのか? 3 聖歌隊はいない 4 優しさの問題 5 進歩的な白人の言動 …

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心はこうして創られる

心はこうして創られる 「即興する脳」の心理学
  • 『心はこうして創られる : 「即興する脳」の心理学』
  • ニック・チェイター 著、高橋達二, 長谷川珈 訳
  • 講談社
  • 2022.7
  • ISBN: 9784065241066
  • 講談社選書メチエ ; 767
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月17日取得)

あなたが「思っている」と思っていることは、全部でっちあげだった! 「心の奥底には何かが隠されている」と、誰もが思いたがる。 心理学者や精神分析学者たちは、暗がりに潜むものを暴き出そうと奮闘してきた。 だが、神経科学や行動心理学の驚くべき新発見の数々は、隠された深みなどそもそも存在しないことを明らかにしている。 「無意識の思考」などというのは、神話にすぎなかったのだ。 わたしたちの脳は、思考や感情や …

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リーディングス合理的選択論

リーディングス 合理的選択論
  • 『リーディングス合理的選択論 : 家族・人種・コミュニティ』
  • 小林盾, 金井雅之, 佐藤嘉倫 編、鈴木伸生 [ほか] 訳
  • 勁草書房
  • 2022.8
  • ISBN: 9784326603534
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月17日取得)

人びとの行動や社会の動きを「各個人の合理的判断の結果」とみなす合理的選択論。現代社会でも輝きを失わない、骨太な古典の翻訳。 なぜ人びとは結婚するのか。人びとが下町や高級住宅地のように(人種や階層など)似たような境遇で集まって、近くに住むのはなぜだろうか──本書は、こうした問いを考えるための豊かなアイディアを、最新の成果ではなく、その出発点となる古典研究を中心に、合理的選択論のリーディングス(重要業 …

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平等と効率の福祉革命

平等と効率の福祉革命
  • 『平等と効率の福祉革命 : 新しい女性の役割』
  • イエスタ・エスピン=アンデルセン [著]、大沢真理 監訳、不破麻紀子 [ほか] 共訳ほか
  • 岩波書店
  • 2022.7
  • ISBN: 9784006004514
  • 岩波現代文庫. 学術 ; 451
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月17日取得)

キャリアとジェンダー平等を追求する女性と、性別分業に従う女性との間で広がる格差。価値観・学歴の似た者同士が結婚する結果、世帯間の格差が増幅し、社会の効率性が下がり、さらには世代を越えて格差が継承されてしまう。どうすればこの流れを転換することができるのか。比較福祉国家論の第一人者による提言の書、待望の文庫化。 謝辞 略語表 序論 革命的な変化を把握する 複数均衡社会 - 理論的枠組み 第1部 第1章 …

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草の根のファシズム

草の根のファシズム
  • 『草の根のファシズム : 日本民衆の戦争体験』
  • 吉見義明 著
  • 岩波書店
  • 2022.8
  • ISBN: 9784006004521
  • 岩波現代文庫. 学術 ; 452
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月16日取得)

日中戦争、アジア太平洋戦争を引き起こし、日本を崩壊させた天皇制ファシズム。その被害者とされてきた民衆がファシズムを支えていたこと、そして戦争末期の悲惨な体験から戦後デモクラシーが生まれたことを民衆が残した記録から明らかにしてゆく。従来の戦争観に根本的転換をもたらした名著、待望の文庫化。【解説=加藤陽子】 本書関連地図 第1章 デモクラシーからファシズムへ 第1節 戦争への不安と期待 第2節 民衆の …

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戦争と罪責

戦争と罪責
  • 『戦争と罪責』
  • 野田正彰 著
  • 岩波書店
  • 2022.8
  • ISBN: 9784006033323
  • 岩波現代文庫. 社会 ; 332
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月16日取得)

戦争の時代、そして戦後を通じて、日本人は「悲しむ力」を失い続けてきた。戦地で残虐な行為を行った将校、軍医、憲兵……。彼らは個人としてどのように罪を意識し自らの行為と向き合ってきたのか。精神病理学者による丹念な聞き取りをもとに解明する。罪の意識を抑圧する文化のなかで豊かな感情を取り戻す道を探る。 序章 罪の意識を抑圧してきた文化 第一章 集団への埋没 第二章 道ならぬ道 第三章 心を病む将兵たち 第 …

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日本近代村落の起源

日本近代村落の起源
  • 『日本近代村落の起源』
  • 松沢裕作 著
  • 岩波書店
  • 2022.5
  • ISBN: 9784000615341
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月16日取得)

地租改正による近世村落の解体は、村請制に支えられてきた秩序を全面的に崩壊させた。未来への予期を欠いたまま、資源を奪い合い、暴力におびえる住民たち。人々は〈未熟なリヴァイアサン〉、すなわち力を持たない政府の裁定を仰ぎ、相互監視の規約を改めて交わす。近世・近代移行期における日本社会の根本的な変容を描く。

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