金融人類学への誘い

金融人類学への誘い
  • 『金融人類学への誘い : トレーダーたちの日本と夢の終わり』
  • 宮崎広和 著、木村周平, 深田淳太郎, 早川真悠, 高野さやか 訳
  • 水声社
  • 2022.11
  • ISBN: 9784801006737
  • 〈叢書〉人類学の転回
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

アービトラージに夢を託し、その終焉に自らの人生を重ねる金融トレーダーと人類学者との邂逅が生み出した最高峰のモノグラフ。

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失業を埋めもどす

失業を埋めもどす
  • 『失業を埋めもどす : ドイツ社会都市・社会国家の模索』
  • 森宜人 著
  • 名古屋大学出版会
  • 2022.11
  • ISBN: 9784815811037
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

失業はいかにして社会政策の中心課題になったのか。繰り返し大量失業に悩まされたドイツにおいて、都市が国家に先駆けてセーフティネット構築をはかる姿を初めて解明、慈善団体や国家との対抗/連携の過程も鮮やかに捉えて、労働をめぐるモダニティの大転換を、現代も視野に描き出す。

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社会関係資本

社会関係資本
  • 『社会関係資本 : 現代社会の人脈・信頼・コミュニティ』
  • ジョン・フィールド 著、佐藤智子, 西塚孝平, 松本奈々子 訳
  • 明石書店
  • 2022.11
  • ISBN: 9784750354408
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

社会の格差はどこからくるのか?それを克服する展望は?人々の関係性に着目してこの問題に接近する「社会関係資本」概念。パットナムやブルデュ、コールマンなどの先駆的な業績からこの概念を紐解き、人脈や信頼が持つ正と負の影響力、デジタル時代の新たな動向も踏まえ、この概念の全体像を描き出す入門書。

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蛇と梯子

蛇と梯子
  • 『蛇と梯子 : イギリスの社会的流動性神話』
  • セリーナ・トッド [著]、近藤康裕 訳
  • みすず書房
  • 2022.11
  • ISBN: 9784622095415
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

「どんな来歴の持ち主であれトップにのぼりつめる機会は与えられている」(マーガレット・サッチャー)。「社会的流動性こそがイギリス的生活の主要要因とみなしたい」(トニー・ブレア)。パイオニア世代からミレニアル世代まで19世紀末から20世紀末にかけて生まれた7つの世代の証言をたどりつつ、英国会社の特徴と謳われた「社会的流動性」とメリトクラシー社会の実相を探る。エゴドキュメントで読みとくイギリス現代史。

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AIと白人至上主義

AIと白人至上主義
  • 『AIと白人至上主義 : 人工知能をめぐるイデオロギー』
  • ヤーデン・カッツ、庭田よう子 訳
  • 左右社
  • 2022.11
  • ISBN: 9784865283488
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

軍事プロジェクトとの連携、監視社会と黒人の大量収監、先住民の土地を奪い、資金調達。人種、ジェンダー、階級ー白人男性を中心に進められてきたAI開発が隠してきたイデオロギー。

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人権の世界史

人権の世界史
  • 『人権の世界史』
  • ピーター・N.スターンズ 著、上杉忍 訳
  • ミネルヴァ書房
  • 2022.11
  • ISBN: 9784623092185
  • ミネルヴァ世界史〈翻訳〉ライブラリー ; 2
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

本書は、一八世紀に欧米で現れた人権概念の現代までの世界史を鳥瞰する。「普遍的人権」概念は様々な抵抗を受けつつ拡張と収縮を繰り返してきた。世界貿易と資本主義の拡張に伴い、「普遍的人権」概念を他地域に押しつける植民地主義的人権論は、反動を引き起こしつつも、西欧からその他地域へと広がってきた。子供、女性、同性愛者、環境保持の権利等「新しい人権」概念も含め、その成立と展開、変容を辿る。

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戦争の世界史

戦争の世界史
  • 『戦争の世界史』
  • マイケル・S.ナイバーグ 著、稲野強 訳
  • ミネルヴァ書房
  • 2022.11
  • ISBN: 9784623094233
  • ミネルヴァ世界史〈翻訳〉ライブラリー ; 1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

本書が扱うのは過去二五〇〇年にわたる戦争の歴史である。その間に起こった幾多の戦争のうち、とくに歴史的転換点を画した重大な戦闘を取り上げ、その世界史的な意味を読者に問う。考察の対象はグローバル時代の研究状況を踏まえ、西洋中心ではなく、カナダ、アフリカ、日本、ヴェトナム、ソ連、トルコなどの戦場に及ぶ。そこで非西洋社会が世界全体に与えた衝撃の大きさを強調すると共に、現代史学における重要な方向性を指し示す。

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「社会正義」はいつも正しい

「社会正義」はいつも正しい
  • 『「社会正義」はいつも正しい : 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』
  • ヘレン・プラックローズ, ジェームズ・リンゼイ 著、山形浩生, 森本正史 訳
  • 早川書房
  • 2022.11
  • ISBN: 9784152101877
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

「男性の肛門を性具で貫くことでトランスフォビアを治す」、フェミニズムの用語で書き換えたヒトラー『わが闘争』等、著者らが学術誌に投稿したデタラメ論文20本中7本が査読を通過したー。現代世界を席捲する「社会正義」その根拠を問う。

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政治的身体とその〈残りもの〉

政治的身体とその〈残りもの〉
  • 『政治的身体とその〈残りもの〉』
  • ジャコブ・ロゴザンスキー 著、松葉祥一 編訳、本間義啓 訳
  • 法政大学出版局
  • 2022.11
  • ISBN: 9784588011511
  • 叢書・ウニベルシタス ; 1151
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

国家を含むすべての共同体が、なぜ、自らを人間の身体として形象化し、さらには、なぜ、自らの内部にホモ・サケル、不可触賎民、部落民、「内部の敵」といった残余、“残りもの”、おぞましいものを作り出し、それらを排除しつつも含み込むのか。現在最も注目されている哲学者が、デリダと民主主義、メルロ=ポンティと肉の共同体、今日のエピデミックの経験などとともに、ラディカルに「政治的身体論」を展開する。

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ハッピークラシー

ハッピークラシー
  • 『ハッピークラシー : 「幸せ」願望に支配される日常』
  • エドガー・カバナス, エヴァ・イルーズ [著]、高里ひろ 訳
  • みすず書房
  • 2022.11
  • ISBN: 9784622095491
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月15日取得)

「ハッピクラシー」は「幸せHappy」による「支配ーcracy」を意味する造語。誰もが「幸せ」をめざすべき、「幸せ」なことが大事ー社会に溢れるこうしたメッセージは、人びとを際限のない自己啓発、自分らしさ探し、自己管理に向かわせ、問題の解決をつねに自己の内面に求めさせる。それは社会構造的な問題から目を逸らさせる装置としても働き、怒りなどの感情はネガティブ=悪と退けられ、ポジティブであることが善とされる。新自由主義経済と自己責任社会に好都合なこの「幸せ」の興隆は、いかにして作られてきたのか。フランス発ベストセラー待望の翻訳。

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新しい階級闘争

新しい階級闘争
  • 『新しい階級闘争 : 大都市エリートから民主主義を守る』
  • マイケル・リンド 著、施光恒 監訳、寺下滝郎 訳
  • 東洋経済新報社
  • 2022.12
  • ISBN: 9784492444719
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月19日取得)

「資本家」対「労働者」から「大都市エリート」対「土着の国民」へ。「左右」ではなく、「上下」対立の時代を読み解くバイブル!『イブニング・スタンダード』紙のブック・オブ・ザ・イヤー受賞。

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