差別と資本主義

  • 『差別と資本主義 : レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等』
  • トマ・ピケティ, ロール・ミュラ, セシル・アルデュイ, リュディヴィーヌ・バンティニ 著、尾上修悟, 伊東未来, 眞下弘子, 北垣徹 訳
  • 明石書店
  • 2023.6
  • ISBN: 9784750356037
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月7日取得)

人種やジェンダーをめぐる差別・不平等は、グローバル資本主義の構造と深くかかわって、全世界的な社会分断を生んでいる。差別問題に正面から切り込んだトマ・ピケティの論考をはじめ、国際的な識者たちが問題の深淵と解決への道筋を語る、最先端の論集。

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サークル有害論

  • 『サークル有害論 : なぜ小集団は毒されるのか』
  • 荒木優太 著
  • 集英社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784087212662
  • 集英社新書 ; 1166
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月7日取得)

読書会、勉強会、NPO、趣味の集い……あなたのコミュニティは大丈夫?一人ひとりは心優しい人間だとしても、全てのメンバーが互いをよく知っている小規模で親密な集いには、親密でよく通じ合っているが故に発生してしまう「毒」がある。その集いは人々の間のミクロな違い、その隙間に巣くうコミュニケーションによって「有害な小集団」と化し、わたしたちを日々毒す。本書はロシアに由来する小集団「サークル」を、小林多喜二か …

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プラットフォーム資本主義を解読する

  • 『プラットフォーム資本主義を解読する : スマートフォンからみえてくる現代社会』
  • 水嶋一憲, ケイン樹里安, 妹尾麻美, 山本泰三 編著、金埈永, 宇田川敦史, 久保友香, 佐幸信介, 山川俊和, 中野理, 水越伸, 勝野正博 著
  • ナカニシヤ出版
  • 2023.6
  • ISBN: 9784779517426
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月6日取得)

ビッグ・テックの「しかけ」をわかりやすく、この1冊で。スマートデバイスを手にしたわたしたちの背景に溶け込み、膨大なアテンションを資源化しながら、巨大インフラへと変貌したGAFAMを中心とするメディア社会ーーその利便さがもたらす恩恵、快楽に覆い隠されたリスクと課題を雇用・労働、ユーザー、インフラといった観点から解きほぐし身近な切り口から、多角的に問題を照らし出す、画期的な入門書!本章で解読してきた、 …

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読み書きの日本史

  • 『読み書きの日本史』
  • 八鍬友広 著
  • 岩波書店
  • 2023.6
  • ISBN: 9784004319788
  • 岩波新書 新赤版 ; 1978
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月5日取得)

私たちが日々実践している文字による言語活動は、長い時をへて形づくられてきたものだ。古代における漢字の受容から、往来物による学びの時代へ。近世の文字文化の多様な展開から、近代学校の成立へ。──世界の事例にも目くばりしながら、識字の社会的意味を広くとらえ、今も揺らぎのなかにあるリテラシーの歩みを描く。

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チャリティの帝国

  • 『チャリティの帝国 : もうひとつのイギリス近現代史』
  • 金澤周作 著
  • 岩波書店
  • 2021.5
  • ISBN: 9784004318804
  • 岩波新書 新赤版 ; 1880
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月5日取得)

イギリス独自の重層的なセーフティネットの中で、社会の「錨」のように今日まで働き続けてきたチャリティ。自由主義の時代から、帝国主義と二度の大戦をへて、現代へ。「弱者を助けることは善い」という人びとの感情の発露と、それが長い歴史のなかでイギリスにもたらした個性を、様々な実践のなかに探る。

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総中流の始まり

  • 『総中流の始まり : 団地と生活時間の戦後史』
  • 渡邉大輔, 相澤真一, 森直人 編著、東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター 編
  • 青弓社
  • 2019.11
  • ISBN: 9784787234629
  • 青弓社ライブラリー ; 99
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月26日取得)

高度経済成長期の前夜ーー総中流社会の基盤になった「人々の普通の生活」は、どのように成立したのか。1965年の社会調査を復元して再分析し、労働者や母親の生活実態、子どもの遊びや学習の様子、テレビと一家団欒など、「総中流の時代」のリアルを照射する。

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世俗化論の生成

  • 『世俗化論の生成 : 宗教という問いのゆくえ』
  • 諸岡了介 著
  • ミネルヴァ書房
  • 2023.7
  • ISBN: 9784623095179
  • MINERVA社会学叢書 ; 65
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月19日取得)

近現代における宗教の変容を指すのに用いられてきた「世俗化」という概念について、長い間激しく交わされてきた議論の歴史を振り返る。思想史や社会学史の上にこの概念の形成過程をたどるとともに、今日宗教社会学内外にわたって繰り広げられている世俗化に関する議論を詳細に分析、近現代社会において宗教を問うことの意味を明らかにする。

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自称詞〈僕〉の歴史

  • 『自称詞〈僕〉の歴史』
  • 友田健太郎
  • 河出書房新社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784309631677
  • 河出新書
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月19日取得)

明治以降、なぜ日本語“僕”は、男性だけに普及したのか?幕末の志士・吉田松陰の書簡から村上春樹の最新長編まで、自称詞に込められた意味を読み解く。

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読み書きの民俗学

  • 『読み書きの民俗学』
  • 渡部圭一 著
  • 吉川弘文館
  • 2023.7
  • ISBN: 9784642074131
  • 日本歴史民俗叢書
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月15日取得)

近世から近代の村落では、生活と一体化した読み書き実践が花開いていた。神社由緒書や石造物に刻まれた記録、真宗聖教の読誦と出版、頭役祭祀をめぐる文書や帳簿などを事例に、フィールドワークを駆使して丹念に検討する。声での伝達や身体動作と絡み合った、近世から近代の日本を舞台とする読み書きの特質を、初めて体系的に論じた注目の書。

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「世界史」の誕生

  • 『「世界史」の誕生 : ヨーロッパ中心史観の淵源』
  • 南塚信吾 著
  • ミネルヴァ書房
  • 2023.6
  • ISBN: 9784623095254
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月15日取得)

戦後から現在に至るまで、歴史研究では「ナショナル・ヒストリー」の限界が叫ばれ、「ヨーロッパ中心史観」からの脱却が指向されてきた。しかしヨーロッパ中心史観自体が、どのような内容と論理をもって形成されてきたのかは、必ずしも明らかではない。本書は、ヨーロッパ、北アメリカにおいて、世界史がいかにして形成され、幕末から明治維新以後の日本にいかなる影響を及ぼしたか、膨大な先行研究を咀嚼のうえ明らかにする。 …

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社会的企業の挫折

  • 『社会的企業の挫折 : 途上国開発と持続的エンパワーメント』
  • 一栁智子 著
  • 名古屋大学出版会
  • 2023.4
  • ISBN: 9784815811211
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月15日取得)

英雄的な物語を超えて。NPOと営利企業のハイブリッドとして現れた社会的企業。華々しい成功譚の背後には、使命と利益の両立をめぐる苦悩が隠されていた。注目を集めるソーシャルビジネスの具体的事例を、インタビューと現地調査を中心に長期の視点から検証。持続的で多元的な社会貢献の可能性をさぐる。

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