臨床現場のもやもやを解きほぐす緩和ケア×生命倫理×社会学

臨床現場のもやもやを解きほぐす 緩和ケア×生命倫理×社会学
  • 『臨床現場のもやもやを解きほぐす緩和ケア×生命倫理×社会学』
  • 森田達也, 田代志門 著
  • 医学書院
  • 2023.6
  • ISBN: 9784260050555
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月27日取得)

患者は余命を知りたいのに、家族が反対するのはなぜ? 患者が頑なに貫いてきた面会拒否は、亡くなった後も続けるべき? 緩和ケアの日常臨床は、答えに辿りつかない「もやもや事例」に満ちている。 悩める緩和ケア医・森田達也と、生命倫理学者兼社会学者・田代志門によるリアルな往復書簡が、臨床のもやもやを解きほぐす! 文系×理系の視点で「それでどうするの?」から「なんでそうなるの?」までを考える、ゆるくて深い越境 …

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ケアの哲学

  • 『ケアの哲学』
  • ボリス・グロイス 著、河村彩 訳
  • 人文書院
  • 2023.6
  • ISBN: 9784409031230
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月26日取得)

ビッグデータ時代に象徴的身体が開く新たな自己 私たちは物理的身体だけではなく、データの集合としての自己を形成する象徴的身体を持っている。現代におけるケアを考えるとき、両方の身体を視野に入れる必要があるのではないか。人間が自らの生存に配慮するセルフケアを行うとき、国家による生政治としてのケアに抵抗する別の可能性が開かれる。美術批評の世界的第一人者グロイスが、これまでの仕事の延長上で新しいケア概念を提 …

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上昇

  • 『上昇(アップスウィング) : アメリカは再び〈団結〉できるのか』
  • ロバート・D・パットナム, シェイリン・ロムニー・ギャレット 著、柴内康文 訳
  • 創元社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784422360140
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月26日取得)

緻密な統計分析と幅広い領域を見渡すダイナミックな論理展開で、現代アメリカにおける格差拡大の背景と社会関係資本〈ソーシャルキャピタル〉の重要性を論じてきたR・D・パットナム。 『孤独なボウリング』『われらの子ども』などのベストセラーに次ぐ本書では、気鋭の作家S・R・ギャレットの協力のもと、アメリカの過去100年における「われわれ(We)」性の上昇と下降が描く逆U字曲線に着目する。 19世紀末には極端 …

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マクドナルド化するソーシャルワーク

  • 『マクドナルド化するソーシャルワーク : 英国ケアマネジメントの実践と社会理論』
  • ドナ・ダスティン 著、小坂啓史, 圷洋一, 堀田裕子 訳
  • 明石書店
  • 2023.3
  • ISBN: 9784750354453
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月24日取得)

効率性や予測可能性、計算可能性に主眼をおいたケアマネジメントの導入は、ソーシャルワーク実践にどのような影響を及ぼすのか。英国の公共セクターにおける政策的背景や実践例をもとに、各種社会理論も援用して、「合理性の非合理性」に対抗する視座を提起する。

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若者と軍隊生活

若者と軍隊生活
  • 『若者と軍隊生活 : 生還学徒兵のライフストーリー研究』
  • 渡辺祐介 著
  • 新曜社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784788518162
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月22日取得)

なぜ学徒兵の多くは、戦争で死ぬことに抵抗しながらも、軍紀の乱れた末期の軍隊生活においてさえ〈やる気〉に満ちて軍務に勤しんだのか。軍隊生活での生き方に注目し、三名の生還学徒兵のライフストーリーから、その心理的・社会的メカニズムを考察。

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歴史を書くとはどういうことか

  • 『歴史を書くとはどういうことか : 初期近代ヨーロッパの歴史叙述』
  • 小谷英生, 網谷壮介, 飯田賢穂, 上村剛 編著
  • 勁草書房
  • 2023.6
  • ISBN: 9784326200658
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月22日取得)

誰が、何のために、どのように歴史を語るのか──歴史叙述の歴史を探求し、歴史と政治との関連について再考する。 歴史の語りは政治的な身振りと直結している。過去の何が記憶されるべきか、どのように書かれ、何が意図され、社会に何がもたらされたのか。本書はこのような問いをもとに、特に西欧初期近代の思想家たちにとっての歴史、歴史の書き方、政治的利用について検討し、これからの歴史叙述のあり方と政治との関連について …

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ヘイト・スピーチという危害

  • 『ヘイト・スピーチという危害』
  • ジェレミー・ウォルドロン [著]、谷澤正嗣, 川岸令和 訳
  • みすず書房
  • 2015.4
  • ISBN: 9784622078739
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月18日取得)

ヘイト・スピーチとは何か。それは社会の何を壊すのか。ヘイト・スピーチが不快感をもたらすことは規制の根拠にはならない。それは人の「尊厳」を傷つけるから規制されるべきなのである。ヘイト・スピーチが攻撃するのは、社会の基盤そのものである。ではヘイト・スピーチ規制と、表現の自由はどう両立するか。日本と同じくヘイト・スピーチ規制のないアメリカの議論を紹介し、ヘイト・スピーチの定義、その問題点、法規制の根拠 …

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現代ドイツ政治外交史

  • 『現代ドイツ政治外交史 : 占領期からメルケル政権まで』
  • 板橋拓己, 妹尾哲志 編著
  • ミネルヴァ書房
  • 2023.6
  • ISBN: 9784623094868
  • Minerva Modern History ; 3
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月18日取得)

ナチの全体主義と第二次世界大戦の敗戦を経て、戦後ドイツは、冷戦のなか分断国家として再出発した。そしていまや東西統一を果たし、ヨーロッパの中心的な存在となっている。いかにしてドイツは、経済復興や再軍備、ヨーロッパ統合、戦争責任や賠償、さらには社会保障や環境保護などの課題に取り組んだのか。本書は、歴代首相のリーダーシップ、そして政党政治の展開を軸にして、戦後ドイツ政治の70年の歩みを描き出す。 …

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ジャン=リュック・ナンシーの哲学

  • 『ジャン=リュック・ナンシーの哲学 : 共同性、意味、世界』
  • 西山雄二, 柿並良佑 編、市川崇 [ほか] 著、乙幡亮, 黒木秀房, 松葉類, 吉松覚 訳
  • 読書人
  • 2023.6
  • ISBN: 9784924671621
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月18日取得)

2021年8月に逝去したフランスの哲学者ジャン=リュック・ナンシー(Jean-Luc Nancy 1940-2021)の思想をめぐる学術シンポジウムの発言全記録に、大幅に加筆修正(詳細な註を付す)。2022年9月、東京・日仏会館で2日間にわたって行われたシンポジウムには、国内外から15名の研究者が参加した。幅広い領域からの発言のすべてが、ナンシーの哲学への誘いとなる。ナンシー哲学への入門書の決定 …

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イノベーション

  • 『イノベーション : 世界を変える発想を創りだす』
  • マーク・ドジソン, デビッド・ガン 著、島添順子 訳
  • 白水社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784560093573
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月15日取得)

イノベーションとは何か? それがなぜ私たちに大きな影響を与えるのか? イノベーションはどのようにして起こり、何によって、誰によって促進され、どのように追求され組織化され、そしてプラスであれマイナスであれ、その結果は何であるのか? 本書は、イノベーションについて過去から得られる最良の洞察とイノベーションの今日的な性質を多様な角度から論じ、さらに、未来においてイノベーションがどのようになるのかを考察す …

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裏切りの王国

  • 『裏切りの王国 : ルポ・英国のナショナリズム』
  • 服部正法 著
  • 白水社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784560094853
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月15日取得)

グローバリズムが進展し、経済格差が急速に広がるなか、各地でナショナリズムの胎動が表面化し、事象として現れ始めている。本書は、EU離脱で揺れた英国を舞台に、世界の政治を駆動する大きな潮流となったナショナリズムの発露を現場から報告する試みである。 著者は毎日新聞の前欧州総局長。場末のパブで飲んでいる労働者・移民からケンブリッジの研究者や閣僚経験者に至るまで、取材対象は実に多彩だ。こうした人びとの意見を …

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歴史学研究法

  • 『歴史学研究法』
  • 今井登志喜 著
  • 筑摩書房
  • 2023.6
  • ISBN: 9784480510679
  • ちくま学芸文庫 ; イ62-1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月15日取得)

「歴史学とは何か」について「古典的歴史学方法論」の論点を的確にまとめる。方法の実践例として、「塩尻峠の合戦」を取り上げる。解説 松沢裕作 「歴史学とはどのような学問か」「歴史学はいかにして正しい結論を導き出せるのか」という問題は、現在でも常に問い直され続けている。本書では、19世紀における歴史学の進展を踏まえ、歴史学の方法論にはじまって、諸学との連携の在り方、史料批判についてなど、簡潔にして要点を …

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