日本史56

「玉音」放送の歴史学

「玉音」放送の歴史学
  • 『「玉音」放送の歴史学 : 八月一五日をめぐる権威と権力』
  • 岩田重則 著
  • 青土社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784791775675
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月14日取得)

天皇の大恩か、権力の発動か 日本の近現代史のなかでもっとも有名なラジオ放送。ここで流された昭和天皇の声がアジア太平洋戦争終結を国民に告げた。この放送はなぜ必要だったのか。「御前」会議や原爆にかかわるメディアの報道、当時の人びとの肉声にいたるまでさまざまな文献資料を詳細にひもとくと、明治憲法体制における天皇とはいかなる存在か、そして「玉音」放送とはいったい何だったのかが明らかになる。これまで触れられ …

-- 「玉音」放送の歴史学 | 楽天ブックス

大相撲の社会学

  • 『大相撲の社会学 : 力士のライフコースから相撲部屋の社会構造まで、スポーツ社会学から考察する』
  • 生沼芳弘
  • 22世紀アート
  • 2023.6
  • ISBN: 9784888772402
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月24日取得)

江戸時代の勧進相撲がプロ化する過程に形成され、師匠である親方とその弟子による生活共同体である「相撲部屋」。この世界でも類を見ない制度はいかなる特質、いかなる社会構造を持っているのかーー伝統的な大相撲の世界を「部屋制度」と「家」の枠組みから捉え、実際に高砂部屋で2年にわたり力士たちと寝食を共にしてフィールドワークを重ねた自身の先行研究をもとに、ライフコースをはじめとする社会学的な切り口で考察したユ …

-- 大相撲の社会学 | 楽天ブックス

鉄道と国家

鉄道と国家 ─「我田引鉄」の近現代史 新装改訂版
  • 『鉄道と国家 : 「我田引鉄」の近現代史』
  • 小牟田哲彦 著
  • 交通新聞社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784330044231
  • 交通新聞社新書 ; 172
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月22日取得)

日常の移動手段として利用される鉄道は必ず目的があって造られたが、その背景には「政治」「国家」という大きなベクトルが関わっている。当書は、その関わりをキーワードに多くの事例を取り上げ、より実感的に解説。中央集権、戦争、利便、災害復旧、国際協力など、鉄道が関わってきた役割の重要な一断面を通し、日本の近現代史を体系的に浮き彫りにする。 改訂新版まえがき 第1章 鉄道は国家百年の大計 第2章 日本の鉄道を …

-- 鉄道と国家 ─「我田引鉄」の近現代史 新装改訂版 | 楽天ブックス

近代日本メディア史 1

  • 『近代日本メディア史 1』
  • 有山輝雄 著
  • 吉川弘文館
  • 2023.8
  • ISBN: 9784642039277
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月16日取得)

明治新政権のメディア政策により、報道新聞がつくられた。新聞言論が活発化し、政府は讒謗律・新聞紙条例を公布して取り締まりを行う。明治国家体制のなかのメディアの役割形成など、第一次世界大戦までの歴史を描く。 序 見えないメディアを見る方法/徳川政権とニュース・メディア(商業的印刷出版の旺盛と統制/制度外としてのかわら版/取締の悪循環/幕末の変動とメディア統制の空洞化/時事的報道メディアとジャーナリズム …

-- 近代日本メディア史 1 | 楽天ブックス

日本人が移民だったころ

  • 『日本人が移民だったころ』
  • 寺尾紗穂 著
  • 河出書房新社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784309031224
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月16日取得)

「生きることを考えなきゃね。朝起きたら朗らかに」札幌、沖縄、そしてパラグアイー。終戦後、植民地から日本へ引き揚げた家族たちが、開拓やさらなる移住によって辿り着いた場所とは。歴史に翻弄された庶民の「声」を拾い集める、聞き書きルポルタージュの決定版!

-- 日本人が移民だったころ | 楽天ブックス

1973年に生まれて

  • 『1973年に生まれて : 団塊ジュニア世代の半世紀』
  • 速水健朗 著
  • 東京書籍
  • 2023.7
  • ISBN: 9784487814688
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月1日取得)

《この世代の世代論は、ノスタルジーか残酷物語のどちらかである。そうではない本を書くことが本書の目的だが、そうなっただろうか。》--速水健朗(本書「あとがき」より) ロスジェネ、超氷河期、お荷物と言われ続けた団塊ジュニア世代のど真ん中ゾーンも、ついに天命を知る50代に突入。 そんな世代が生きてきた1970年代から2020年代にわたる、日本社会、メディア、生活の変遷を、あるいはこの時代に何が生まれ、何 …

-- 1973年に生まれて | 楽天ブックス

百姓・町人・芸人の明治革命

  • 『百姓・町人・芸人の明治革命 : 自由民権150年』
  • 津田正夫 著
  • 現代書館
  • 2023.6
  • ISBN: 9784768459409
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月14日取得)

明治維新により発足した新政府が薩長や一部公卿による独裁政治に陥っているとして、板垣退助・後藤象二郎・江藤新平・副島種臣らは立憲国家を目指し、初の政治結社「愛国公党(後の自由党)」を作り、国民の公論と政治参加による憲法と国会を設けるよう、1874年に「民撰議院設立建白書」を提出し、全国に広がる自由民権運動がスタート。板垣が襲撃された美濃・尾張の自由民権運動の実情、富国強兵・足尾鉱毒事件に翻弄された著 …

-- 百姓・町人・芸人の明治革命 | 楽天ブックス

読み書きの日本史

  • 『読み書きの日本史』
  • 八鍬友広 著
  • 岩波書店
  • 2023.6
  • ISBN: 9784004319788
  • 岩波新書 新赤版 ; 1978
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月5日取得)

私たちが日々実践している文字による言語活動は、長い時をへて形づくられてきたものだ。古代における漢字の受容から、往来物による学びの時代へ。近世の文字文化の多様な展開から、近代学校の成立へ。──世界の事例にも目くばりしながら、識字の社会的意味を広くとらえ、今も揺らぎのなかにあるリテラシーの歩みを描く。

-- 読み書きの日本史 | 楽天ブックス

総中流の始まり

  • 『総中流の始まり : 団地と生活時間の戦後史』
  • 渡邉大輔, 相澤真一, 森直人 編著、東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター 編
  • 青弓社
  • 2019.11
  • ISBN: 9784787234629
  • 青弓社ライブラリー ; 99
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月26日取得)

高度経済成長期の前夜ーー総中流社会の基盤になった「人々の普通の生活」は、どのように成立したのか。1965年の社会調査を復元して再分析し、労働者や母親の生活実態、子どもの遊びや学習の様子、テレビと一家団欒など、「総中流の時代」のリアルを照射する。

-- 総中流の始まり | 楽天ブックス

自称詞〈僕〉の歴史

  • 『自称詞〈僕〉の歴史』
  • 友田健太郎
  • 河出書房新社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784309631677
  • 河出新書
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月19日取得)

明治以降、なぜ日本語“僕”は、男性だけに普及したのか?幕末の志士・吉田松陰の書簡から村上春樹の最新長編まで、自称詞に込められた意味を読み解く。

-- 自称詞〈僕〉の歴史 | 楽天ブックス

読み書きの民俗学

  • 『読み書きの民俗学』
  • 渡部圭一 著
  • 吉川弘文館
  • 2023.7
  • ISBN: 9784642074131
  • 日本歴史民俗叢書
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月15日取得)

近世から近代の村落では、生活と一体化した読み書き実践が花開いていた。神社由緒書や石造物に刻まれた記録、真宗聖教の読誦と出版、頭役祭祀をめぐる文書や帳簿などを事例に、フィールドワークを駆使して丹念に検討する。声での伝達や身体動作と絡み合った、近世から近代の日本を舞台とする読み書きの特質を、初めて体系的に論じた注目の書。

-- 読み書きの民俗学 | 楽天ブックス

日本経営史

  • 『日本経営史 : 江戸から令和へ・伝統と革新の系譜』
  • 宮本又郎, 阿部武司, 宇田川勝, 沢井実, 橘川武郎 著
  • 有斐閣
  • 2023.5
  • ISBN: 9784641166172
  • Y21
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月29日取得)

江戸時代からの歩みをたどった先にみえる、日本企業再生の条件とは。濃密な記述でおくる通史テキストの決定版、16年ぶりの改訂!1990年代以降の長期低迷期を論ずる第6章を新設。全篇にわたって最近の研究成果も盛り込みました。

-- 日本経営史〔第3版〕 | 楽天ブックス