政治57

「政治の話」とデモクラシー

「政治の話」とデモクラシー
  • 『「政治の話」とデモクラシー : 規範的効果の実証分析』
  • 横山智哉 著
  • 有斐閣
  • 2023.3
  • ISBN: 9784641149458
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月26日取得)

「政治の話」はデモクラシーの資本たりうるか。日々人々の間で行われる「政治の話」は、政治態度や政治行動にどのような影響を与え、また民主主義を機能させるうえでいかなる効果を持つのか。本書は、これらのテーマについて、世論調査データを用いた統計分析や、サーベイ実験により実証的に明らかにする。

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事実はどこにあるのか

事実はどこにあるのか 民主主義を運営するためのニュースの見方
  • 『事実はどこにあるのか : 民主主義を運営するためのニュースの見方』
  • 澤康臣 著
  • 幻冬舎
  • 2023.3
  • ISBN: 9784344986893
  • 幻冬舎新書 ; さ-26-1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月21日取得)

デジタル情報の総量はこの20年で1万6000倍になったが、権力者に都合の悪い事実は隠され、SNS上にはデマや誤情報が氾濫する。私たちが民主主義の「お客様」でなく「運営者」として、社会問題を議論し、解決するのに必要な情報を得るのは、難しくなる一方だ。記者はどうやって権力の不正に迫るのか。SNSと報道メディアは何が違うのか。事件・事故報道に、実名は必要なのか。ジャーナリズムのあり方を、現場の声を踏まえ …

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フランス革命の代償

フランス革命の代償
  • 『フランス革命の代償』
  • ルネ・セディヨ 著、山﨑耕一 訳
  • 草思社
  • 2023.2
  • ISBN: 9784794226341
  • 草思社文庫 ; セ3-1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月20日取得)

フランス革命はその栄光だけでなく、支払った代償も大きかった。大革命からナポレオン帝政の25年間、戦場で、断頭台で、どれだけの人間が死んだのだろう。どのような芸術作品が生まれ、どれだけ文化財が破壊されたのだろう。フランスは本当に人権の国、自由・平等・博愛の国になったのだろうかー。人口動態、領土、法制、文化、芸術、農業、産業、商業、財政、社会の各分野について、大革命前夜とナポレオン帝政崩壊直後を比較 …

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イギリス家族政策はどう変わったのか

イギリス家族政策はどう変わったのか
  • 『イギリス家族政策はどう変わったのか : 子育て・貧困と政府の役割』
  • N. アイゼンシュタット, C. オッペンハイム、宮本章史 訳
  • 日本経済評論社
  • 2023.2
  • ISBN: 9784818826274
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月20日取得)

子ども、家族の貧困を削減し、親子の安定した生活を支えるには?人種、文化、ジェンダーとともに、家族の形も多様化する英国社会。直近20年間の家族政策の変遷から日本への示唆を探る好著。

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法の近代

法の近代 権力と暴力をわかつもの
  • 『法の近代 : 権力と暴力をわかつもの』
  • 嘉戸一将 著
  • 岩波書店
  • 2023.2
  • ISBN: 9784004319603
  • 岩波新書 新赤版 ; 1960
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月8日取得)

この困難な時代に問いかけよう。恣意的な暴力と、制度的な権力をわかつものはいったい何か?ローマ法の“再発見”から近代日本にいたる、法と国家の正統性をめぐって繰り返されてきた議論の歴史と、その舞台裏たる秩序創造の隘路。それでもなお、私たちが人間的な生を享受するために論じるべきことは、そこにあるのだ。

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ナチズムの美学

ナチズムの美学
  • 『ナチズムの美学 : キッチュと死についての考察』
  • ソール・フリードレンダー 著、田中正人 訳
  • 筑摩書房
  • 2023.1
  • ISBN: 9784480511614
  • ちくま学芸文庫 ; フ49-1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月30日取得)

何によって民衆はナチズムに魅惑されたのか。本書は、第二次世界大戦後につくられた映画・小説等を中心に言説分析を行うことにより、ナチスに魅入られた大衆心理の意外な正体を暴きだす。『地獄に堕ちた勇者ども』『リリー・マルレーン』『ブリキの太鼓』『ヒトラー、あるいはドイツ映画』等の作品中に、記憶と想像力によって再構成された第三帝国の姿。そこから照射されてくるのはキッチュと死という二要素の「完全な綜合」であ …

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ニュースピークからサイバースピークへ

ニュースピークからサイバースピークへ
  • 『ニュースピークからサイバースピークへ : ソ連における科学・政治・言語』
  • スラーヴァ・ゲローヴィチ 著、大黒岳彦 訳、金山浩司 校閲・解説
  • 名古屋大学出版会
  • 2023.2
  • ISBN: 9784815811150
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年9月1日取得)

統制的国家において科学はいかにふるまうのか。空疎なイデオロギー話法を乗り越える、厳密で普遍的な科学言語として期待されたサイバネティックス。この「自由の道具」が、数学・生物学・生理学・言語学などソ連科学界を席巻した末に、社会の科学的管理をめざして体制化していく道程をヴィヴィッドに描きだす。

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民主主義を装う権威主義

民主主義を装う権威主義
  • 『民主主義を装う権威主義 : 世界化する選挙独裁とその論理』
  • 東島雅昌 著
  • 千倉書房
  • 2023.2
  • ISBN: 9784805112830
  • 叢書21世紀の国際環境と日本 ; 008
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月31日取得)

わたしたちは民主主義と権威主義が相争う世界を生きるのか?私たちは、選挙こそが民主主義を担保すると考えてきた。しかし、勃興する権威主義体制国家では、狷介な独裁者たちが選挙というメカニズムを巧妙に操作し、自分たちの思う結果を得ようとしている。近代以降200年かけて築き上げてきた法や秩序やモラルの体系が厳しい挑戦を受けるなか、民主主義の合わせ鏡として独裁主義の現在を探求する。

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ポピュリズムに揺れる欧州政党政治

ポピュリズムに揺れる欧州政党政治
  • 『ポピュリズムに揺れる欧州政党政治』
  • パスカル・ペリノー 著、中村雅治 訳
  • 白水社
  • 2023.1
  • ISBN: 9784560510568
  • 文庫クセジュ ; 1056
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月6日取得)

フランスの右翼政党「国民戦線(FN)」研究の第一人者であり、これまで大統領選挙、国民議会選挙、欧州議会選挙等の分析において中心的役割を果たしてきた著者が、十九世紀後半のロシアやアメリカを起源とし、この数十年で多元的な様相を帯びるポピュリズム現象を、豊富な事例とともに総括する。

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明治維新と〈公議〉

明治維新と〈公議〉
  • 『明治維新と〈公議〉 : 議会・多数決・一致』
  • 伊故海貴則 著
  • 吉川弘文館
  • 2023.1
  • ISBN: 9784642039208
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月9日取得)

明治維新という社会変革を画期として、政治的な合意システムが「全会一致」から一人一票の「多数決」へと移行していく。近代の議会制度が導入された地域社会のなかで「公議」概念はどのように変容し、制度として定着していったのか。静岡県各地の事例を丹念に調査・検討し、“合意形成のあり方の変容”という切り口からその実態に迫る注目の一冊。

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システム・エラー社会

システム・エラー社会
  • 『システム・エラー社会 : 「最適化」至上主義の罠』
  • ロブ・ライヒ, メラン・サハミ, ジェレミー・M・ワインスタイン 著、小坂恵理 訳
  • NHK出版
  • 2022.12
  • ISBN: 9784140819272
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月12日取得)

「エンジニア」「テクニシャン」、あるいは「テクノロジスト」等と呼ばれ、巨大テック企業やスタートアップ企業を動かす先端技術者たちはいまや政治家や経済学者よりはるかに強い実社会への影響力を持っている。「破壊的イノベーション」の中心地・シリコンバレーに多数の卒業生を送り出すスタンフォード大学は、過度の技術偏重を問題視し、次世代人材の倫理教育に取り組んでいる。そのプログラムを主導する三人の教授が、個人のプ …

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