ジェンダー35

高等女学校と女性の近代

  • 『高等女学校と女性の近代』
  • 小山静子 著
  • 勁草書房
  • 2023.6
  • ISBN: 9784326654413
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月15日取得)

明治期?終戦直後に存在した高等女学校とは、いかなる特徴をもち、その教育はどのようなものだったのか。資料を分析し詳細に紐解く。 女子の中等教育機関として近代日本に存在した高等女学校とは、いかなる学校だったのか。また、良妻賢母教育の内実をめぐって、どんな議論が行われ、どのような教育が実施されたのか。資料を基に、ジェンダー化された教育制度や教育内容を明らかにしつつ、女性が教育を受けることの意味、ひいては …

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生まれつき男社会に服従する女はいない

  • 『生まれつき男社会に服従する女はいない』
  • マノン・ガルシア [著]、横山安由美 訳
  • みすず書房
  • 2023.7
  • ISBN: 9784622096146
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月22日取得)

「完全に自立した筋金入りのフェミニストの女性ですら、ふと気がつくと、男の征服者然とした眼差しを好ましく思ったり、パートナーの腕のなかで言いなりの存在になることを欲したり、目立った華々しい活動よりもこまごまとした家事──かいがいしくリネン類を畳んだり、家族のために見栄えの良い朝食を用意したりすること──を好ましく感じている。このような願望、このような喜びは、はたして女の自立と両立可能なのだろうか」( …

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トランスジェンダー入門

  • 『トランスジェンダー入門』
  • 周司あきら, 高井ゆと里 著
  • 集英社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784087212747
  • 集英社新書 ; 1174
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月16日取得)

トランスジェンダーとはどのような人たちなのか。 性別を変えるには何をしなければならないのか。 トランスの人たちはどのような差別に苦しめられているのか。 そして、この社会には何が求められているのか。 これまで「LGBT」と一括りにされることが多かった「T=トランスジェンダー」について、さまざまなデータを用いて現状を明らかにすると共に、医療や法律をはじめその全体像をつかむことのできる、本邦初の入門書と …

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女性不況サバイバル

  • 『女性不況サバイバル』
  • 竹信三恵子 著
  • 岩波書店
  • 2023.7
  • ISBN: 9784004319818
  • 岩波新書 新赤版 ; 1981
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月13日取得)

コロナ禍は、「ケアする性」を直撃した災害でもあった・・・。世界各地で「女性不況」と課題視されたにもかかわらず、なぜ日本の女性たちの雇用危機は無いことにされ、放置されてきたのか。社会に埋め込まれた「不可視化と沈黙」を生み出す六つの仕掛けを浮き彫りにし、女性たちの模索をたどる。危機はまだ終わっていない。

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ヒゲの文化史

  • 『ヒゲの文化史 : 男性性/男らしさのシンボルはいかにして生まれたか』
  • クリストファー・オールドストーン=ムーア 著、渡邊昭子, 小野綾香 訳
  • ミネルヴァ書房
  • 2023.7
  • ISBN: 9784623094387
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月31日取得)

男性のヒゲは時代とともに様々な変化を遂げてきた。男性性の象徴ともいえるヒゲの変化は、単なるファッションの一部にすぎないのだろうか? 長い歴史のなかでヒゲは男らしさの指標であり、社会的および政治的権威とも無関係でなかった。本書は紀元前から現代に至るまでの西洋社会において、男性がこぞってヒゲを伸ばした四つの時代を明らかにし、ヒゲの興隆期とヒゲ剃りの時代を対比することでヒゲの歴史の全体像に迫る。 《原 …

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BL研究者によるジェンダー批評入門

  • 『BL研究者によるジェンダー批評入門 : 言葉にならない「モヤモヤ」を言葉で語る「ワクワク」に変える、表象分析のレッスン』
  • 溝口彰子 著
  • 笠間書院
  • 2023.6
  • ISBN: 9784305709899
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月3日取得)

紀伊國屋じんぶん大賞2023 第1位 『布団の中から蜂起せよ』高島鈴さん応援! 【概 要】 本書は、映画やドラマ、漫画やアニメ、現代アートなどビジュアル要素のある作品を、「ジェンダーの視点」で批評してみようとお誘いする本です。 「なんかモヤモヤした!」「すごくかっこよかった!」といった感想から一歩踏み込んで、「なぜモヤモヤしたのか」「どのようにカッコいいと感じたのか」を言語化してみると、「作品を見 …

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憧れの感情史

  • 『憧れの感情史 : アジアの近代と〈新しい女性〉』
  • 山口みどり, 中野嘉子 編著、後藤絵美 [ほか] [著]
  • 作品社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784861829802
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月8日取得)

19世紀から20世紀にかけては、増幅するスペクタクルのなかで「憧れ」の経済価値が高まり、「憧れ」の形を戦略的に操作した時代である。この「憧れ」の構築する近代に、女性たち、とくに既存の価値観を乗り越えようとする「新しい女性」たちはどうかかわったのだろうか。本書は、国内・海外の研究者たちが共同で、「憧れ」とジェンダーを軸に歴史を読み解く。

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アメリカ〈主婦〉の仕事史

  • 『アメリカ〈主婦〉の仕事史 : 私領域と市場の相互関係』
  • 森杲 著
  • ミネルヴァ書房
  • 2013.9
  • ISBN: 9784623066766
  • MINERVA西洋史ライブラリー ; 97
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月5日取得)

家事を担う主婦の「仕事」とはー各時代の社会環境・条件に対応した主婦の日常行動に内在する特徴を描き出す。

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ガールズ・アーバン・スタディーズ

  • 『ガールズ・アーバン・スタディーズ : 「女子」たちの遊ぶ・つながる・生き抜く』
  • 大貫恵佳, 木村絵里子, 田中大介, 塚田修一, 中西泰子 編著
  • 法律文化社
  • 2023.5
  • ISBN: 9784589042729
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月28日取得)

現代の都市は、「女性」を通せばどのように見えるのか。都市において「女性をする楽しさ」や「女性をさせられる苦しさ」に焦点を合わせればいかなる視点が得られるのか。本書では、都市を生きる女性たちが「都市にいること/女性であること」の付き合い方を自覚的にとらえ返すことで、これまでとは異なる都市のリアリティを明らかにする。それは結果として、女性たち(のみならずすべての人々)のあり方をより自由にするであろう。 …

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「ものづくり」のジェンダー格差

  • 『「ものづくり」のジェンダー格差 : フェミナイズされた手仕事の言説をめぐって』
  • 山崎明子 著
  • 人文書院
  • 2023.5
  • ISBN: 9784409241561
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年6月27日取得)

手仕事をめぐる言説に隠されたジェンダー構造を明らかにする画期的研究。人々の関心を集めながらも、社会の傍流へ追いやられる手仕事がある。そんな「やりがいのあるものづくり」が奨励されるとき、その言説にはジェンダーの問題が潜んでいるのではないか。学校での家庭科、戦時下における針仕事の動員、戦後の手芸ブーム、伝統工芸における女性職人、刑務所での工芸品作りなど、趣味以上・労働未満の創作活動を支えている、フェミ …

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性差別の損失

  • 『性差別の損失 : なぜ経済は男性に支配され、女性は排除されるのか』
  • リンダ・スコット 著、月谷真紀 訳
  • 柏書房
  • 2023.5
  • ISBN: 9784760155132
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年6月12日取得)

なぜワーキング・プアが起こるのか。出産をあきらめる本当の理由。女性を昇進させない圧力の存在。男性の連帯が女性を阻んでいる。

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