言語10

自称詞〈僕〉の歴史

  • 『自称詞〈僕〉の歴史』
  • 友田健太郎
  • 河出書房新社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784309631677
  • 河出新書
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月19日取得)

明治以降、なぜ日本語“僕”は、男性だけに普及したのか?幕末の志士・吉田松陰の書簡から村上春樹の最新長編まで、自称詞に込められた意味を読み解く。

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犬は「びよ」と鳴いていた

  • 『犬は「びよ」と鳴いていた : 日本語は擬音語・擬態語が面白い』
  • 山口仲美 著
  • 光文社
  • 2023.5
  • ISBN: 9784334770709
  • 光文社未来ライブラリー ; 0020
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月28日取得)

「私が一番最初にひっかかったのは、平安時代の『大鏡』に出てくる犬の声です。「ひよ」って書いてある。頭注にも、「犬の声か」と記してあるだけなんです。私たちは、犬の声は「わん」だとばかり思っていますから、「ひよ」と書かれていても、にわかには信じられない。(中略)これが、私が擬音語・擬態語に興味をもったきっかけでした。」。日本語の「名脇役」の歴史と謎に研究の第一人者が迫る。ロングセラーが待望の文庫化!

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ことばの教育

ことばの教育
  • 『ことばの教育 : 日本語で読み、書き、考える』
  • 紅野謙介 著
  • 青土社
  • 2023.3
  • ISBN: 9784791775361
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月8日取得)

国語からみた「ことば」の現在地。教育改革は暴走する。「教科日本語」の出現、新学習指導要領や共通テストの導入、「論理国語」と「文学国語」という分断、学校現場の疲弊…現場に立つ文学者が描く教育における「ことば」の危機。「ことば」に関心を寄せるすべてのひとへ。

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日本語からの哲学

日本語からの哲学
  • 『日本語からの哲学 : なぜ〈です・ます〉で論文を書いてはならないのか?』
  • 平尾昌宏 著
  • 晶文社
  • 2022.9
  • ISBN: 9784794973276
  • 犀の教室Liberal Arts Lab
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月15日取得)

“である”と“です・ます”、二つの文末辞の違いを掘り下げていった末にたどり着いたのは、全く異なった二つの世界像=哲学原理だった。日本語からの哲学は可能か?文末辞からはじまる画期的な哲学入門。

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読むことのアレゴリー

読むことのアレゴリー
  • 『読むことのアレゴリー』
  • ポール・ド・マン [著]、土田知則 訳
  • 講談社
  • 2022.12
  • ISBN: 9784065302279
  • 講談社学術文庫 ; 2743
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月13日取得)

ポール・ド・マン(一九一九ー八三年)の主著、堂々の全訳!イェール学派の領袖として、文学批評のみならず、哲学・思想全般に深い影響を与え続けてきたド・マンが生前に公刊した著作はわずか二冊。文字どおりの主著である本書は、具体的な作品を題材にして「読む」という深淵なる営みの真髄を読む者に教える、二〇世紀が生んだ不滅の金字塔である。

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言語はこうして生まれる

言語はこうして生まれる
  • 『言語はこうして生まれる : 「即興する脳」とジェスチャーゲーム』
  • モーテン・H・クリスチャンセン, ニック・チェイター 著、塩原通緒 訳
  • 新潮社
  • 2022.11
  • ISBN: 9784105073114
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月19日取得)

言語についての根本的な謎に答え、言語がどのように発生し、進化してきたのかを明らかにする。

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バッド・ランゲージ

バッド・ランゲージ
  • 『バッド・ランゲージ : 悪い言葉の哲学入門』
  • ハーマン・カペレン, ジョシュ・ディーバー 著、葛谷潤, 杉本英太, 仲宗根勝仁, 中根杏樹, 藤川直也 訳
  • 勁草書房
  • 2022.10
  • ISBN: 9784326103102
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月19日取得)

「実社会の言語」問題に切り込む、これからの言語哲学入門書。他者が用いる言葉のダークサイドの力に対抗し、そして自分がダークサイドに陥らないために。

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翻訳とはなにか

翻訳とはなにか
  • 『翻訳とはなにか : 記号論と翻訳論の地平-あるいは、世界を多様化する変換過程について』
  • 小山亘 編著、浅井優一 編
  • 三元社
  • 2022.9
  • ISBN: 9784883035533
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月22日取得)

翻訳とは、ある言語で言われたことを別の言語で言い換える、ただ、それだけのことなのか。近現代の翻訳を問い直し、その背後にナショナリズム、言語純粋主義、標準語中心主義などのイデオロギーを見出すことにより、方言、語用、相互行為などを含む、社会文化的なコミュニケーションの地平で翻訳ー言語間翻訳、言語内翻訳、そして記号間翻訳ーその全体を捉える枠組みを提示する。すなわち、本書は、翻訳を、社会文化空間の中で生起するコミュニケーションという出来事と、その連鎖が織り出す記号過程として描くことをとおして、今日の翻訳および現代翻訳研究の全体像を解き明かすものである。

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