メディア26

ベリングキャット

ベリングキャット
  • 『ベリングキャット : デジタルハンター、国家の噓を暴く』
  • エリオット・ヒギンズ 著、安原和見 訳
  • 筑摩書房
  • 2022.3
  • ISBN: 9784480837226
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月20日取得)

大手メディアも驚くほどの速さと正確さで次々にスクープを飛ばし、いまや世界中から注目される調査報道ユニット“ベリングキャット”。シリア政府の戦争犯罪をあばき、ロシアの暗殺者の身元を特定し、ウクライナで民間機を撃墜した黒幕をも突き止める。いったいかれらは何者なのか。なぜそんなことが可能なのか。始まりは、キッチンテーブルで見た“アラブの春”の現地動画だった。ここはどこだ、映っているのは本物なのか。オンラインゲームにはまっていた著者は、ネット上に集った仲間とともに、独学でまったく新しい調査手法を作り上げてゆく。かれらが使うのは、SNSの投稿や流出した名簿など公開された情報のみ。フェイクもプロパガンダも混在するウェブ情報のなかから、権力者たちが望まない真実へたどりつくのだ。権力者は平然と、見えすいたウソをつく。その虚偽を覆すことは私たちにも可能だー。ポスト真実の時代に生まれたデジタルハンターたちの活躍を描く。

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陰謀論入門

陰謀論入門
  • 『陰謀論入門 : 誰が、なぜ信じるのか?』
  • ジョゼフ・E・ユージンスキ 著、北村京子 訳
  • 作品社
  • 2022.5
  • ISBN: 9784861828942
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月26日取得)

さまざまな「陰謀」説がネットやニュースで氾濫するなか、個別の真偽を問うのではなく、そもそも「陰謀論」とは何なのか、なぜ問題となるのか、どんな人が信じやすいのかを解明するため、最新の研究、データを用いて、適切な概念定義と分析手法を紹介し、私たちが「陰謀論」といかに向き合うべきかを明らかにする。アメリカで近年、政治学、心理学、社会学、哲学などの多分野を横断し、急速に発展する分野の第一人者による最良の入門書。

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