2022年7月18

オルター・ポリティクス

オルター・ポリティクス
  • 『オルター・ポリティクス : 批判的人類学とラディカルな想像力』
  • ガッサン・ハージ 著、塩原良和, 川端浩平 監訳、前川真裕子, 稲津秀樹, 高橋進之介 訳
  • 明石書店
  • 2022.7
  • ISBN: 9784750354415
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月22日取得)

他者の排除や否認へ向かうナショナリズム、レイシズム、植民地主義などに抗し、境界を強化するあらゆる二元論を乗り越え、他者にひらかれた、所与の空間の外部をラディカルに探求する。新たな理論的地平をひらく画期的思考実践。他者と共に在るありうべき別の現実のためにー。

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パリ万国博覧会

パリ万国博覧会
  • 『パリ万国博覧会 : サン=シモンの鉄の夢』
  • 鹿島茂 [著]
  • 講談社
  • 2022.7
  • ISBN: 9784065289068
  • 講談社学術文庫 ; 2726
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月19日取得)

現在も世界各国が競って開催する万国博覧会。それは、サン=シモンという男が思い描いた「産業という宗教」を奉ずる者たちが、物神たる機械と商品の数々により荘厳される神殿として創められた。来たるべきユートピアとして構築されゆく様を、資本主義文明の展開そのものを懐胎した運動として活写するーこの著者だからこそ書けた万博論の決定版!

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自民党の魔力

自民党の魔力
  • 『自民党の魔力 : 権力と執念のキメラ』
  • 蔵前勝久 著
  • 朝日新聞出版
  • 2022.7
  • ISBN: 9784022951786
  • 朝日新書 ; 873
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月19日取得)

自民党とは何か?強者をのみ込むブラックホールか?自民党所属の政治家は、数字上は、国会議員より圧倒的に地方議員の方が多い。「官邸主導」の第2次安倍政権以降はトップダウン組織に見えるが、地方ではボトムアップの側面がいまだ強い。首相ら党幹部への忠誠度が高い国会議員と、自民党同士の争いに価値を見いだす地方議員。両者の関係や地方議員と地域のつながりを主軸に、自民党内の力学、連立を組む公明党、さらには立憲、維 …

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心はこうして創られる

心はこうして創られる
  • 『心はこうして創られる : 「即興する脳」の心理学』
  • ニック・チェイター 著、高橋達二, 長谷川珈 訳
  • 講談社
  • 2022.7
  • ISBN: 9784065241066
  • 講談社選書メチエ ; 767
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月17日取得)

あなたが「思っている」と思っていることは、全部でっちあげだった! 「心の奥底には何かが隠されている」と、誰もが思いたがる。 心理学者や精神分析学者たちは、暗がりに潜むものを暴き出そうと奮闘してきた。 だが、神経科学や行動心理学の驚くべき新発見の数々は、隠された深みなどそもそも存在しないことを明らかにしている。 「無意識の思考」などというのは、神話にすぎなかったのだ。 わたしたちの脳は、思考や感情や …

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平等と効率の福祉革命

平等と効率の福祉革命
  • 『平等と効率の福祉革命 : 新しい女性の役割』
  • イエスタ・エスピン=アンデルセン [著]、大沢真理 監訳、不破麻紀子 [ほか] 共訳ほか
  • 岩波書店
  • 2022.7
  • ISBN: 9784006004514
  • 岩波現代文庫. 学術 ; 451
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月17日取得)

キャリアとジェンダー平等を追求する女性と、性別分業に従う女性との間で広がる格差。価値観・学歴の似た者同士が結婚する結果、世帯間の格差が増幅し、社会の効率性が下がり、さらには世代を越えて格差が継承されてしまう。どうすればこの流れを転換することができるのか。比較福祉国家論の第一人者による提言の書、待望の文庫化。 謝辞 略語表 序論 革命的な変化を把握する 複数均衡社会 - 理論的枠組み 第1部 第1 …

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地理学で読み解く流通と消費

地理学で読み解く流通と消費
  • 『地理学で読み解く流通と消費 : コンビニはなぜ集中出店するのか』
  • 土屋純 著
  • ベレ出版
  • 2022.7
  • ISBN: 9784860646950
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月12日取得)

2023年人文地理学会賞(一般図書部門)受賞!! 「地方の百貨店や商店街はなぜ衰退しているのか」「コンビニはなぜ集中出店するのか」「ユニクロはなぜロードサイドから都心部に展開するようになったのか」「イオンはなぜ田園地帯に出店したのか」--これらは皆、地理学的知見で説明できるといったら驚かれるでしょうか。実は流通や消費は、自然環境や都市構造・交通網といった地理的な要因によって、少なからず影響を受けて …

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経営学の危機

経営学の危機
  • 『経営学の危機 : 詐術・欺瞞・無意味な研究』
  • デニス・トゥーリッシュ [著]、佐藤郁哉 訳
  • 白桃書房
  • 2022.7
  • ISBN: 9784561161868
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月12日取得)

本書は、経営学、広くは社会科学系の学問領域全般が直面している危機の諸相が、研究の質とインテグリティ(倫理的な一貫性や誠実性)、大学における研究・教育体制、学問と実社会との関係など、多岐にわたる問題との関連で余すところなく描き出された「告発」の書である。 しかし、本書は単なる「批判のための批判」の書などではない。著者のトゥーリッシュ教授は、経営学の再生の可能性を見すえた上で、さまざまな改善策を提案し …

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明治維新と宗教

明治維新と宗教
  • 『明治維新と宗教』
  • 羽賀祥二 著
  • 法藏館
  • 2022.7
  • ISBN: 9784831826374
  • 法蔵館文庫 ; は1-1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月12日取得)

急激な社会変動のなか、人びとを統合するために重視されたのは、“宗教”と“歴史”だったー。 維新政府の宗教政策を中心に、戦死者慰霊・記念碑建立・「勤王の志士」への顕彰・古社寺保存といった諸問題を近代仏教も含めた俯瞰的な視野から分析。日本のあらゆる歴史を掘り起こし、さまざまな場での儀礼によってそれら「民族の歴史」を共有した「日本人」を錬成するためシステムとして「神道」が社会に定着していくさまを描く。 …

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ラジオの戦争責任

ラジオの戦争責任
  • 『ラジオの戦争責任』
  • 坂本慎一 著
  • 法藏館
  • 2022.7
  • ISBN: 9784831826367
  • 法蔵館文庫 ; さ4-1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月12日取得)

なぜあの戦争は起こったのか。なぜ「終戦記念日」は八月十五日なのか。そこには、当時最強のマスメディア・ラジオの存在があったー。 放送を軌道に乗せるために始まった初期の仏教講話の時代から「玉音放送」に至るラジオの歴史を五人の人物伝によってひもとき、日本が戦争を拡大させていった経緯と、またたく間に終戦を受け入れた背景に見え隠れする「日本特有の事情」を描き出す。 これまでの昭和史研究の“盲点”を突いた好 …

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戦争とデザイン

戦争とデザイン
  • 『戦争とデザイン』
  • 松田行正 著
  • 左右社
  • 2022.7
  • ISBN: 9784865280937
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月10日取得)

戦争は“デザイン”されている。その企みに騙されるな。第一次世界大戦、ナチス、そしてプーチンによるウクライナ侵攻。

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「みんな違ってみんないい」のか?

「みんな違ってみんないい」のか?
  • 『「みんな違ってみんないい」のか? : 相対主義と普遍主義の問題』
  • 山口裕之 著
  • 筑摩書房
  • 2022.7
  • ISBN: 9784480684301
  • ちくまプリマー新書 ; 405
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月10日取得)

「正しさは人それぞれ」といって他人との関係を切り捨てるのでもなく、「真実は一つ」といって自分と異なる考えを否定するのでもなくー考え方の異なる者同士がともに生きていくために、「正しさ」とは何か、それはどのようにして作られていくものかを、さまざまな学問のこれまでの議論を概観したうえで考える。

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フランス革命史

フランス革命史
  • 『フランス革命史 : 自由か死か』
  • ピーター・マクフィー 著、永見瑞木, 安藤裕介 訳
  • 白水社
  • 2022.7
  • ISBN: 9784560098950
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年6月29日取得)

革命は終わったのか? 1789年以降、フランスの革命家たちは人民主権、国民統合、そして市民的平等の諸原理に基づいて自分たちの世界を再建しようと努めた。それは、絶対王政と身分特権、地方特権に彩られた王国において、途轍もない挑戦だった。 本書は、なぜ革命が起きたのか? また革命は誰にとってのものだったのか? そして革命が残した遺産はなにか? 世界的権威が描き切った「全史」である。 これまでの革命史は、 …

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