贈与をめぐる冒険

  • 『贈与をめぐる冒険 : 新しい社会をつくるには』
  • 岩野卓司 著
  • ヘウレーカ
  • 2023.5
  • ISBN: 9784909753168
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月17日取得)

栗原康さん推薦! 「こいつはどっこい革命の書だァ! 義務も制裁もない道徳をいきろ。 プレゼントをなめるな。」 貧困や格差の拡大、つながりの喪失による孤立や無縁化、生態系の破壊……、わたしたちの社会は大きな困難に直面している。 このままでは世界はいったいどうなるのか、そんな不安を感じながら生きている人は少なくないだろう。 こうした課題の根本的な原因といえるのが、資本主義の行き過ぎである。 しかし、わ …

-- 贈与をめぐる冒険 | 楽天ブックス

当事者研究の誕生

  • 『当事者研究の誕生』
  • 綾屋紗月 著
  • 東京大学出版会
  • 2023.6
  • ISBN: 9784130664103
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月16日取得)

障害者運動、自助グループなどに淵源をもつ当事者研究。その系譜と方法を、著者自らの自閉スペクトラム症の当事者研究を振り返りながら探ってゆく。周縁化された経験への応答として当事者研究の誕生をとらえることで、未来に受け継ぐべきものを展望する試み。

-- 当事者研究の誕生 | 楽天ブックス

無目的

無目的
  • 『無目的 : 行き当たりばったりの思想』
  • トム・ルッツ 著、田畑暁生 訳
  • 青土社
  • 2023.8
  • ISBN: 9784791775743
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月16日取得)

無目的はわたしたちを自由にする 現代の社会では、目的を持たないことは批判的に捉えられがちであるが、過去においては多くの宗教家、哲学者、芸術家が目的を持たない状態に価値を見出していた。著者は「無目的」を人間の基本的な性癖と考え、それを創造性の源としたり、効率的な思考や生産性の要求に対抗できるものとして、積極的に擁護する。短い文章で構成されどこからでも気軽に読める本書は、無目的に読み進めることで予期し …

-- 無目的 | 楽天ブックス

国産RPGクロニクル

  • 『国産RPGクロニクル : ゲームはどう物語を描いてきたのか?』
  • 渡辺範明 著
  • イースト・プレス
  • 2023.6
  • ISBN: 9784781622149
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月16日取得)

日本でRPGはなぜ人気をえたか。物語はゲームでどう表現されるようになったのか。 国民的RPG、ドラクエとFFの功績をあらためて徹底検証! 「国民的ゲーム」として、日本のカルチャーに大きな影響を与えているドラゴンクエストとファイナルファンタジー。日本ではRPGがなぜこれほど人気なのか。ゲームで物語はどう表現されるようになったのか。TBSラジオ『アフター6ジャンクション』でもおなじみ、元スクウェア・エ …

-- 国産RPGクロニクル | 楽天ブックス

都市感覚を鍛える観察学入門

  • 『都市感覚を鍛える観察学入門 : まちを読み解き、まちをつくる』
  • 平本一雄, 末繁雄一 著
  • 晶文社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784794973306
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月15日取得)

まちを観察すれば、未来のすがたが見えてくるーーまち歩きを楽しみ、まちの歴史と現在を知り、まちづくりのヒントを探す多彩な視点を紹介。 都市(まち)には人々が集まり、モノやコトが溢れている。目の前の風景をただ眺めるだけでなく、「観察」という行為に高めると、まち歩きは発見に満ち、ビジネスやまちづくりのヒントまで見えてくる。まちを観察する現代の手法を紹介し、東京各エリアを中心に、歩き、カメラに収め、統計的 …

-- 都市感覚を鍛える観察学入門 | 楽天ブックス

脱成長がもたらす働き方の改革

脱成長がもたらす働き方の改革
  • 『脱成長がもたらす働き方の改革』
  • セルジュ・ラトゥーシュ 著、中野佳裕 訳
  • 白水社
  • 2023.12
  • ISBN: 9784560094761
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月15日取得)

「〈脱成長〉の核心にあるのは働き方の変革だ。過労と雇用不安が同居する日本社会への最良の処方箋となる一冊。」広井良典(京都大学教授) 資本主義的な賃労働体制からの解放と、自由時間の増加を、脱成長はめざしている。DXが推進されるいま、我々が知っておくべきは──ブルシット・ジョブからの脱却に必要なのは、「より少なく働くか、働き方を変えるか、あるいはまったく働かない」こと。 本書は、労働をめぐる問題につい …

-- 脱成長がもたらす働き方の改革 | 楽天ブックス

プライバシーこそ力

  • 『プライバシーこそ力 : なぜ、どのように、あなたは自分のデータを巨大企業から取り戻すべきか』
  • カリッサ・ヴェリツ 著、平田光美, 平田完一郎 訳
  • 花伝社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784763420749
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月15日取得)

まさにいま、あなたのすべて(あなたの住所・電話番号・配偶者や子どもの有無・銀行口座・健康状態・友人関係・性的指向・次にあなたが何をしようとしているかまで)が巨大IT企業と政府につかまれているかもしれない。 若きオックスフォード大学の俊英がわかりやすく解説する「監視資本主義」の脅威と解決策 英エコノミスト誌が選ぶ2019年ベストブック選出! 序章 第1章 データに飢えたハゲタカ 第2章 プライバシー …

-- プライバシーこそ力 | 楽天ブックス

高等女学校と女性の近代

  • 『高等女学校と女性の近代』
  • 小山静子 著
  • 勁草書房
  • 2023.6
  • ISBN: 9784326654413
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月15日取得)

明治期?終戦直後に存在した高等女学校とは、いかなる特徴をもち、その教育はどのようなものだったのか。資料を分析し詳細に紐解く。 女子の中等教育機関として近代日本に存在した高等女学校とは、いかなる学校だったのか。また、良妻賢母教育の内実をめぐって、どんな議論が行われ、どのような教育が実施されたのか。資料を基に、ジェンダー化された教育制度や教育内容を明らかにしつつ、女性が教育を受けることの意味、ひいては …

-- 高等女学校と女性の近代 | 楽天ブックス

「玉音」放送の歴史学

「玉音」放送の歴史学
  • 『「玉音」放送の歴史学 : 八月一五日をめぐる権威と権力』
  • 岩田重則 著
  • 青土社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784791775675
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月14日取得)

天皇の大恩か、権力の発動か 日本の近現代史のなかでもっとも有名なラジオ放送。ここで流された昭和天皇の声がアジア太平洋戦争終結を国民に告げた。この放送はなぜ必要だったのか。「御前」会議や原爆にかかわるメディアの報道、当時の人びとの肉声にいたるまでさまざまな文献資料を詳細にひもとくと、明治憲法体制における天皇とはいかなる存在か、そして「玉音」放送とはいったい何だったのかが明らかになる。これまで触れられ …

-- 「玉音」放送の歴史学 | 楽天ブックス

鏡のなかの自己

鏡のなかの自己
  • 『鏡のなかの自己 : ミラーテストと「自己認知」の歴史』
  • カーチャ・グンター 著、飯嶋貴子 訳
  • 青土社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784791775651
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月14日取得)

鏡に写った姿を自分だと認識できるのは人間だけなのだろうか? 19世紀後半以降、科学者たちは人間・幼児・動物・ロボットを鏡の前に立たせ、自己認識の兆候を探ろうとしてきた。鏡は私たちが人間であると言える要因を探る可能性のある手段として機能してきたからだ。そして、人間を人間たらしめるものは何かと言う疑問に答えるため、精神医学・精神分析学・発達心理学・サイバネティックス・文化人類学・神経科学を専門とする研 …

-- 鏡のなかの自己 | 楽天ブックス

医学が子どもを見出すとき

  • 『医学が子どもを見出すとき : 孤児、貧困児、施設児と医学をめぐる子ども史』
  • 土屋敦, 野々村淑子 編著
  • 勁草書房
  • 2023.7
  • ISBN: 9784326603626
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月24日取得)

18?20世紀にかけ規範的な子ども像が確定していくプロセスに医学がいかに関与したかを問う、「逸脱」と医学をめぐる子ども史。 貧困階層における生殖・再生産への医療的介入、子ども司法や貧児、孤児などの処遇に医療はどのようにかかわってきたのか。フロイト派の展開や知能検査などの心理学・児童精神医学上のツールの展開は「逸脱児」のラベリングにどう寄与したのか──子どもと発達に介在する医学のあり方の編年史を子ど …

-- 医学が子どもを見出すとき | 楽天ブックス

大相撲の社会学

  • 『大相撲の社会学 : 力士のライフコースから相撲部屋の社会構造まで、スポーツ社会学から考察する』
  • 生沼芳弘
  • 22世紀アート
  • 2023.6
  • ISBN: 9784888772402
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月24日取得)

江戸時代の勧進相撲がプロ化する過程に形成され、師匠である親方とその弟子による生活共同体である「相撲部屋」。この世界でも類を見ない制度はいかなる特質、いかなる社会構造を持っているのかーー伝統的な大相撲の世界を「部屋制度」と「家」の枠組みから捉え、実際に高砂部屋で2年にわたり力士たちと寝食を共にしてフィールドワークを重ねた自身の先行研究をもとに、ライフコースをはじめとする社会学的な切り口で考察したユ …

-- 大相撲の社会学 | 楽天ブックス