人間の人格性と社会的コミットメント

人間の人格性と社会的コミットメント
  • 『人間の人格性と社会的コミットメント』
  • ミヒャエル・クヴァンテ、後藤弘志 編
  • リベルタス出版
  • 2023.2
  • ISBN: 9784905208129
  • リベルタス学術叢書 ; 11
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年3月4日取得)

重層的人格概念を核として“プラグマティスティック人間学”を提唱し、哲学・生命医療倫理学の学際的・異分野横断的な社会貢献を切り開くクヴァンテの自選論文集。

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文明史のなかの明治憲法

文明史のなかの明治憲法
  • 『文明史のなかの明治憲法 : この国のかたちと西洋体験』
  • 瀧井一博 著
  • 筑摩書房
  • 2023.3
  • ISBN: 9784480511744
  • ちくま学芸文庫 ; タ59-1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月27日取得)

日本人は、西洋から何をいかに学んで明治立憲体制をつくったのだろうか。憲法制定のルーツを明治初めの岩倉使節団にまで遡り、不平等条約改正に向けた諸国調査を原点としていた明治国家形成の動きが、やがて「徹頭徹尾日本的」な立憲君主制への道に転じていく過程を、木戸孝允、大久保利通、伊藤博文、山県有朋らの西洋体験を通して描き出していく。日本型立憲国家誕生のドラマとしてのみならず、西洋文明受容をめぐる思想史として …

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障害者と健常者の関係形成の社会学

障害者と健常者の関係形成の社会学
  • 『障害者と健常者の関係形成の社会学 : 障害をめぐる教育、福祉、地域社会の再編成と障害のポリティクス』
  • 加藤旭人 著
  • 花伝社
  • 2023.2
  • ISBN: 9784763420497
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月27日取得)

誰が、どのように、「障害」と決めるのか?障害を障害者本人の「心身」の状態や生活環境である「社会」の問題としてのみ規定せず、社会政策と社会運動のせめぎあいとそのダイナミズムにおいて捉え、「関係性」のなかで障害をつかむ新たな視座=「障害のポリティクス」の構築を実証的に図る、批判的障害学の最前線。

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ドイツ帝国の解体と「未完」の中東欧

ドイツ帝国の解体と「未完」の中東欧
  • 『ドイツ帝国の解体と「未完」の中東欧 : 第一次世界大戦後のオーバーシュレージエン/グルヌィシロンスク』
  • 衣笠太朗 著
  • 人文書院
  • 2023.2
  • ISBN: 9784409510971
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月24日取得)

暴力と民主主義が交錯するポスト大戦期、ナショナリズムが高揚する中東欧。各国の思惑が渦巻く中、人々は何を求めて新たな国民概念を創りあげ、分離主義運動を行ったのか。「脱国民国家化」するヨーロッパで今なお余燼がくすぶる歴史問題の淵源に迫る力作。

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「母になること」の社会学

「母になること」の社会学
  • 『「母になること」の社会学 : 子育てのはじまりはフェミニズムの終わりか』
  • 村田泰子 著
  • 昭和堂
  • 2023.3
  • ISBN: 9784812222126
  • 関西学院大学研究叢書 ; 第252編
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月24日取得)

女性は子どもを産んだら、子ども中心に生きる存在になるの?母性信仰や三歳児神話など、「子育て母親がするもの」という世間からの圧力を感じながら、保育所に子どもを預ける女性たち。彼女たちは託児実践をつうじて、何を受け入れ、何に挑んでいたのだろうか?母親、保育施設スタッフの両者の聞き取り調査を通して、フェミニズムの視点から捉える。

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オルター・ポリティクス

オルター・ポリティクス
  • 『オルター・ポリティクス : 批判的人類学とラディカルな想像力』
  • ガッサン・ハージ 著、塩原良和, 川端浩平 監訳、前川真裕子, 稲津秀樹, 高橋進之介 訳
  • 明石書店
  • 2022.7
  • ISBN: 9784750354415
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月22日取得)

他者の排除や否認へ向かうナショナリズム、レイシズム、植民地主義などに抗し、境界を強化するあらゆる二元論を乗り越え、他者にひらかれた、所与の空間の外部をラディカルに探求する。新たな理論的地平をひらく画期的思考実践。他者と共に在るありうべき別の現実のためにー。

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小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか

小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか
  • 『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか : 現代の災い「インフォデミック」を考える』
  • 片岡大右 著
  • 集英社
  • 2023.2
  • ISBN: 9784087212525
  • 集英社新書 ; 1152
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月20日取得)

コーネリアスの小山田圭吾が東京五輪開会式の楽曲担当であることが発表された途端、過去の障害者「いじめ」問題がSNS上で炎上。数日間で辞任を余儀なくされた。これは誤情報を多く含み、社会全体に感染症のように広がる「インフォデミック」であった。本書は当該の雑誌記事から小山田圭吾の「いじめ」がどのように生まれ、歪んだ形で伝わってきたのかを検証するジャーナリスティックな側面と、日本におけるいじめ言説を丁寧に分 …

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Liberty2.0

Liberty2.0
  • 『Liberty2.0 : 自由論のバージョン・アップはありうるのか?』
  • 駒村圭吾 編著、井上明人 [ほか] 著
  • 弘文堂
  • 2023.2
  • ISBN: 9784335359347
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月20日取得)

自由とは何か。どんなに行動を誘導されても、たとえプラットフォーマーにプライバシーを握られていても、あるいは脳がコンピュータと繋がっても、そこに「自由」はあるのかー。自由の概念を揺るがす9つの今日的テーマ/イシューから、デジタル時代における自由論のあり方を探る。

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スヴェンスカ・ヘムの女性たち

スヴェンスカ・ヘムの女性たち
  • 『スヴェンスカ・ヘムの女性たち : スウェーデン「専業主婦の時代」の始まりと終わり』
  • 太田美幸 著
  • 新評論
  • 2023.3
  • ISBN: 9784794812353
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月19日取得)

ジェンダー平等への道のりを日常生活の目線から描く。「スヴェンスカ・ヘム」とは、20世紀初頭に女性たちが結成した消費協同組合の名称で、「スウェーデンの家」という意味だ。食料品店を経営していたこの協同組合は、女性の政治参加と家事労働をつなぐ結節点として象徴的な意味をもっている。今でこそスウェーデンはジェンダー平等の先進国と目されているわけだが、かつての女性の社会的位置づけは日本とさほど変わら …

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