社会思想63

コスモポリタニズム

コスモポリタニズム
  • 『コスモポリタニズム : 「違いを越えた交流と対話」の倫理』
  • クワメ・アンソニー・アッピア [著]、三谷尚澄 訳
  • みすず書房
  • 2022.9
  • ISBN: 9784622095330
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月22日取得)

多様な価値観が絶えず衝突を繰り返す現代を、分断を乗り越え共に生きるために。古い伝統のある思想を鍛え直し、現代に通用する倫理として、今ここに提示する。

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カール・マルクス未来のプロジェクトを読む

カール・マルクス未来のプロジェクトを読む
  • 『カール・マルクス未来のプロジェクトを読む』
  • 植村邦彦 著
  • 新泉社
  • 2022.10
  • ISBN: 9784787722058
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月21日取得)

格差と貧困の拡大、疎外労働の拡大…。「資本主義の矛盾」の深化は、改めてマルクスを歴史の表舞台に押し出した。現代的な視野からマルクスを再読することで、社会の現実を変革していくうえでの大きな沃野が開けてくる。私たち自身の未来のプロジェクトを読み取るためにー。

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狂気・言語・文学

狂気・言語・文学
  • 『狂気・言語・文学』
  • ミシェル・フーコー [著]、アンリ=ポール・フリュショー, ダニエーレ・ロレンツィーニ, ジュディット・ルヴェル 校訂・解題、阿部崇, 福田美雪 訳
  • 法政大学出版局
  • 2022.9
  • ISBN: 9784588011481
  • 叢書・ウニベルシタス ; 1148
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月19日取得)

狂気、言語、文学は、長らくフーコーの思考の中心的な位置を占めていた。社会や文明における狂人の位置づけ、バロック演劇、アルトーやルーセルの作品に見られる狂気と言語の関係、文学と言語外的なもの、バルザックやフローベール、そして文学分析と構造主義。問いを絶えず組み立て直し、これらの主題系を照らし出す新たな光が、フーコーの思考の新たな射程と可能性を提示する。本邦初訳!

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パリ万国博覧会

パリ万国博覧会
  • 『パリ万国博覧会 : サン=シモンの鉄の夢』
  • 鹿島茂 [著]
  • 講談社
  • 2022.7
  • ISBN: 9784065289068
  • 講談社学術文庫 ; 2726
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月19日取得)

現在も世界各国が競って開催する万国博覧会。それは、サン=シモンという男が思い描いた「産業という宗教」を奉ずる者たちが、物神たる機械と商品の数々により荘厳される神殿として創められた。来たるべきユートピアとして構築されゆく様を、資本主義文明の展開そのものを懐胎した運動として活写するーこの著者だからこそ書けた万博論の決定版!

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LIMITS

LIMITS
  • 『LIMITS : 脱成長から生まれる自由』
  • ヨルゴス・カリス 著、小林舞, 太田和彦, 田村典江 監訳、小林正佳 訳
  • 大月書店
  • 2022.8
  • ISBN: 9784272111282
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月19日取得)

ローマ・クラブ『成長の限界』から50年。資本主義の限界、地球の限界…。気候変動とパンデミックのなか、「限界(LIMITS)」が再び議論の中心に現れた。脱成長論を世界的にリードする研究者が説く、自由、民主主義、エコロジーの新たな思想。

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自由が上演される

自由が上演される
  • 『自由が上演される』
  • 渡辺健一郎 著
  • 講談社
  • 2022.8
  • ISBN: 9784065280454
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月19日取得)

「自由」は教えられるのか。参加者の「自主性」と「主体性」を引き出すとされるワークショップ。しかしそこでもある種の「権力」は生じうるのではないか。教師からも環境=アーキテクチャからも強制されない「真の自由」は可能か。プラトン、ランシエール、平田オリザ、國分功一郎、ハイデガー、ジャン=リュック・ナンシー、ラクー=ラバルトらのテクストを援用し、演劇、演劇教育から日常のコミュニケーションまで射程に入れた画期的自由論。第65回群像新人評論賞受賞作を大幅に加筆増補。

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非暴力の力

非暴力の力
  • 『非暴力の力』
  • ジュディス・バトラー 著、佐藤嘉幸, 清水知子 訳
  • 青土社
  • 2022.8
  • ISBN: 9784791774869
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月17日取得)

暴力とは何か。暴力を正当化する「自己防衛」、その「自己」の意味を徹底的に問い直し、人間が根本的に、他者や非人間を含む環境と相互依存していることを明らかにする。私たちは個人主義の罠を超えて、どのように連帯することができるのか。常に現代の諸現象を鋭く分析し、精神の最深部に訴えかけ続けてきた著者が示す、戦争とレイシズムの時代における非暴力のマニフェスト。

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アンチモダン

アンチモダン
  • 『アンチモダン : 反近代の精神史』
  • アントワーヌ・コンパニョン 著、松澤和宏 監訳、鎌田隆行, 宮川朗子, 永田道弘, 宮代康丈 訳
  • 名古屋大学出版会
  • 2012.6
  • ISBN: 9784815806842
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月16日取得)

フランス革命を契機に現れ出た「アンチモダン」の系譜をたどり、数多くの近代人を魅了したその思想の核心に迫る。反革命、反啓蒙思想、悲観主義、原罪、崇高、罵詈雑言といった多面的な相貌の本質を明らかにするとともに、ド・メーストルからバルトにいたるもう一つの近代精神史に光をあてる。

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福沢諭吉の初期思想

福沢諭吉の初期思想
  • 『福沢諭吉の初期思想 : 近代的概念の受容と変容』
  • 姜兌玧 著
  • 慶應義塾大学出版会
  • 2022.8
  • ISBN: 9784766428384
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月6日取得)

翻訳者・福沢諭吉は、何を、どのように訳し、何を訳さなかったのか。幕末〜明治初年、福沢諭吉が西洋の近代知を自家薬籠中の物とする過程を丹念に辿る。

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加速する社会

加速する社会
  • 『加速する社会 : 近代における時間構造の変容』
  • ハルトムート・ローザ 著、出口剛司 監訳
  • 福村出版
  • 2022.7
  • ISBN: 9784571410697
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年6月12日取得)

私たちには時間がない、あふれんばかりに勝ち取っているはずなのに。近代の技術革新はなぜ人々を時間欠乏から解放しないのか?近代のパラドクスに隠された加速の論理の解明、その文化的・構造的起源の探求、個人・集団のライフスタイルへの影響や歴史経験の変化に関する分析までー。社会・経済のあり方が根本から問われるいまこそ読みたい、よき生のための社会学。ドイツで最も注目されている社会学者の著書、初邦訳。

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ファシリテーションとは何か

ファシリテーションとは何か
  • 『ファシリテーションとは何か : コミュニケーション幻想を超えて』
  • 井上義和, 牧野智和 編著、中野民夫, 中原淳, 中村和彦, 田村哲樹, 小針誠, 元濱奈穂子 著
  • ナカニシヤ出版
  • 2021.12
  • ISBN: 9784779516153
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年4月14日取得)

ファシリテーションが要請される時代を私たちはどう読み解けばよいのか。貴重なインタビューと解説、討論から、ファシリテーションがさまざまな現場で求められる社会に迫る。

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