社会思想98

完全性概念の基底

完全性概念の基底
  • 『完全性概念の基底 : ヨーロッパの教育概念史』
  • 田中智志 著
  • 東信堂
  • 2023.6
  • ISBN: 9784798918365
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月20日取得)

ヨーロッパ近代教育思想の根源でもある人間の「完全性」。初期キリスト教思想に由来するこの概念には、神との交わりや他者とのつながりなど、人間が生きるための力動の「存在」があった。カルヴァン派による外在的規範の内面化、フランス啓蒙思想によって生じた利己心、そして近代合理主義ーその後ヨーロッパを覆った時代のうねりの中、現代にまで継承されている「完全性」概念の系譜およびその近代教育思想とのかかわりを眺望した …

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政治学 上

政治学(上)
  • 『政治学 上』
  • アリストテレス 著、三浦洋 訳
  • 光文社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784334754822
  • 光文社古典新訳文庫 ; KBア2-4
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月16日取得)

「人間は国家を形成する動物である」。この有名な定義で知られるアリストテレスの主著の一つで、後世に大きな影響を与えた政治哲学の最重要古典。王制と独裁制(単独者支配)、貴族制と寡頭制(少数者支配)、共和制と民主制(多数者支配)。六つの国制を基盤に現実的な最善の国制を探究する。

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ヘーゲル承認論の射程

ヘーゲル承認論の射程 格差・分断の時代に抗して
  • 『ヘーゲル承認論の射程 : 格差・分断の時代に抗して』
  • 高田純 著
  • こぶし書房
  • 2023.6
  • ISBN: 9784875593720
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月4日取得)

ヘーゲル『精神現象学』を読み解く鍵となる「承認」概念についての哲学・思想書の新刊です。ヘーゲルの「相互承認」は、自他をパートナーとして認め、処遇し合うという深く広い意味を持つ。家族、経済、国家の人倫的諸関係であり、ケア、連帯、福祉を含む。社会的な差別、格差、排除が深刻化するなかでヘーゲル「承認」論の意義を問い直す。 第1章 承認の基本構想 第2章 格差是正・福祉・承認 第3章 イエナ期における承認 …

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プルードンの社会革命論

プルードンの社会革命論(941;941)
  • 『プルードンの社会革命論』
  • 阪上孝 著
  • 平凡社
  • 2023.5
  • ISBN: 9784582769418
  • 平凡社ライブラリー ; 941
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月3日取得)

いま広く深く関心を集めながらなお曲解にさらされるプルードンの思想。1848年革命など情況の文脈を参照して明解にその核心をつかみ、反国家と連合の思想の現代的意義をとらえる。

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文学の政治

文学の政治
  • 『文学の政治』
  • ジャック・ランシエール 著、森本淳生 訳
  • 水声社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784801007079
  • 批評の小径
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月12日取得)

詩人と労働者を 分割=分配パルタージュするもの 「文学の政治」とは、作家が行う政治活動や、その作品の政治的側面をいうのではない。《文学は文学として政治を行う》のであるーー エクリチュールの民主主義が成立する近代以降、《文学》によってラディカルな次元で可能となる既存の「分割=分配パルタージュ」への異議申し立てを提示する、メタ・ポリティークの詩学。 《政治的活動によって感性的なものの分割=分配パルター …

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J・S・ミル

J・S・ミル
  • 『J・S・ミル : 自由を探究した思想家』
  • 関口正司 著
  • 中央公論新社
  • 2023.6
  • ISBN: 9784121027573
  • 中公新書 ; 2757
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月8日取得)

没後150年を迎える英国の思想家、ジョン・スチュアート・ミル(1806-1873)。主著『自由論』『代議制統治論』『功利主義』をはじめ膨大な著作を残し、現代社会の立脚点となる規範理論を打ち立てた。本書は、その生涯と思想を克明に描く。ベンサムへの傾倒、東インド会社における経験、精神の危機、伴侶ハリエットとの出会い、ジャーナリスト・哲学者としての活躍、議員活動ーー少年期から円熟期、晩年まで、著作の内容 …

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不正義とは何か

不正義とは何か
  • 『不正義とは何か』
  • ジュディス・シュクラー [著]、川上洋平, 沼尾恵, 松元雅和 訳
  • 岩波書店
  • 2023.6
  • ISBN: 9784000615969
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月7日取得)

被害者の視点を無視する政治に価値はない。感情や主観による声を切り捨ててきた従来の政治理論を批判し、名もなき市民による「不正義の感覚」こそが民主主義を成立させる理由を明快に説き起こす。「恐怖のリベラリズム」で知られる現代政治哲学の巨人シュクラーによる、もう一つの「正義論」。 まえがき はじめに 第一章 不正義にふさわしい地位を与える 第二章 不運と不正義 第三章 不正義の感覚 訳者解説 訳者あとがき …

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耐え難き現在に革命を!

耐え難き現在に革命を!
  • 『耐え難き現在に革命を! : マイノリティと諸階級が世界を変える』
  • マウリツィオ・ラッツァラート [著]、杉村昌昭 訳
  • 法政大学出版局
  • 2023.5
  • ISBN: 9784588011566
  • 叢書・ウニベルシタス ; 1156
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月2日取得)

1960年代に始まる世界革命の歴史的敗北は政治運動の無力化をもたらした。資本機械によって分断された諸階級と性的・人種的マイノリティは実存主義的な闘争に疲弊し、それぞれの政治的選択はときに衝突する。人びとはなぜ革命を忘れたのか。かつてイタリアの〈政治犯〉たちが世に問うたドキュメント“Do you remember revolution?”から再出発し、異種混淆の闘争を接続する革命の書。 …

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従順さのどこがいけないのか

従順さのどこがいけないのか
  • 『従順さのどこがいけないのか』
  • 将基面貴巳 著
  • 筑摩書房
  • 2021.9
  • ISBN: 9784480684103
  • ちくまプリマー新書 ; 385
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月31日取得)

「みんな、そうしているよ」「ルールだから、しかたがない」「先生がいってるんだから」この発想がいかに危険なものなのか、政治、思想、歴史から解明します。理不尽な出来事に見て見ぬふりをしていませんか?誰かのいうことに従っていても、世の中は解決しない問題だらけ。打開するには自分で声をあげるしかありません。そうしたあなたに勇気と思考を与えます。いまの日本社会には、私たち一人ひとりが、従順であることを要求する …

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ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所 新装版

ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所 新装版
  • 『ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所』
  • 矢野久美子 [著]
  • みすず書房
  • 2023.5
  • ISBN: 9784622096252
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月21日取得)

「わたしがつねに念頭においている目的意識とは、アーレントの言葉のありか、〈政治的思考〉の現場を、いかに精密に、しかも息づかいを見失うことなく跡づけることができるのかという一点である」 『全体主義の起原』や『人間の条件』をはじめ、20世紀を代表する政治哲学者ハンナ・アーレントへの注目は、ますます高まってきている。しかし、彼女独特の鍵概念である《現われ》や《あいだ》は、伝統の崩壊という認識からはじめら …

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アンカット・ファンク

アンカット・ファンク
  • 『アンカット・ファンク : 人種とフェミニズムをめぐる対話』
  • ベル・フックス, スチュアート・ホール 著、吉田裕 訳
  • 人文書院
  • 2023.4
  • ISBN: 9784409031223
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月19日取得)

カルチュラル・スタディーズとフェミニズムの出会い ふたりの思想家がポール・ギルロイの仲介のもと1996年のロンドンで対話した。フェミニズムとカルチュラル・スタディーズそれぞれの隆盛を担い、世界的知識人となったベル・フックスとスチュアート・ホール。ともに黒人のアカデミシャンでありながら、来歴と経験を大きく異にし世代も違う男女は、深く共感しながらも時に鋭く言葉を交わす。ジェンダー、人種、家父長制、アイ …

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真理・政治・道徳

真理・政治・道徳
  • 『真理・政治・道徳 : プラグマティズムと熟議』
  • シェリル・ミサック 著、加藤隆文, 嘉目道人, 谷川嘉浩 訳
  • 名古屋大学出版会
  • 2023.5
  • ISBN: 9784815811228
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年6月12日取得)

正義の足場を再建する 価値の多元化が進むなか、リベラルな民主主義は相対主義や排外主義に抗して自らを正当化できるのか。疑いの目で見られがちな真理概念を、C・S・パースに依拠しながら政治と道徳の世界に呼び戻し、真理探究者の共同体としての社会と、そこで経験や熟議が持つ意義を描き直した、私たちがいま必要とする一冊。 日本語版に寄せて 序論 第1章 正当化の問題 カール・シュミットと、実質的な同質性という目 …

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