心理学19

投票の政治心理学

  • 『投票の政治心理学 : 投票者一人ひとりの思考に迫る方法論』
  • マイケル・ブルーター, サラ・ハリソン [著]、岡田陽介 監訳、上原直子 訳
  • みすず書房
  • 2023.9
  • ISBN: 9784622096412
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年5月17日取得)

本書の特徴は、「選挙の機能」の捉え方にある。伝統的な政治心理学における投票行動研究では、「政治の代表者の選出」をはじめとした制度に基づく機能に焦点が当てられてきた。しかし本書では、選挙には投票者を中心に据えた機能も備わっている、と考える。選挙は政府と市民、さらには市民同士の交流の機会となっていて、そのことが確かに個々の投票者に影響を与えているーーこれがその考えの中核である。 著者らは選挙のそうした …

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知の生態学の冒険

  • 『知の生態学の冒険 : J・J・ギブソンの継承 9』
  • 東京大学出版会
  • 2023.8
  • ISBN: 9784130151894
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年4月11日取得)

J・J・ギブソン発案の最重要概念であるアフォーダンス。その実相や可能性について心理学の歴史を遡ることで辿り、神経科学との接点をも探る。さらには対人関係や社会制度における社会的アフォーダンスを論じ、「流体の存在論」へといたる、シン・アフォーダンスの書。 序(田中彰吾) 1 ビリヤード台としての自然 2 生命から始める 3 本書の構成 第1章 心の科学史から見たアフォーダンス(田中彰吾) 1 知覚をど …

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「うらみ」の心理学的特徴の検討

「うらみ」の心理学的特徴の検討
  • 『「うらみ」の心理学的特徴の検討 : 反芻・ストーキングとの関連性への着目』
  • 鈴木拓朗 著
  • 風間書房
  • 2023.8
  • ISBN: 9784759924725
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年4月9日取得)

「うらみ」が一般にどのようなストーキングを動機づけるのかなど、さまざまな視点やデータから「うらみ」の心理学的特徴を検討。

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鏡のなかの自己

鏡のなかの自己
  • 『鏡のなかの自己 : ミラーテストと「自己認知」の歴史』
  • カーチャ・グンター 著、飯嶋貴子 訳
  • 青土社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784791775651
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月14日取得)

鏡に写った姿を自分だと認識できるのは人間だけなのだろうか? 19世紀後半以降、科学者たちは人間・幼児・動物・ロボットを鏡の前に立たせ、自己認識の兆候を探ろうとしてきた。鏡は私たちが人間であると言える要因を探る可能性のある手段として機能してきたからだ。そして、人間を人間たらしめるものは何かと言う疑問に答えるため、精神医学・精神分析学・発達心理学・サイバネティックス・文化人類学・神経科学を専門とする研 …

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同調圧力

  • 『同調圧力 : デモクラシーの社会心理学』
  • キャス・サンスティーン 著、永井大輔, 髙山裕二 訳
  • 白水社
  • 2023.8
  • ISBN: 9784560093658
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月19日取得)

同調は、人類と同じくらい長い歴史をもつ。エデンの園では、アダムがイヴに追従した。世界のさまざまな大宗教が広まったのは、同調の産物だといえる部分もある。 同調によって暴虐な行為が実現してしまうこともある。ホロコーストは同調がきわめて巨大な力をもつことの証だったと言える。 共産主義の台頭もまた、この力を表わしたものだった。現代のテロリズムは、貧困の産物でもなければ精神疾患や無教育の産物でもない。その大 …

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リスク&チョイス

  • 『リスク&チョイス : 人の意思はいかにして決まるのか』
  • ジョージ・G.スピーロ 著、奥井亮 監訳、西村健太郎 訳
  • ニュートンプレス
  • 2023.6
  • ISBN: 9784315527049
  • ニュートン新書
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月4日取得)

人は意識的にも無意識的にも,常に何をすべきか,どうするべきか「決定」しながら行動をしており,決して合理的とはいえない決定を下すこともあります。 本書は「人はいかにして意思を決めるのか」を解明するために科学者たちが提唱してきた,さまざまな理論を18世紀までさかのぼって紹介。数々の理論が生まれてきた過程を科学者たちの豊富なエピソードとともに描きます。 確率論やゲーム理論はいかにして生まれたのか? その …

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動物心理学入門

  • 『動物心理学入門 : 動物行動研究から探るヒトのこころの世界』
  • 日本動物心理学会 監修、小川園子, 富原一哉, 岡田隆 編
  • 有斐閣
  • 2023.7
  • ISBN: 9784641174887
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月5日取得)

ヒトの「こころ」の謎を解く動物心理学のすすめ。学習や記憶のメカニズム、性差、親子や他者との絆や葛藤、共感、ストレスなど、現代社会を生きる私たちが直面している課題に新たな視点を。

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クリティカル・オーディエンス

クリティカル・オーディエンス
  • 『クリティカル・オーディエンス : メディア批判の社会心理学』
  • 李津娥 編著、李光鎬, 大坪寛子, 川端美樹, 鈴木万希枝, 山本明, 渋谷明子, 志岐裕子, 正木誠子 著
  • 新曜社
  • 2023.4
  • ISBN: 9784788518063
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年4月14日取得)

メディアへの信頼が揺らぐ現代、インターネットやSNSの発達によりオーディエンスのメディア批判が可視化され、影響力が高まっている。そのありように社会心理学的にアプローチし、実証的に調査・研究するための理論、概念、方法と成果をわかりやすく紹介。

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憎悪の科学

憎悪の科学
  • 『憎悪の科学 : 偏見が暴力に変わるとき』
  • マシュー・ウィリアムズ 著、中里京子 訳
  • 河出書房新社
  • 2023.3
  • ISBN: 9784309231273
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月13日取得)

ネット右翼、陰謀論、テロ攻撃ーなぜ無くならないのか?“普通”の人々が「憎悪」に駆られて、誹謗中傷や暴行に手を染めるメカニズムとは?そして、それを止める方法とは?英国政府、Twitter、Googleなどに助言を行う第一線の犯罪学者が、神経科学や心理学、データサイエンスを駆使して辿り着いた結論!

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