2023年7月35

医学が子どもを見出すとき

  • 『医学が子どもを見出すとき : 孤児、貧困児、施設児と医学をめぐる子ども史』
  • 土屋敦, 野々村淑子 編著
  • 勁草書房
  • 2023.7
  • ISBN: 9784326603626
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月24日取得)

18?20世紀にかけ規範的な子ども像が確定していくプロセスに医学がいかに関与したかを問う、「逸脱」と医学をめぐる子ども史。 貧困階層における生殖・再生産への医療的介入、子ども司法や貧児、孤児などの処遇に医療はどのようにかかわってきたのか。フロイト派の展開や知能検査などの心理学・児童精神医学上のツールの展開は「逸脱児」のラベリングにどう寄与したのか──子どもと発達に介在する医学のあり方の編年史を子ど …

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揺らぐ中間層と福祉国家

  • 『揺らぐ中間層と福祉国家 : 支持調達の財政と政治』
  • 高端正幸, 近藤康史, 佐藤滋, 西岡晋 編
  • ナカニシヤ出版
  • 2023.7
  • ISBN: 9784779517495
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月22日取得)

中間層が縮小するなかで、福祉国家はどこに向かうのか。 日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンの6カ国について、財政学と政治学の観点から考察する。 ●著者紹介 高端正幸(たかはし まさゆき) 東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(経済学)。埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授。財政学、地方財政論。『福祉財政』(共編著、ミネルヴァ書房、2018年)、『財政学の扉をひ …

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生まれつき男社会に服従する女はいない

  • 『生まれつき男社会に服従する女はいない』
  • マノン・ガルシア [著]、横山安由美 訳
  • みすず書房
  • 2023.7
  • ISBN: 9784622096146
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月22日取得)

「完全に自立した筋金入りのフェミニストの女性ですら、ふと気がつくと、男の征服者然とした眼差しを好ましく思ったり、パートナーの腕のなかで言いなりの存在になることを欲したり、目立った華々しい活動よりもこまごまとした家事──かいがいしくリネン類を畳んだり、家族のために見栄えの良い朝食を用意したりすること──を好ましく感じている。このような願望、このような喜びは、はたして女の自立と両立可能なのだろうか」( …

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鉄道と国家

鉄道と国家 ─「我田引鉄」の近現代史 新装改訂版
  • 『鉄道と国家 : 「我田引鉄」の近現代史』
  • 小牟田哲彦 著
  • 交通新聞社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784330044231
  • 交通新聞社新書 ; 172
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月22日取得)

日常の移動手段として利用される鉄道は必ず目的があって造られたが、その背景には「政治」「国家」という大きなベクトルが関わっている。当書は、その関わりをキーワードに多くの事例を取り上げ、より実感的に解説。中央集権、戦争、利便、災害復旧、国際協力など、鉄道が関わってきた役割の重要な一断面を通し、日本の近現代史を体系的に浮き彫りにする。 改訂新版まえがき 第1章 鉄道は国家百年の大計 第2章 日本の鉄道を …

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否認された共同体

否認された共同体
  • 『否認された共同体』
  • ジャン-リュック・ナンシー 著、市川崇 訳
  • 月曜社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784865031706
  • 叢書・エクリチュールの冒険
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月20日取得)

晩年の思想的到達点。1980年代、バタイユに触発されてナンシーは『無為の共同体』を刊行し、ブランショは『明かしえぬ共同体』でナンシーに応答した。30年後、ナンシーはバタイユを再び取り上げつつ、亡きブランショへ本書で問いかける。コミュニズムの地平の彼方へと、ナンシーの共同体論は新たに歩み出る。本書をめぐるジェローム・レーブルとの対談を付す。

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ヒトの原点を考える

  • 『ヒトの原点を考える : 進化生物学者の現代社会論100話』
  • 長谷川眞理子 著
  • 東京大学出版会
  • 2023.7
  • ISBN: 9784130633826
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月20日取得)

サピエンスの「進化」に照らせば、人間とは本来どのような生き物なのか、現代社会の抱える諸問題の根源に何があるかが見えてくる! 日本を代表する女性科学者として様々な社会課題の解決に貢献してきた著者が、進化の基礎知識から、リーダーの資質、Society 5.0への疑念まで縦横に語る。

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派遣労働は自由な働き方なのか

  • 『派遣労働は自由な働き方なのか : 転換期のなかの課題と展望』
  • 大槻奈巳 編著
  • 青弓社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784787235213
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月19日取得)

ジョブ型雇用の代表格であり、「自由な働き方」というイメージもある派遣労働者は、どのような思いで働き、自身のキャリアと向き合っているのか。インタビューやウェブ調査を駆使して、雇用や格差などの実情を明らかにし、多様な働き方の可能性を検証する。 はじめに 大槻奈巳 第1章 事務職派遣労働者の直接雇用転換と選択 江頭説子 1 直接雇用転換と派遣労働者の選別 2 雇い止めが発生する要因 3 派遣として働き続 …

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観光が世界をつくる

  • 『観光が世界をつくる : メディア・身体・リアリティの観光社会学』
  • 須藤廣, 遠藤英樹, 山口誠, 松本健太郎, 神田孝治, 高岡文章 編著
  • 明石書店
  • 2023.7
  • ISBN: 9784750356181
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月19日取得)

本書は、観光が創り上げる独特の「世界=リアリティ」について書かれた論考集である。映画・小説・まんが・世相等、15の章から現代における観光の事例を考えることで、観光社会学の新たな地平を切り拓くことを試みる。〈観光が世界をつくる〉--本書を読み終わったとき、読者は、そんな感慨を抱くことになるはずだ。 はじめに 第1章 伝わらないことの快楽ーー映画『ロスト・イン・トランスレーション』から観光経験について …

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eスポーツ社会論

  • 『eスポーツ社会論』
  • 川又啓子 編著、菊地映輝, 權純鎬, 北條大和 著
  • 同友館
  • 2023.7
  • ISBN: 9784496056666
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月16日取得)

興行型ビジネスというかたちで広まったeスポーツは、そこから地域活性化、教育、福祉など社会性を帯びる分野へと広がりを見せています。本書では、そうした状況を踏まえ、前著の「産業」から一歩踏み込み、社会的影響まで見据えてeスポーツの「いま」と「これから」を分析し、考えていきます。 序 章 はじめに 第1章 2023年の概況 第2章 eスポーツとビジネスはどうなっているのか 第3章 メディア、コンテンツと …

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政治学 上

  • 『政治学 上』
  • アリストテレス 著、三浦洋 訳
  • 光文社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784334754822
  • 光文社古典新訳文庫 ; KBア2-4
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月16日取得)

「人間は国家を形成する動物である」。この有名な定義で知られるアリストテレスの主著の一つで、後世に大きな影響を与えた政治哲学の最重要古典。王制と独裁制(単独者支配)、貴族制と寡頭制(少数者支配)、共和制と民主制(多数者支配)。六つの国制を基盤に現実的な最善の国制を探究する。

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トランスジェンダー入門

  • 『トランスジェンダー入門』
  • 周司あきら, 高井ゆと里 著
  • 集英社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784087212747
  • 集英社新書 ; 1174
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月16日取得)

トランスジェンダーとはどのような人たちなのか。 性別を変えるには何をしなければならないのか。 トランスの人たちはどのような差別に苦しめられているのか。 そして、この社会には何が求められているのか。 これまで「LGBT」と一括りにされることが多かった「T=トランスジェンダー」について、さまざまなデータを用いて現状を明らかにすると共に、医療や法律をはじめその全体像をつかむことのできる、本邦初の入門書と …

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日本人が移民だったころ

  • 『日本人が移民だったころ』
  • 寺尾紗穂 著
  • 河出書房新社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784309031224
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月16日取得)

「生きることを考えなきゃね。朝起きたら朗らかに」札幌、沖縄、そしてパラグアイー。終戦後、植民地から日本へ引き揚げた家族たちが、開拓やさらなる移住によって辿り着いた場所とは。歴史に翻弄された庶民の「声」を拾い集める、聞き書きルポルタージュの決定版!

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