社会思想80

非暴力の力

非暴力の力
  • 『非暴力の力』
  • ジュディス・バトラー 著、佐藤嘉幸, 清水知子 訳
  • 青土社
  • 2022.8
  • ISBN: 9784791774869
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月17日取得)

暴力とは何か。生存可能で哀悼可能な生の平等へ。 暴力を正当化する「自己防衛」、その「自己」の意味を徹底的に問い直し、人間が根本的に、他者や非人間を含む環境と相互依存していることを明らかにする。私たちは個人主義の罠を超えて、どのように連帯することができるのか。常に現代の諸現象を鋭く分析し、精神の最深部に訴えかけ続けてきた著者が示す、戦争とレイシズムの時代における非暴力のマニフェスト。

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アンチモダン

アンチモダン
  • 『アンチモダン : 反近代の精神史』
  • アントワーヌ・コンパニョン 著、松澤和宏 監訳、鎌田隆行, 宮川朗子, 永田道弘, 宮代康丈 訳
  • 名古屋大学出版会
  • 2012.6
  • ISBN: 9784815806842
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月16日取得)

フランス革命を契機に現れ出た「アンチモダン」の系譜をたどり、数多くの近代人を魅了したその思想の核心に迫る。反革命、反啓蒙思想、悲観主義、原罪、崇高、罵詈雑言といった多面的な相貌の本質を明らかにするとともに、ド・メーストルからバルトにいたるもう一つの近代精神史に光をあてる。

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福沢諭吉の初期思想

福沢諭吉の初期思想
  • 『福沢諭吉の初期思想 : 近代的概念の受容と変容』
  • 姜兌玧 著
  • 慶應義塾大学出版会
  • 2022.8
  • ISBN: 9784766428384
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月6日取得)

翻訳者・福沢諭吉は、何を、どのように訳し、何を訳さなかったのか。幕末〜明治初年、福沢諭吉が西洋の近代知を自家薬籠中の物とする過程を丹念に辿る。

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加速する社会

加速する社会
  • 『加速する社会 : 近代における時間構造の変容』
  • ハルトムート・ローザ 著、出口剛司 監訳
  • 福村出版
  • 2022.7
  • ISBN: 9784571410697
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年6月12日取得)

近代の技術革新は、なぜ人々を時間欠乏から解放しないのか? 近代社会のパラドクスに潜む加速の論理を解明し、その起源や個人・集団の生への影響を考察した理論書の待望の邦訳! 日本語版への序文ーー動的安定化、そして加速社会という危機 序言に代えて 第1章 序 論 1 社会の時間構造 2 現代に関する二つの時代=時間診断 3 社会的加速の理論のための予備的考察 第1部 社会的加速に関する体系的理論における概 …

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ファシリテーションとは何か

ファシリテーションとは何か
  • 『ファシリテーションとは何か : コミュニケーション幻想を超えて』
  • 井上義和, 牧野智和 編著、中野民夫, 中原淳, 中村和彦, 田村哲樹, 小針誠, 元濱奈穂子 著
  • ナカニシヤ出版
  • 2021.12
  • ISBN: 9784779516153
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年4月14日取得)

ファシるか、ファシらないか、考えるために ファシリテーションが要請される時代を私たちはどう読み解けばよいのか。 貴重なインタビューと解説、討論から、ファシリテーションがさまざまな現場で求められる社会に迫る。 だから,「そのファシリテーションを上手くやるノウハウを知りたいのだ!」という切実な思いをもって,本書を手に取ってくれた方もおられるかもしれない。残念ながら,本書は,ファシリテーションの意義を説 …

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統治不能社会

統治不能社会
  • 『統治不能社会 : 権威主義的ネオリベラル主義の系譜学』
  • グレゴワール・シャマユー 著、信友建志 訳
  • 明石書店
  • 2022.4
  • ISBN: 9784750353876
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月21日取得)

すべての権力を市場の統治下に取り戻せ! フーコー、マルクス、ハイエクから対労組マニュアル、企業CM、経営理論まで、ネオリベラリズムの権力関係とその卑しい侵食の歴史を鮮やかに描き出し、現代の社会構造と市場の問題をえぐり出す名著、待望の刊行。 序章 第1部 言うことを聞かない労働者たち 第1章 労働者の不服従 第2章 人的資源 第3章 治安の悪化 第4章 組合との戦い 第2部 マネジメント革命 第5 …

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革命論

革命論
  • 『革命論』
  • ハンナ・アーレント [著]、森一郎 訳
  • みすず書房
  • 2022.4
  • ISBN: 9784622090793
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月20日取得)

〈人間はそれ自身、一個の新しい始まりとして世界の内に現われるが、だからこそ、この誕生性ゆえに人間には行為という天分が与えられたのである。というのも、どんな行為も、つまり「何かを動かす」という根源的な意味でのどんな「活動する」ことも、始める者たちという観念を、いやそれどころか始める者たちの実存を、前提しているからである。歴史上の時間が連綿と続くなかで新しい始まりが生ずる、ということを最終的に告げ知ら …

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新自由主義の廃墟で

新自由主義の廃墟で
  • 『新自由主義の廃墟で : 真実の終わりと民主主義の未来』
  • ウェンディ・ブラウン 著、河野真太郎 訳
  • 人文書院
  • 2022.5
  • ISBN: 9784409031148
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月20日取得)

排外主義や権威主義、ウルトラナショナリズムにフェイクニュース……それらの根源はどこにあるのか。 ハイエクなど初期新自由主義者たちの論考を辿りながら、世界に吹き荒れる政治言説の布置を問い直す、政治哲学者による批判の書。 「本書の主張は(…)、新自由主義的な合理性や価値づけの様式の影響を受けていないものはないということであり、新自由主義による民主主義への攻撃は、あらゆる場所で法、政治文化、そして政治的 …

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