2023年3月59

マクドナルド化するソーシャルワーク

  • 『マクドナルド化するソーシャルワーク : 英国ケアマネジメントの実践と社会理論』
  • ドナ・ダスティン 著、小坂啓史, 圷洋一, 堀田裕子 訳
  • 明石書店
  • 2023.3
  • ISBN: 9784750354453
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月24日取得)

効率性や予測可能性、計算可能性に主眼をおいたケアマネジメントの導入は、ソーシャルワーク実践にどのような影響を及ぼすのか。英国の公共セクターにおける政策的背景や実践例をもとに、各種社会理論も援用して、「合理性の非合理性」に対抗する視座を提起する。

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文化遺産

  • 『文化遺産(ヘリテージ)といかに向き合うのか : 「対話的モデル」から考える持続可能な未来』
  • ロドニー・ハリソン 著、木村至聖, 田中英資, 平井健文, 森嶋俊行, 山本理佳 訳
  • ミネルヴァ書房
  • 2023.3
  • ISBN: 9784623095476
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月5日取得)

「増え続ける文化遺産に私達はどう向き合えばよいのか」。「過去のための文化遺産か、未来のための文化遺産か」。「そもそも文化遺産とは何なのか」。これらの問いの先にある、文化遺産の“持続可能な”未来を考える鍵=「対話的モデル」を本邦で初めて本格的に紹介。世界各地の事例をもとに思想と実践を有機的に結びつけた必読書。

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戦後空間史

戦後空間史
  • 『戦後空間史 : 都市・建築・人間』
  • 戦後空間研究会 編
  • 筑摩書房
  • 2023.3
  • ISBN: 9784480017697
  • 筑摩選書 ; 0251
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年6月7日取得)

冷戦、高度経済成長、持家社会、革新自治体、バブル経済、アジア戦後賠償、農地の宅地化、東日本大震災…終戦から二一世紀の現在まで、戦後の日本の都市・近郊空間はさまざまな出来事を経験し、大きく変容してきた。本書では、その戦後のあゆみを建築や都市の研究者が、社会や世界情勢、歴史的事件を含めて多角的に検討する。変質しながらも生き続ける戦後を思考する画期的試み。

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〈クリティカル・ワード〉ポピュラー音楽

  • 『〈クリティカル・ワード〉ポピュラー音楽 : 〈聴く〉を広げる・更新する』
  • 永冨真梨, 忠聡太, 日高良祐 編
  • フィルムアート社
  • 2023.3
  • ISBN: 9784845921317
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年6月5日取得)

28のキーワードで学ぶポピュラー音楽研究の基礎から最前線まで。ジェンダー、人種、階級、ジャンル、法、アニメ、シティ、アマチュアリズム…幅広いキーワードと現代的な事例から、音楽文化を考え、常識を問い直す!

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〈ほんもの〉という倫理

〈ほんもの〉という倫理
  • 『〈ほんもの〉という倫理 : 近代とその不安』
  • チャールズ・テイラー 著、田中智彦 訳
  • 筑摩書房
  • 2023.3
  • ISBN: 9784480511607
  • ちくま学芸文庫 ; テ16-1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年4月12日取得)

近代社会に特有の、三つの不安がある。第一に、個人主義により道徳の地平が消失すること。第二に、費用対効果の最大化を目的とする道具的理性が社会の隅々にまで浸透すること。第三に、「穏やかな専制」が訪れて人々が自由を喪失し、政治的に無力になること。著者はこれらの不安の由来と根拠をあらためて問い質し、近代の道徳的理想、すなわち「“ほんもの”という倫理」の回復こそが、よりよい生と未来を切り拓くための闘争を可能 …

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宗教組織の人類学

宗教組織の人類学
  • 『宗教組織の人類学 : 宗教はいかに世界を想像/創造しているか』
  • 藏本龍介 編
  • 法藏館
  • 2023.3
  • ISBN: 9784831856517
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年4月10日取得)

私たちが生きる世界は「宗教=規範的言説」によって想像的に組織化されている。それは規範の意味を探究する過程でもある。アジア・アフリカ地域を事例として、宗教と組織の相互構成的関係を明らかにする。

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1980年、女たちは「自分」を語りはじめた

1980年、女たちは「自分」を語りはじめた フェミニストカウンセリングが拓いた道
  • 『1980年、女たちは「自分」を語りはじめた : フェミニストカウンセリングが拓いた道』
  • 河野貴代美 著
  • 幻冬舎
  • 2023.3
  • ISBN: 9784344040830
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年4月10日取得)

母、妻としての役割しか求められない女性たちの心理的虚しさは、贅沢な悩みとして取りあってもらえず、夫からの暴力は夫婦間の問題として軽く扱われていた。セクハラという言葉はなく、痴漢は女性に隙があったと責任を転嫁された。1980年とはそんな時代だ。フェミニストカウンセリングは、「苦しいのは、あなたが悪いのではない」と女性たちに「語り」を促し、社会の変化を後押ししてきた。女性たちが語り、聞いてもらえるカウ …

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