進化11

なぜヒトだけが言葉を話せるのか

なぜヒトだけが言葉を話せるのか
  • 『なぜヒトだけが言葉を話せるのか : コミュニケーションから探る言語の起源と進化』
  • トム・スコット=フィリップス 著、畔上耕介, 石塚政行, 田中太一, 中澤恒子, 西村義樹, 山泉実 訳
  • 東京大学出版会
  • 2021.6
  • ISBN: 9784130820202
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年3月27日取得)

他者の心を読む能力を基盤とするコミュニケーションこそが、言語の起源・進化の謎を解く鍵であるー。言語学、認知科学、進化生物学などの成果を把握したうえで、それらを統合した瞠目すべき見解を説得力をもって提示する。「人間とは何か」という根源的な問いに興味をもつすべての人へ。

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教育の起源を探る

教育の起源を探る
  • 『教育の起源を探る : 進化と文化の視点から』
  • 安藤寿康 編
  • ちとせプレス
  • 2023.3
  • ISBN: 9784908736292
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月13日取得)

なぜヒトは「教える/教わる」のか?教育の起源を進化と文化の両視点から解きほぐし、ヒトとは何かという根源的な問いに迫る。

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進化的人間考

進化的人間考
  • 『進化的人間考』
  • 長谷川眞理子/著
  • 東京大学出版会
  • 2023/02/21
  • ISBN: 9784130639552

進化に興味を持った人に、最初に読んでほしい本。ヒトに固有な特徴や性差について進化という軸を通して検討し、なぜ言語や文化を持つのか、ヒトの進化環境がどんなものだったかなどについて、領域横断的に考察する。第一人者が明晰かつ親しみやすい語り口で、進化という視点から人間の本性に迫る。

-- 進化的人間考 長谷川 眞理子(著/文) - 東京大学出版会 | 版元ドットコム

人間性の進化的起源

人間性の進化的起源
  • 『人間性の進化的起源: なぜヒトだけが複雑な文化を創造できたのか』
  • ケヴィン・レイランド/著、豊川航/翻訳
  • 勁草書房
  • 2023/01/24
  • ISBN: 9784326103157

ダーウィンが『種の起源』の先に求めた、人間の心や文化の進化的起源。この進化生物学最大の難問を解く鍵は動物の模倣行動にあった。
ヒト以外の動物にも文化はある。だが宇宙ステーションを造ったのは人間だけ。ヒトの何が決定的に他の動物と違うのか。鍵は技術や知識の累積。魚を使う巧みな実験や、世界中の研究者による社会的学習戦略トーナメントで模倣行動の進化を探り、ニッチ構築で知られる著者が研究人生を賭した「文化と人間性の共進化」をスリリングに描く。

-- 人間性の進化的起源 ケヴィン・レイランド(著/文) - 勁草書房 | 版元ドットコム

悪意の科学

悪意の科学
  • 『悪意の科学: 意地悪な行動はなぜ進化し社会を動かしているのか?』
  • サイモン・マッカーシー=ジョーンズ/著、プレシ南日子/翻訳
  • インターシフト
  • 2023/01/24
  • ISBN: 9784772695787

嫌がらせ、意地悪・・人間の心の闇にひそむ悪意は、なぜ進化し社会を動かしているのか?・・悪意の起源から驚きの効用まで、人間観をくつがえす傑作
人間関係、ビジネス、政治、SNS、神話、文学、テロ、宗教・・・具体例をもとに、悪意の力を解き明かす。
・悪意はなぜ失われずに進化してきたか?
・悪意をもたらす遺伝子、脳の仕組みとは?
・なぜ自分に危害が及んでも意地悪をするのか?
・善良な人まで引きずり下ろそうとするわけ
・「共感」は人間が本来持っている性質か?
・悪意と罰の起源とは?
・悪意にはどのような効用・利点があるか?
・悪意をコントロールするには?
・・・脳科学・心理学・遺伝学・人類学・ゲーム理論などの最新成果を駆使して、まったく新しい人間観が示される。

-- 悪意の科学 サイモン・マッカーシー=ジョーンズ(著/文) - インターシフト | 版元ドットコム

親切の人類史

親切の人類史
  • 『親切の人類史: ヒトはいかにして利他の心を獲得したか』
  • マイケル・E・マカロー/著、的場知之/翻訳
  • みすず書房
  • 2022/12/20
  • ISBN: 9784622095675

人間の「利他の心」の存在はどのように説明できるだろう? 一筋縄ではいかないこの問いに、進化生物学と慈善の歴史という観点から挑みかかる。
「利他行動」は生物学の難問の一つだ。ヒトをはじめ、他個体を利する行動をとる動物は実際に存在する。だがしかし、寛大にも他者を思いやる個体の遺伝子は、狡猾な個体に出し抜かれて繁殖機会を奪われ、淘汰されてしまうのでは? 生物学者たちはこのことにおおいに悩み、利他行動を説明できる理論を求めて奮闘してきた。
ただし、人間の利他の心は、生物学だけで完全に説明することはできない。社会福祉制度や慈善活動などの方法で、血縁や地域を超えた「完全な赤の他人」にまで援助の手を差し伸べる動物は人間以外にいないのだ。ここには、何か特別な説明が必要になる。著者によれば、一万年の人類史における「七つの大いなる苦難」を、人類がどう解決してきたかが説明のカギだという。
本書では、利他行動に関するいくつかの理論の要点とその妥当性を検討したのち、歴史を通して力を発揮してきた人間特有の能力を鮮やかに提示する。人類史上もっとも寛大な「思いやりの黄金時代」を生きる私たち。ここへ至るまでの道程を照らし出す、本能と理性のビッグヒストリー。

-- 親切の人類史 マイケル・E・マカロー(著/文) - みすず書房 | 版元ドットコム

禁断の進化史

禁断の進化史 人類は本当に「賢い」のか
  • 『禁断の進化史: 人類は本当に「賢い」のか』
  • 更科功/著
  • NHK出版
  • 2022/12/12
  • ISBN: 9784140886892

私たちは、「バカ」だったから繁栄した!?

人類は他の生物より、知能が高く、そのために文明を築き成功することができた、と思われている。果たしてそうだろうか。知能の高さと生物の繁栄は直結しているのか? なぜ知能だけでなく、意識が進化したのか? 脳の大きいネアンデルタール人が滅んだのはなぜか? 生物進化についてのわかりやすい解説が人気の著者が、人類史の大きな謎に迫る!

-- 禁断の進化史 更科 功(著/文) - NHK出版 | 版元ドットコム

言語進化学の未来を共創する 岡ノ谷 一夫(編集) - ひつじ書房 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784823411618

階層性と意図共有を言語進化の2つの柱として、言語学および脳科学・生物学など各関連分野から未来の言語進化学への提言を行う。本書は、文科省新学術領域研究『共創言語進化』を進める中で組織された「若手の会」メンバーにより企画され、若手による意欲的な論考12編と、領域計画班代表5名によるコメント論文、そして自由闊達な座談会からなる。2022年9月に金沢で開催の国際学会『言語進化合同会議』(JCoLE)開催記念出版。

岡ノ谷一夫/藤田耕司(編)。

意識はなぜ生まれたか

意識はなぜ生まれたか
  • 『意識はなぜ生まれたか : その起源から人工意識まで』
  • マイケル・グラツィアーノ 著、鈴木光太郎 訳
  • 白揚社
  • 2022.4
  • ISBN: 9784826902359
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月15日取得)

ユニークな工学的アプローチで脳が心を生むメカニズムを描き出した、神経科学の第一人者による衝撃の論考。

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進化と人間行動 第2版

進化と人間行動 第2版
  • 『進化と人間行動』
  • 長谷川寿一, 長谷川眞理子, 大槻久 著
  • 東京大学出版会
  • 2022.4
  • ISBN: 9784130622301
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月30日取得)

DNAから利他行動、文化までー「生物としてのヒト」という視点で心・からだ・行動の適応を読み解くロングセラー。22年ぶりの大改訂。新たに共著者を迎え、ゲノム化学・化石人類学を中心とした研究の進展に対応。ヒトの生活史・進化心理学の方法論・文化進化に関しても新章を設け、内容を刷新。

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