ジェンダー28

スヴェンスカ・ヘムの女性たち

スヴェンスカ・ヘムの女性たち
  • 『スヴェンスカ・ヘムの女性たち : スウェーデン「専業主婦の時代」の始まりと終わり』
  • 太田美幸 著
  • 新評論
  • 2023.3
  • ISBN: 9784794812353
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月19日取得)

ジェンダー平等への道のりを日常生活の目線から描く。「スヴェンスカ・ヘム」とは、20世紀初頭に女性たちが結成した消費協同組合の名称で、「スウェーデンの家」という意味だ。食料品店を経営していたこの協同組合は、女性の政治参加と家事労働をつなぐ結節点として象徴的な意味をもっている。今でこそスウェーデンはジェンダー平等の先進国と目されているわけだが、かつての女性の社会的位置づけは日本とさほど変わらず、1930年代から1950年代は既婚女性の圧倒的多数が専業主婦だった。そして、この時代につくられた「丁寧な暮らし」のイメージが、いま再び脚光を浴びている。ジェンダー平等への挑戦という歴史のなかで、「専業主婦の時代」は何を残したのか。

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ジェンダーで学ぶメディア論

ジェンダーで学ぶメディア論
  • 『ジェンダーで学ぶメディア論』
  • 林香里, 田中東子 編
  • 世界思想社
  • 2023.3
  • ISBN: 9784790717782
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月7日取得)

デジタル化と多様化が進むメディア。SNSを介したフェイクニュースやヘイトスピーチの広がり。それでもスマホを手放せない私たち。メディアと社会の今をとらえるとき、「ジェンダー」は最適なレンズとなる。メディア論の基礎をジェンダーの視点から学ぶ、新しい入門書。

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論点・ジェンダー史学

論点・ジェンダー史学
  • 『論点・ジェンダー史学』
  • 山口みどり, 弓削尚子, 後藤絵美, 長志珠絵, 石川照子 編著
  • ミネルヴァ書房
  • 2023.6
  • ISBN: 9784623093502
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年9月1日取得)

この一冊で歴史観が変わる!クルアーン、列女伝から世界大戦、ジャニーズまで、113の“論点”を最新の研究動向に照らし、“概要(当時の議論・その後の展開)”“探究のポイント”とともにコンパクトに解説。36のコラムで重要トピックもカバーする充実の書。

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女性を閉じこめる「ずるい言葉」

女性を閉じこめる「ずるい言葉」
  • 『女性を閉じこめる「ずるい言葉」 : 10代から知っておきたい』
  • 森山至貴 著
  • WAVE出版
  • 2023.1
  • ISBN: 9784866214436
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月8日取得)

差別を考える社会学者が、女性が浴びせられがちな「ずるい言葉」から逃れる手がかりを伝授!

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消費者をケアする女性たち

消費者をケアする女性たち
  • 『消費者をケアする女性たち : 「ヒーブ」たちと「女らしさ」の戦後史』
  • 満薗勇 著
  • 青土社
  • 2022.12
  • ISBN: 9784791775279
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月10日取得)

仕事も、家事も、育児、介護も…頑張りつづけた女たちの格闘の軌跡。「女性目線」を活かしてつくられた大ヒット商品、超人気サービスの裏には、実は「ヒーブ」と呼ばれる人びとの活躍があった。戦後日本社会はいかにしてケアを売り買いできるものに変えたのか。男女雇用機会均等法の制定前夜に注目した、知られざる「女性活躍」の歴史。

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マスキュリニティーズ

マスキュリニティーズ
  • 『マスキュリニティーズ : 男性性の社会科学』
  • レイウィン・コンネル 著、伊藤公雄 訳
  • 新曜社
  • 2022.5
  • ISBN: 9784788517714
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月9日取得)

男らしさの複数性と相互の権力関係、男性性とジェンダー秩序・社会構造との密接な関連性…男らしさを理論・実証の両面から分析するにとどまらず、現実の男性性や社会構造の変革へと私たちを促す、ジェンダー研究者必読の書。

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アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?

アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?
  • 『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? : これからの経済と女性の話』
  • カトリーン・マルサル 著、高橋璃子 訳
  • 河出書房新社
  • 2021.11
  • ISBN: 9784309300160
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月15日取得)

食事をどうやって手に入れるか。これは経済学の根本的な問題だ。1776年、経済学の父アダム・スミスは、現代の経済学を決定づける一文を書いた。「我々が食事を手にいれられるのは、肉屋や酒屋やパン屋の善意のおかげではなく、彼らが自分の利益を考えるからである」人々の利己心のおかげで、我々は食事にありつける。合理的な経済人の自己利益の追求が市場を、世界を回すーいや、本当にそうだろうか?ちなみにその夕飯のステーキ、誰が焼いたんですか?こんなに真面目に働いているのに何かがおかしい、と思ったら。スウェーデン発、気鋭のジャーナリストによる話題の一冊。

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お母さんは忙しくなるばかり

お母さんは忙しくなるばかり
  • 『お母さんは忙しくなるばかり : 家事労働とテクノロジーの社会史』
  • ルース・シュウォーツ・コーワン 著、高橋雄造 訳
  • 法政大学出版局
  • 2024.4
  • ISBN: 9784588364211
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月14日取得)

19世紀の工業化と20世紀の家庭電化は、お母さんたちの仕事を本当に楽にしたのだろうか?そのアイロニカルな歴史。

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なぜ理系に女性が少ないのか

なぜ理系に女性が少ないのか
  • 『なぜ理系に女性が少ないのか』
  • 横山広美 著
  • 幻冬舎
  • 2022.11
  • ISBN: 9784344986763
  • 幻冬舎新書 ; よ-10-1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月13日取得)

大学・大学院など高等教育機関における理系分野の女性学生の割合は、OECD諸国で日本が最下位。女子生徒の理科・数学の成績は世界でもトップクラスなのに、なぜ理系を選択しないのか。そこには本人の意思以外の、何かほかの要因が働いているのではないかー緻密なデータ分析から明らかになったのは、「男女平等意識」の低さや「女性は知的でないほうがいい」という社会風土が「見えない壁」となって、女性の理系選択を阻んでいるという現実だった。日本の男女格差の一側面を浮き彫りにして一石を投じる、注目の研究報告。

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フォビアがいっぱい

フォビアがいっぱい
  • 『フォビアがいっぱい : 多文化共生社会を生きるために』
  • 高山陽子 編
  • 春風社
  • 2022.9
  • ISBN: 9784861108310
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月20日取得)

社会の多様性が認められるようになるにつれ、異なる他者への恐怖や嫌悪も生まれていった。他人や自分に向けられる憎悪=「フォビア」とは何か、それを克服するにはどうすればよいかを考える。

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