教養・読書・図書館

  • 『教養・読書・図書館 : ヴァイマル・ナチス期ドイツの教養理念と民衆図書館』
  • 松井健人 著
  • 晃洋書房
  • 2023.8
  • ISBN: 9784771037595
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月26日取得)

焚書とともに幕が開けたナチスの時代。そのイメージとは裏腹に、図書館はドイツ全土で盛んに設立され、新しい「教養」が掲げられていった。当時の人々は、何を読んでいたのか、何を読むことができたのか?-- ヴァイマルからナチス時代にかけての、「読書」と「図書館」の展開と顛末を追った一冊。

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リベラリズム

  • 『リベラリズム : リベラルな平等主義を擁護して』
  • ポール・ケリー 著、佐藤正志, 山岡龍一, 隠岐理貴, 石川涼子, 田中将人, 森達也 訳
  • 新評論
  • 2023.8
  • ISBN: 9784794812452
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月26日取得)

世界人口の7割が独裁国・地域に住む現在、自由主義・民主主義の行く末は何処か? リベラルな平等主義の意義を再説する古典的名著 本書はリベラリズムの理論を語り直し、擁護しようとする。なぜ改めてリベラリズムを擁護する必要があるのだろうか。著者は、外的脅威への恐怖があらゆる政治的争点を棚上げにしている世界において、〈リベラルな平等主義〉の原理を再提示し、政治権力や多数派の世論による専制に抗する規範的な理由 …

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戸籍と国籍の近現代史

  • 『戸籍と国籍の近現代史 : 民族・血統・日本人』
  • 遠藤正敬 著
  • 明石書店
  • 2024.3
  • ISBN: 9784750357065
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月26日取得)

日本国家は「民族」「血統」「日本人」といった概念を、戸籍と国籍を用いていかに操作してきたか。最新版ではセクシュアル・マイノリティ関連の記述等を改めて検討するとともに、直近の重要判例も付記。〈日本的差別〉の深層に迫るロングセラー第三版。

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病が分断するアメリカ

病が分断するアメリカ
  • 『病が分断するアメリカ : 公衆衛生と「自由」のジレンマ』
  • 平体由美 著
  • 筑摩書房
  • 2023.8
  • ISBN: 9784480075710
  • ちくま新書 ; 1744
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月25日取得)

コロナ禍のアメリカは、世界で最悪の死者が出た。20世紀初頭以来の公衆衛生史を繙きつつ、収入・居住地域・人種などで分断されているアメリカの問題を探る。 コロナ禍のアメリカでは、迅速な疫学調査とワクチン開発がなされたにもかかわらず、多くの死者が出た。ワクチン接種に当初から反対が根強く、マスク着用では国が分断された。アメリカの公衆衛生が抱える深刻なジレンマーー国民の健康と自由な活動という二律背反の価値の …

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メディアと自殺

  • 『メディアと自殺 : 研究・理論・政策の国際的視点』
  • トーマス・ニーダークローテンターラー, スティーブン・スタック 編者、太刀川弘和, 髙橋あすみ 監訳
  • 人文書院
  • 2023.8
  • ISBN: 9784409340639
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月25日取得)

メディアの自殺報道はどうあるべきか 世界的な自殺研究者たちが、多様なメディアが自殺に与える影響について、歴史的分析からウェルテル効果やパパゲーノ効果などの理論的分析、各国の政策などを紹介。ソーシャルメディアとどのように付き合うか、ネットいじめの影響、集団自殺や拡大自殺の報道についても最新の知見を示し、回復への道筋も探る。メディアと自殺の関係を問う最先端研究論集。 ◎目次 1 はじめに 1 メディア …

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絶滅する「墓」

絶滅する「墓」
  • 『絶滅する「墓」 : 日本の知られざる弔い』
  • 鵜飼秀徳 著
  • NHK出版
  • 2023.8
  • ISBN: 9784140887042
  • NHK出版新書 ; 704
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月25日取得)

私たちにとって、墓とは何か? 時の権力や死生観、土地や風土に根ざした文化によって、日本ではじつに多様な葬送文化が育まれてきた。 だが、過疎化や高齢化により、今その文化が風前の灯となっている。 土葬の現在から、肉体と魂を分けて埋葬する「両墓制」、沖縄の風葬やアイヌの男女別葬、 無数の遺骨を粉末状にして固めた「骨仏(こつぼとけ)」までーー。 全国各地を歩いて取材した僧侶が、知られざる弔いのかたちを写真 …

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戦時下日本の娯楽政策

  • 『戦時下日本の娯楽政策 : 文化・芸術の動員を問う』
  • 戸ノ下達也 著
  • 青弓社
  • 2023.8
  • ISBN: 9784787221001
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月22日取得)

帝国議会や各種委員会の議事録、文部省、内務省、警視庁、内閣情報部の資料、新聞報道などの史料を丹念に掘り起こし、国民精神総動員運動や厚生運動の内実、決戦非常措置要綱の狙いや背景などを解説して、戦時下の娯楽政策の全容と変遷を明らかにする。 はじめに 第1章 戦時期の娯楽認識 1 日中戦争期に至る娯楽政策 2 権田保之助の地方娯楽への意識 3 社会教育としての娯楽政策 4 文部省の地方娯楽調査 5 朝日 …

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AIの倫理リスクをどうとらえるか

  • 『AIの倫理リスクをどうとらえるか : 実装のための考え方』
  • リード・ブラックマン 著、小林啓倫 訳
  • 白揚社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784826902472
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月22日取得)

実務者必携のAI倫理入門書 倫理をどう説明すればいいのか? 「AI倫理声明」に何を盛り込むべきか? 「AI倫理委員会」をどう組織・運営するか? 経営幹部の適切な関与とは? さまざまなビジネスに応用できる考え方を、アーンスト・アンド・ヤング社やIEEEをはじめとする企業・組織でAI倫理の導入に携わってきた経験を基に解説する。 :::::::本書への賛辞::::::: 複雑なテーマを実行可能な要素にま …

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愛の労働あるいは依存とケアの正義論

  • 『愛の労働あるいは依存とケアの正義論』
  • エヴァ・フェダー・キテイ 著、岡野八代, 牟田和恵 監訳
  • 白澤社
  • 2023.5
  • ISBN: 9784768479964
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月22日取得)

子育て、障碍者介助、病人や高齢者介護など、主に女性たちが担ってきた依存者へのケア労働は、これまで平等や自由の構想の外に置かれてきた。 重い知的障碍を持つ娘との生活を送ってきた哲学者キテイが、女性たちの経験を包摂する真の男女平等はいかに実現されるかを問い、ケアを受けること/与えることを社会の核としてとらえ新たな平等の地平を切り拓くケア倫理の名著、邦訳新装版。 第1部 愛の労働──依存は何を要請してい …

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教育現場を「臨床」する

教育現場を「臨床」する
  • 『教育現場を「臨床」する : 学校のリアルと幻想』
  • 内田良 著
  • 慶應義塾大学出版会
  • 2023.8
  • ISBN: 9784766429053
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月22日取得)

疲弊する教師、校則、部活動、感染症…… 子どもをめぐる不合理を可視化する。 学校における喫緊の課題である「部活動」「校則」「虐待といじめ」などの問題を、著者独自の観点から多角的に分析する。学校の虐待といじめは増えているのか。部活動はだれにとって問題なのか。校則は変わるのか。データを丁寧に分析し、結果から見える「真実」、そして子どもたちや教師たちの「苦悩」がどこにあるのかを明らかにする。 プロロー …

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資本とイデオロギー

  • 『資本とイデオロギー』
  • トマ・ピケティ [著]、山形浩生, 森本正史 訳
  • みすず書房
  • 2023.8
  • ISBN: 9784622090489
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月22日取得)

ベストセラー『21世紀の資本』を発展継承する超大作、ついに邦訳。《財産主義》という視点から、三機能社会、奴隷制社会、フランス革命、植民地支配から現代のハイパー資本主義まで、巨大なスケールで世界史をたどり、イデオロギーと格差の関係を明らかにする。さらには《バラモン左翼》と《商人右翼》の連合に囚われつつある現代民主政治を分析。労働者の企業統治参画と累進年次資産税など、新たな公正な経済システムを提示す …

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中流危機

  • 『中流危機』
  • NHKスペシャル取材班 著
  • 講談社
  • 2023.8
  • ISBN: 9784065332535
  • 講談社現代新書 ; 2716
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年3月20日取得)

かつて「一億総中流社会」と言われた日本。戦後、日本の経済成長を支えたのは、企業で猛烈に働き、消費意欲も旺盛な中間層の人たちだった。しかし、バブル崩壊から30年が経ったいま、その形は大きく崩れている。 2022年7月内閣府が発表したデータでは、1994年に日本の所得中間層の505万円だった中央値が2019年には374万円と、25年間で実に約130万円も減少した。もはや日本はかつてのような「豊かな国」 …

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