人類学10

宗教組織の人類学

宗教組織の人類学
  • 『宗教組織の人類学 : 宗教はいかに世界を想像/創造しているか』
  • 藏本龍介 編
  • 法藏館
  • 2023.3
  • ISBN: 9784831856517
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年4月10日取得)

私たちが生きる世界は「宗教=規範的言説」によって想像的に組織化されている。それは規範の意味を探究する過程でもある。アジア・アフリカ地域を事例として、宗教と組織の相互構成的関係を明らかにする。

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オルター・ポリティクス

オルター・ポリティクス
  • 『オルター・ポリティクス : 批判的人類学とラディカルな想像力』
  • ガッサン・ハージ 著、塩原良和, 川端浩平 監訳、前川真裕子, 稲津秀樹, 高橋進之介 訳
  • 明石書店
  • 2022.7
  • ISBN: 9784750354415
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年2月22日取得)

他者の排除や否認へ向かうナショナリズム、レイシズム、植民地主義などに抗し、境界を強化するあらゆる二元論を乗り越え、他者にひらかれた、所与の空間の外部をラディカルに探求する。新たな理論的地平をひらく画期的思考実践。他者と共に在るありうべき別の現実のためにー。

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人はなぜ握手をするのか

人はなぜ握手をするのか
  • 『人はなぜ握手をするのか : 接触を求め続けてきた人類の歴史』
  • エラ・アル=シャマヒー 著、大川修二 訳
  • 草思社
  • 2022.9
  • ISBN: 9784794225979
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月10日取得)

時代が移り変わっても、“握手”は死なないー気鋭の古人類学者が、握手の起源から現代の握手事情まで古今東西の「握手史」を縦横無尽に考察した快作。

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監査文化の人類学

監査文化の人類学
  • 『監査文化の人類学 : アカウンタビリティ、倫理、学術界』
  • マリリン・ストラザーン 編、丹羽充, 谷憲一, 上村淳志, 坂田敦志 訳
  • 水声社
  • 2023.1
  • ISBN: 9784801006942
  • 〈叢書〉人類学の転回
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月14日取得)

“説明責任を果たせ!”、“それは何の役に立つのか?”。私たちの日常に忍び込んできた「監査文化」。市場原理と結びついた生産性の追求とペーパーワークの増大によって、社会はどのように変容したのか?新自由主義に基づく大学再編成の波を背景に、雑務に忙殺される人類学者たちがみずからの職場を描きだす!

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クジラ捕りが津波に遭ったとき

クジラ捕りが津波に遭ったとき
  • 『クジラ捕りが津波に遭ったとき : 生業の人類学』
  • 森田勝昭 著
  • 名古屋大学出版会
  • 2022.11
  • ISBN: 9784815811044
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月12日取得)

鯨びと、鯨の町、鯨の海。うち続く逆境のなか、生命をかけてクジラと闘うのはなぜか。歴戦の解剖リーダーや老いたる船の若き船長、多くの人生を背負う社長らの声を聴き、捕鯨という「仕事」が織りなす厳しくも豊かな世界を見つめる。

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金融人類学への誘い

金融人類学への誘い
  • 『金融人類学への誘い : トレーダーたちの日本と夢の終わり』
  • 宮崎広和 著、木村周平, 深田淳太郎, 早川真悠, 高野さやか 訳
  • 水声社
  • 2022.11
  • ISBN: 9784801006737
  • 〈叢書〉人類学の転回
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月17日取得)

アービトラージに夢を託し、その終焉に自らの人生を重ねる金融トレーダーと人類学者との邂逅が生み出した最高峰のモノグラフ。

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ライブハウスの人類学

ライブハウスの人類学
  • 『ライブハウスの人類学 : 音楽を介して「生きられる場」を築くこと』
  • 生井達也 著
  • 晃洋書房
  • 2022.1
  • ISBN: 9784771035669
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月19日取得)

不可視化された実践に目をむけ、ライブハウスという場を再発見する。閉鎖的で非合理な「場」として語られるようになったライブハウス。社会の周縁へと押しだされながらも、その場へ集う人びとの実践を考察することで、協働的な「自分達にとっての価値」が生まれる道程を捉える。

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他者と生きる

他者と生きる
  • 『他者と生きる : リスク・病い・死をめぐる人類学』
  • 磯野真穂 著
  • 集英社
  • 2022.1
  • ISBN: 9784087211986
  • 集英社新書 ; 1098
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年6月9日取得)

不調の始まる前から病気の事前予測を可能にし、予防的介入に価値を与える統計学的人間観。「自分らしさ」礼賛の素地となる個人主義的人間観。現代を特徴づける一見有用なこの二つの人間観は、裏で手を携えながら、関係を持つことではじめて生まれる自他の感覚、すなわち「生の手ざわり」から私たちを遠ざける。病いを抱える人々と医療者への聞き取り、臨床の参与観察、人類学の知見をもとに、今を捉えるための三つ目の人間観として関係論的人間観を加えた。現代社会を生きる人間のあり方を根源から問う一冊。

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