- 『文化権力と日本の近代 : 伝統と正統性、その創造と統制・隠滅』
- 文学通信
- 2023.12
- ISBN: 9784867660270
- 出典:国立国会図書館書誌データ(2026年6月7日取得)
-- 文化権力と日本の近代 | 楽天ブックス国民国家体制のバリアに覆われてよく見えなかった文学性・芸術性をどう抽出するか。
文学と歴史が交わる領域へのこれからのアプローチの方法。
近代の国民国家体制の下で、国民国家の偉観を表象する文化装置として「伝統」が作動するなか、権力や時代に翻弄され統制され隠滅されたり、あるいは迎合することでその「道」の保存・選択を迫られる文化権力という磁場に注目し、文学や芸術が「時代」を生き抜いてきたリアルな文学史・芸能史の一面を照射する。
第一部には主に国家・天皇/皇后・植民地といった近代日本の国家体制や社会構造に根ざした問題を扱う論稿を、第二部にはそうした近代日本社会における、文化権力と伝統・正統性をめぐる個別的な事象・動向を中心的に扱った論稿を収める。
執筆は、徐 禎完、榊原千鶴、宋 錫源、松澤俊二、吳 佩珍、李 鍾淑、鈴木 彰、湯本優希、VAN EWIJK Aafke、平田英夫、菊野雅之。