社会科学3

質的研究アプローチの再検討

質的研究アプローチの再検討
  • 『質的研究アプローチの再検討: 人文・社会科学からEBPsまで』
  • 井頭昌彦/編集
  • 勁草書房
  • 2023/03/31
  • ISBN: 9784326303243

質的研究は機能しているのか。KKV論争をふまえ分野横断的に問題提起に対する応答を整理し、社会科学方法論をアップグレードする。
社会科学方法論争における「質的アプローチを用いた研究から一般的主張や因果主張を結論することができるか」「その主張は説得的か」「その主張の説得性を担保する仕組みはどのようなものか」といった問題提起を踏まえ、その研究手法の内実と説得性確保メカニズムについて、分野間の相違を踏まえた上での総合的な理解を目指す。

-- 質的研究アプローチの再検討 井頭 昌彦(編集) - 勁草書房 | 版元ドットコム

社会関係資本 ジョン・フィールド(著) - 明石書店 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784750354408

社会の格差はどこからくるのか? それを克服する展望は? 人々の関係性に着目してこの問題に接近する「社会関係資本」概念。この概念を起源から紐解き、人脈や信頼が持つ正と負の影響力、デジタル時代の新たな動向も踏まえ、この概念の全体像を描き出す入門書。

ジョン・フィールド(著)、佐藤智子/西塚孝平/松本奈々子(訳)、矢野裕俊(解説)。

社会物理学 小田垣 孝(著/文) - 共立出版 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784320036192

社会は多数の個人の集団であり、各個人の振る舞いが、都市の構造、集団行動、格差社会、合意形成や噂の伝播などの社会現象を引き起こす。社会物理学は、集団における個々の要素の行動をモデル化し、物理学的視点から社会現象の示す普遍的性質を明らかにする学問領域であり、20世紀末から急速に発展している。

本書は、この最新の学問領域「社会物理学」で用いられる理論と手法およびこれまでの成果を系統的にまとめた成書である。各章で取り上げる話題は都市の形成からSNSまで多岐にわたる。これら社会現象の問題点の整理を行った後、現在までに明らかにされている知見を紹介し、最後に今後の課題を説明して、これまでの研究から将来の研究の方向性を見通せるように構成されており、この分野を専攻しようと思う初学者には必読の教科書である。

小田垣孝/佐野幸恵/山崎義弘/山本健著。