歴史学12

シリーズ歴史総合を学ぶ 3

  • 『シリーズ歴史総合を学ぶ 3 世界史とは何か : 「歴史実践」のために』
  • 岩波書店
  • 2023.6
  • ISBN: 9784004319191
  • 岩波新書 新赤版 ; 1919
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年2月24日取得)

教員七年目、松本サリン事件の現場から近い高校に転勤した著者が生徒たちと模索した教育実践、歴史総合の授業を充実させるための作戦(方法)を経て、学習指導要領の内容とはかなり異なる授業プラン、「世界史の学び方一〇のテーゼ」まで。国民国家とは何かを掘り下げ、世界史とは何かを探究し、自分を磨く特別授業。 はじめに 第1講 私たちの誰もが世界史を実践している 1 どうしても世界史を学びたかった経験 2 私たち …

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「戦前歴史学」のアリーナ

  • 『「戦前歴史学」のアリーナ : 歴史家たちの一九三〇年代』
  • 歴史学研究会 編、加藤陽子 責任編集
  • 東京大学出版会
  • 2023.5
  • ISBN: 9784130230827
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月3日取得)

戦後歴史学が批判すべき対象としていた「戦前」の歴史学について、その出発点を1930年代に生まれた新しい歴史学の潮流のなかに見出す。多様な歴史学が興隆するなか、そこで生まれた歴史学研究会と、それを牽引した歴史家たちがたどった戦中・戦後も射程に入れて、現代の歴史学が切りひらく視座を提示する。

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歴史を書くとはどういうことか

  • 『歴史を書くとはどういうことか : 初期近代ヨーロッパの歴史叙述』
  • 小谷英生, 網谷壮介, 飯田賢穂, 上村剛 編著
  • 勁草書房
  • 2023.6
  • ISBN: 9784326200658
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月22日取得)

誰が、何のために、どのように歴史を語るのか──歴史叙述の歴史を探求し、歴史と政治との関連について再考する。 歴史の語りは政治的な身振りと直結している。過去の何が記憶されるべきか、どのように書かれ、何が意図され、社会に何がもたらされたのか。本書はこのような問いをもとに、特に西欧初期近代の思想家たちにとっての歴史、歴史の書き方、政治的利用について検討し、これからの歴史叙述のあり方と政治との関連について …

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歴史学研究法

  • 『歴史学研究法』
  • 今井登志喜 著
  • 筑摩書房
  • 2023.6
  • ISBN: 9784480510679
  • ちくま学芸文庫 ; イ62-1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月15日取得)

「歴史学とは何か」について「古典的歴史学方法論」の論点を的確にまとめる。方法の実践例として、「塩尻峠の合戦」を取り上げる。解説 松沢裕作 「歴史学とはどのような学問か」「歴史学はいかにして正しい結論を導き出せるのか」という問題は、現在でも常に問い直され続けている。本書では、19世紀における歴史学の進展を踏まえ、歴史学の方法論にはじまって、諸学との連携の在り方、史料批判についてなど、簡潔にして要点を …

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「世界史」の誕生

  • 『「世界史」の誕生 : ヨーロッパ中心史観の淵源』
  • 南塚信吾 著
  • ミネルヴァ書房
  • 2023.6
  • ISBN: 9784623095254
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月15日取得)

戦後から現在に至るまで、歴史研究では「ナショナル・ヒストリー」の限界が叫ばれ、「ヨーロッパ中心史観」からの脱却が指向されてきた。しかしヨーロッパ中心史観自体が、どのような内容と論理をもって形成されてきたのかは、必ずしも明らかではない。本書は、ヨーロッパ、北アメリカにおいて、世界史がいかにして形成され、幕末から明治維新以後の日本にいかなる影響を及ぼしたか、膨大な先行研究を咀嚼のうえ明らかにする。 …

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歴史学の作法

歴史学の作法
  • 『歴史学の作法』
  • 池上俊一 著
  • 東京大学出版会
  • 2022.12
  • ISBN: 9784130230803
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月12日取得)

歴史とは、そして史料とは何か。第一線の歴史家が、これまで生み出されてきた手法とその課題を解説。アナール派を導き手に、私たちがこれからすすむべき未来を考える。

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日本近・現代史研究入門

日本近・現代史研究入門
  • 『日本近・現代史研究入門』
  • 松沢裕作, 高嶋修一 編
  • 岩波書店
  • 2022.10
  • ISBN: 9784000615617
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月20日取得)

日本近代史・現代史の論文を書く、すべての初学者のために。そして、歴史学の研究がどのようにおこなわれているのかに興味をいだく、すべての人へ。テーマの決め方、史料について、調査の方法、目次のつくり方など研究の基盤を、論文執筆の作業フローに即して基本から解説。第一線の研究者たちが提供する大きな見取り図が、研究史と向き合うあなたを助けてくれる。心配無用、これで論文は書ける。

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歴史学のトリセツ

歴史学のトリセツ
  • 『歴史学のトリセツ : 歴史の見方が変わるとき』
  • 小田中直樹 著
  • 筑摩書房
  • 2022.9
  • ISBN: 9784480684363
  • ちくまプリマー新書 ; 410
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年8月22日取得)

歴史がつまらないという人は残念ながら多い。その理由を探るべく、歴史学の流れを振り返ろう。事実、記憶、視野の大小など、その考え方は変化している。これを知れば、歴史が面白くなるに違いない!

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一人称の過去

一人称の過去
  • 『一人称の過去 : 歴史記述における〈私〉』
  • エンツォ・トラヴェルソ 著、宇京賴三 訳
  • 未來社
  • 2022.6
  • ISBN: 9784624932862
  • ポイエーシス叢書 ; 76
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月10日取得)

この近年、もうひとつの敷居が越えられた。すなわち、われわれは歴史家の自伝から主観主義的な歴史記述の新形式に移ったのである。今日、増え続ける、自伝ではない多くの著作は重要な書き手の主人公化という次元を備えており、まるで歴史は、それをつくる者のみならず、またとくにそれを書く者の内在性をさらさずには書かれないかのようである。

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歴史学の擁護

歴史学の擁護
  • 『歴史学の擁護』
  • リチャード・J.エヴァンズ 著、今関恒夫, 林以知郎, 與田純 訳
  • 筑摩書房
  • 2022.5
  • ISBN: 9784480511164
  • ちくま学芸文庫 ; エ18-1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年3月12日取得)

ポストモダニズムにより歴史学はその基盤を揺るがされた。学問を擁護すべく著者は問題を再考し、論議を投げかける。原著新版の長いあとがきも訳出。===過去の出来事について真の洞察に到達するために歴史家ができることとは何かーー。この問いは、ポストモダニズムの登場とともに抜き差しならないものとなった。歴史学をこれまで支えてきた、客観性や因果関係といった概念が強く揺さぶられることになったからである。歴史理論と …

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ジェンダーと歴史学 30周年版

ジェンダーと歴史学 30周年版
  • 『ジェンダーと歴史学』
  • ジョーン・W.スコット 著、荻野美穂 訳
  • 平凡社
  • 2022.5
  • ISBN: 9784582769302
  • 平凡社ライブラリー ; 930
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月21日取得)

「ジェンダー」を歴史学の批判的分析概念として初めて提起し、周辺化されていた女性の歴史に光をあて、歴史記述に革命的転回を起こした記念碑的名著。30周年改訂新版。

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歴史とは何か

歴史とは何か
  • 『歴史とは何か : 新版』
  • E.H.カー [著]、近藤和彦 訳
  • 岩波書店
  • 2022.5
  • ISBN: 9784000256742
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月21日取得)

「過去は現在の光に照らされて初めて知覚できるようになり、現在は過去の光に照らされて初めて十分理解できるようになるのです」。歴史学への最良の入門書を全面新訳。未完に終わった第二版への序文、自叙伝、丁寧な訳注や解説などを加える。達意の訳文によって、知的刺激と笑いに満ちた名講義が、いま鮮やかによみがえる。 ■内容紹介 歴史は現在と過去のあいだの対話であるーー。この有名なフレーズで知られる本書は、E. …

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新書ではなく2 -640円……。論考や自叙伝や略年譜などが含まれて410ページとのこと。でも、旧訳の岩波新書のように、手軽に入手できるのがよりよい気もする。