宗教7

世俗化論の生成

  • 『世俗化論の生成 : 宗教という問いのゆくえ』
  • 諸岡了介 著
  • ミネルヴァ書房
  • 2023.7
  • ISBN: 9784623095179
  • MINERVA社会学叢書 ; 65
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年11月19日取得)

近現代における宗教の変容を指すのに用いられてきた「世俗化」という概念について、長い間激しく交わされてきた議論の歴史を振り返る。思想史や社会学史の上にこの概念の形成過程をたどるとともに、今日宗教社会学内外にわたって繰り広げられている世俗化に関する議論を詳細に分析、近現代社会において宗教を問うことの意味を明らかにする。

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メディアと宗教

  • 『メディアと宗教』
  • 石井研士 著
  • 弘文堂
  • 2024.3
  • ISBN: 9784335161070
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月20日取得)

情報化は宗教活動をどう変えたのか。ラジオやテレビによる布教活動、パソコンでの檀家管理、インターネット法話、AI神社ー情報化の発展に伴い、宗教団体が信者と関わる方法も著しく変化を遂げてきた。1980年代から現代まで、各時代を象徴する15本の論考を時系列に並べることで、情報化社会の中で模索を続ける宗教団体の姿が浮かび上がる。メディアやサブカルチャーが映し出す宗教像を長年にわたってリアルタイムで追い続けた著者のライフワーク総集編。

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日本人無宗教説

  • 『日本人無宗教説 : その歴史から見えるもの』
  • 藤原聖子 編著
  • 筑摩書房
  • 2023.5
  • ISBN: 9784480017734
  • 筑摩選書 ; 0255
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年6月20日取得)

「日本人は無宗教だ」とする言説は明治初期から、しかもreligionの訳語としての「宗教」という言葉が定着する前から存在していた。「日本人は無宗教だから、大切な○○が欠けている」という“欠落説”が主だったのが、一九六〇年代になると「日本人は実は無宗教ではない」「無宗教だと思っていたものは“日本教”のことだった」「自然と共生する独自の宗教伝統があるのだ」との説が拡大。言説分析の手法により、宗教をめぐる日本人のアイデンティティ意識の変遷を解明する、裏側から見た近現代宗教史。

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宗教組織の人類学

宗教組織の人類学
  • 『宗教組織の人類学 : 宗教はいかに世界を想像/創造しているか』
  • 藏本龍介 編
  • 法藏館
  • 2023.3
  • ISBN: 9784831856517
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年4月10日取得)

私たちが生きる世界は「宗教=規範的言説」によって想像的に組織化されている。それは規範の意味を探究する過程でもある。アジア・アフリカ地域を事例として、宗教と組織の相互構成的関係を明らかにする。

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宗教の世界史

宗教の世界史
  • 『宗教の世界史』
  • ジョン・C.スーパー, ブライアン・K.ターリー 著、渡邊昭子 訳
  • ミネルヴァ書房
  • 2022.12
  • ISBN: 9784623094240
  • ミネルヴァ世界史〈翻訳〉ライブラリー ; 3
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月13日取得)

本書は、主要な宗教の歴史を論じるとともに、宗教が世界史のなかでどのような役割を担い、政治や文化を動かしてきたかを描き出す。多くの学問分野にまたがる宗教研究の成果を取り入れながら基本概念を検討しつつ、テーマを設定することで宗教ごとの聖典や善悪の考え方などを対比し、宗教と国家、権力、社会、芸術などとの関わりを、近年の傾向もふまえて縦横に論じる。

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宗教を「信じる」とはどういうことか

宗教を「信じる」とはどういうことか
  • 『宗教を「信じる」とはどういうことか』
  • 石川明人 著
  • 筑摩書房
  • 2022.11
  • ISBN: 9784480684394
  • ちくまプリマー新書 ; 415
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月18日取得)

科学の時代に神を信じることは出来るのだろうか?この世に悪があることを宗教はどう説明するのか?宗教は人を善良にしたり、世界を平和にするのか?素朴な疑問を通して、宗教と人間のリアルに迫る。

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明治維新と宗教

明治維新と宗教
  • 『明治維新と宗教』
  • 羽賀祥二 著
  • 法藏館
  • 2022.7
  • ISBN: 9784831826374
  • 法蔵館文庫 ; は1-1
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年7月12日取得)

急激な社会変動のなか、人びとを統合するために重視されたのは、“宗教”と“歴史”だった。維新政府の宗教政策を中心に、戦死者慰霊・記念碑建立・「勤王の志士」への顕彰・古社寺保存といった諸問題を近代仏教も含めた俯瞰的な視野から分析。日本のあらゆる歴史を掘り起こし、さまざまな場での儀礼によってそれら「民族の歴史」を共有した「日本人」を錬成するためシステムとして「神道」が社会に定着していくさまを描く。日本近代および「神道」を考えるうえでの必読文献が、待望の文庫化!

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