教室を生きのびる政治学

教室を生きのびる政治学
  • 『教室を生きのびる政治学』
  • 岡田憲治 著
  • 晶文社
  • 2023.4
  • ISBN: 9784794973597
  • 犀の教室Liberal Arts Lab
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年6月11日取得)

国会でも会社でも商店街の会合でも、そして学校のなかでも、
人間の行動には同じ力学=「政治」が働いている……
いまを生きるわたしたちに必要なのは
半径5メートルの安全保障 [安心して暮らすこと] だ!
学校生活のモヤモヤを政治学から見てみると、
わたしたちはとっくに政治に巻き込まれていた!
◆自治:女子の靴下だけ黒限定のトンデモ校則
◆議会:かみ合わなくてイライラがつのる学級会
◆多数決:むりやり感あふれる過半数ルール
◆公平:不登校を「ズルい」と思ってしまう気持ち
◆支持:意見を言えない人はどうする?問題
心をザワつかせる不平等も、友だち関係のうっとうしさも、孤立したくない不安も……
教室で起きるゴタゴタには、政治学の知恵が役に立つ!
学校エピソードから人びとのうごめきを読みといて、社会生活をくぐりぬけていこう。
人が、社会が、政治が、もっとくっきり見えてくる。
「安全保障、といっても軍備や国家間の紛争の話をしようというわけではない。
半径五メートル、それは僕たちの日常の生活空間の話だ。
日常の生活空間(とくに教室内)で頭を抱えながらうずくまるのではなく、
少しでも心穏やかに、安心して過ごすために、
なにより政治学が役に立つ、ということを伝えたいのだ」(「はじめに」より)
【目次より】
◆序章 大前提ーー力を抜いて自分を守るーー善・悪・社会
教室のなかの安全保障
だれも立派にはなれません
友だちが100人も必要なワケがない
世界史に一度しか登場しない僕たち
◆第1章 言うことを聞く/聞かせるということーー権力・合意・自治
政治とは「選ぶ」こと
僕たちの心の習慣ーー理由を放置したまま従う
トンデモ校則は守るべき?
「みんなで決めた」というフィクション
◆第2章 どうして「話し合い」などするのかーー議論・中立・多数決
話し合いは失敗する
偏りを確認するために
「論破」に含まれているもの
多数決=民主主義?--とりあえずの風速計
黙っているが考えている
言い出せない人のための政治
◆第3章 仲間をつくるということーー対立・支持・連帯
友だちより「仲間」を
対立を恐れず、やみくもに戦わず
上も下もない対等な僕たちーー協力関係の組み立て
◆第4章 平等をめぐるモヤモヤーー公平・公正・分配
心がザワつく厄介な「平等」
平等を切り分けてみる
平等でないと困る理由
◆第5章 政治は君たちの役に立つーー責任・民主主義・政治
自己責任論なんて無視してよいのだ
やり直しが前提のシステムーー民主主義
学校でも家でもない場所へ

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