- 『サークル有害論 : なぜ小集団は毒されるのか』
- 集英社
- 2023.6
- ISBN: 9784087212662
- 集英社新書 ; 1166
- 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月7日取得)
-- サークル有害論 なぜ小集団は毒されるのか | 楽天ブックス読書会、勉強会、NPO、趣味の集い……あなたのコミュニティは大丈夫?一人ひとりは心優しい人間だとしても、全てのメンバーが互いをよく知っている小規模で親密な集いには、親密でよく通じ合っているが故に発生してしまう「毒」がある。その集いは人々の間のミクロな違い、その隙間に巣くうコミュニケーションによって「有害な小集団」と化し、わたしたちを日々毒す。本書はロシアに由来する小集団「サークル」を、小林多喜二からサークルクラッシャーまであらゆる切り口で再考し、開かれのなかの閉ざされ、閉ざされのなかの開かれという逆説を原理的に問いながら、集団性の解毒法を提示する。