- 『明治維新と〈公議〉 : 議会・多数決・一致』
- 吉川弘文館
- 2023.1
- ISBN: 9784642039208
- 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年10月9日取得)
-- 明治維新と〈公議〉 | 楽天ブックス明治維新という社会変革を画期として、政治的な合意システムが「全会一致」から一人一票の「多数決」へと移行していく。近代の議会制度が導入された地域社会のなかで「公議」概念はどのように変容し、制度として定着していったのか。静岡県各地の事例を丹念に調査・検討し、〈合意形成のあり方の変容〉という切り口からその実態に迫る注目の一冊。
序章 本書の視角と課題/地方行政権力の成立と制度化される「公議」(領主権力の解体と広域の「公議」-「三河国藩集会」を事例に〈藩集会の前提/藩集会の開催〉/議事機関における官民関係と「公議」の実態ー韮山県・足柄県を事例に〈韮山県「全国集会」における「公議」形成の構造/足柄県の民会とその特質〉/地方民会と「多数決」の波紋ー浜松県を事例に〈「浜松県民会」の成立過程/小区会の実態ー「第三大区二十四小区二十五小区連合民会」を事例に〉)/近代社会の形成と「公議」の変容(地租改正と「多数決」の導入ー静岡県駿河国地域を事例に〈大区小区制下の地域運営/地価をめぐる「民」の議事とその困難〉以下細目略/近代社会としての「村」の形成ー「多数決」の規範化と「共同性」の再構築/「公議輿論」の成立)/終章 〈合意秩序〉の変容としての明治維新