誰も正常ではない

誰も正常ではない
  • 『誰も正常ではない : スティグマは作られ、作り変えられる』
  • ロイ・リチャード・グリンカー [著]、高橋洋 訳
  • みすず書房
  • 2022.5
  • ISBN: 9784622090915
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月20日取得)

正常・異常をめぐるスティグマは、ただ漫然と生じたものではない。科学や医学はつねに権威をもって「異常」とすべきもののカテゴリーを作りだし、それはコミュニティを通して社会的・文化的に学習されてきた。本書はおもに精神疾患や発達障害のスティグマを中心に、スティグマが構築と再構築を重ねてきた変遷の力学を、18世紀以降、複数の戦時期を経て、高度に経済化した今日の社会に至るまでたどる。 しかし、だからこそスティ …

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革命論

革命論
  • 『革命論』
  • ハンナ・アーレント [著]、森一郎 訳
  • みすず書房
  • 2022.4
  • ISBN: 9784622090793
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月20日取得)

〈人間はそれ自身、一個の新しい始まりとして世界の内に現われるが、だからこそ、この誕生性ゆえに人間には行為という天分が与えられたのである。というのも、どんな行為も、つまり「何かを動かす」という根源的な意味でのどんな「活動する」ことも、始める者たちという観念を、いやそれどころか始める者たちの実存を、前提しているからである。歴史上の時間が連綿と続くなかで新しい始まりが生ずる、ということを最終的に告げ知ら …

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個人化の社会学

個人化の社会学
  • 『個人化の社会学』
  • ウルリッヒ・ベック, エリーザベト・ベック=ゲルンスハイム 著、中村好孝, 荻野達史, 川北稔, 工藤宏司, 高山龍太郎, 吉田竜司, 玉本拓郎, 有本尚央 訳
  • ミネルヴァ書房
  • 2022.2
  • ISBN: 9784623092871
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月20日取得)

現代社会は伝統やコミュニティや家族などの価値が解体し個人化したといわれる。本書は、この個人化概念について構造的・制度論的議論を展開し論争も巻き起こしたまさに古典といえる一書。 (原著 Ulrich Beck and Elisabeth Beck-Gernsheim, Individualization: Institutionalized Individualism and its Social …

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原書は、Ulrich Beck and Elisabeth Beck-Gernsheim, Individualization: Institutionalized Individualism and its Social and Political Consequences,SAGE Publications, 2002.

新自由主義の廃墟で

新自由主義の廃墟で
  • 『新自由主義の廃墟で : 真実の終わりと民主主義の未来』
  • ウェンディ・ブラウン 著、河野真太郎 訳
  • 人文書院
  • 2022.5
  • ISBN: 9784409031148
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年1月20日取得)

排外主義や権威主義、ウルトラナショナリズムにフェイクニュース……それらの根源はどこにあるのか。 ハイエクなど初期新自由主義者たちの論考を辿りながら、世界に吹き荒れる政治言説の布置を問い直す、政治哲学者による批判の書。 「本書の主張は(…)、新自由主義的な合理性や価値づけの様式の影響を受けていないものはないということであり、新自由主義による民主主義への攻撃は、あらゆる場所で法、政治文化、そして政治的 …

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