言葉にとらわれた身体

言葉にとらわれた身体
  • 『言葉にとらわれた身体 : 現代ラカン派精神分析事例集』
  • エレーヌ・ボノー 著、福田大輔 監訳、阿部又一郎, 森綾子 訳
  • 誠信書房
  • 2023.10
  • ISBN: 9784414414936
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2026年1月25日取得)

現代ラカン派の中心的な分析家のひとりによる、希少な精神分析事例集。精神分析はどのように身体に取り組むのか、身体を明確化するのか、身体について語るのか、いかなる場所が身体に与えられるのかなどを、詳細な事例提示によって論証する。この30年ほどで変化してきたラカン派分析家のあり方を克明に示し、日本の読者の得るところも大きい。『セミネール』への深い理解に基づき本書の稀有な立ち位置を鮮やかに示す解題を併録する。
原書名:LE CORPS PRIS AU MOT: CE QU’IL DIT, CE QU’IL VEUT
日本語版序文ーー日本の読者のみなさんへ
序章 語られた身体、語る身体
 話すことによるさまざまな効果
 症状をなす身体
 語る身体の享楽
 ウェルビーイングという強制
 身体を持つとはなにか?
 「身体についての言説・不和(dis-corps)」を精神分析すること
1章 鏡
 まなざしのもとで
 浮遊する身体
2章 食べ過ぎること、無を食べること
 過剰に愛を食べること
 若き(断食する)女性の身体
 隠れながら
3章 身体に支障をきたすこと
 透明な身体
 動揺
4章 切迫
 空(くう)への飛び降り
 パニック
5章 暴力
 がむしゃらに(失われた身体で)
 生贄
6章 さまざまな病巣
 精神分析に熱を上げるーー炎症性発作に苦しむ女性
 腐った身体
7章 心気症(ヒポコンドリー)
 痛み
 生皮を剝がされて
8章 妊娠
 わたしは男なのか女なのか?
 不承不承
 ひとつの身体の構築
9章 パートナーのアンコール
 呪われた性
 不貞の夫
10章 身体の出来事
 身体の諸シニフィアン
 症状と語る身体
結語
 言語(ラング)の影響
 寝椅子に横たわりなさい!
 話存在ーーそれは身体から語られる
 現実界に到達するまで

謝辞
監訳者解題
文献

訳者
福田大輔【1章、2章、3章、6章】
阿部又一郎【日本語版序文、序章、1章、3章、7章、9章、10章、結語】
森綾子【4章、5章、7章、8章】

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