
- 『文化外交の世界』
- 山川出版社
- 2023.9
- ISBN: 9784634672536
- 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年6月24日取得)
-- 文化外交の世界 | 楽天ブックス19世紀から21世紀初頭の文化を通じた国際外交を論じた研究の論集。近代・現代の外交における「ソフト・パワー」の重要性を「文化」の視点で論ずる。日本を含めたイギリス、フランス、ドイツ、オーストリア、ハンガリー、イタリアなど広範な範囲を網羅する。
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〈目次〉
はじめに 桑名映子
第I部 近代における文化外交
第一章 第二帝政下フランス外交の異文化経験と対日理解 野村啓介
第二章 イギリスの文化・広報外交と軍事外交 松本佐保
第三章 ボスニアをめぐるハプスブルク帝国の文化外交戦略 レッシュ・イムレ
第四章 皇帝と大統領のあいだで 外交官シュテルンブルクとドイツの世界政策 飯田洋介
第五章 オーストリア=ハンガリー代理公使の見た明治日本
ハインリヒ・クーデンホーフの報告書を中心に 桑名映子
第六章 奥田竹松と信夫淳平のウィーン駐在体験・学術・言論活動への影響 島田昌幸
第七章 副王になった外交官 インド総督ハーディング男爵とムスリムへの宥和 君塚直隆
第2部 両大戦間期から戦後における文化外交
第八章 在華軍事顧問団長ファルケンハウゼンと東アジア 田嶋信雄
第九章 ファシスト新外交の展開 一九二一〜三五年におけるイタリアの対外文化政策 石田 憲
第十章 一九二一〜六〇年におけるイギリスの対日文化外交 アントニー・ベスト
第十一章 一九四五〜六九年のフランス文化外交 マリアンヌをいかに売り込むか
アンソニー・アダムスウェイト
第十二章 西ドイツの対外文化政策における「第三世界諸国とのパートナーシップ」
『10のテーゼ』策定とハム=ブリュッヒャー政務次官 川村陶子
講演 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 二十世紀オーストリアの記憶の場
オリヴァー・ラートコルプ