- 『信頼の経済学 : 人類の繁栄を支えるメカニズム』
- 慶應義塾大学出版会
- 2023.6
- ISBN: 9784766428827
- 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月14日取得)
-- 信頼の経済学 | 楽天ブックス人類の文明の物語は、互いにいかにして信頼するようになったかという物語である!
人間が少人数の集まりから巨大な社会を築く根底には「信頼」のメカニズムが働いている。市場、法、貨幣から医学、科学技術、気候問題まで「信頼」なくしては存立しない。
「謝罪の経済学」というユニークな分野を開拓した気鋭の経済学者による骨太な一冊。
第1章 信頼の経済学
なぜ経済学で「信頼」を論じるのか?/私が「信頼」を研究する理由/経済学者は「信頼」をどう扱ってきたか?/経済学の「信頼理論」/理論と経済実験の関係/本書の概要
第2章 信頼の人類史を分析する
生物学的基礎/贈与の経済学/経済実験による文化比較プロジェクト/宗教の経済学/制度の経済学/法秩序と政府
第3章 経済システムにおける信頼
貨幣システム/金融市場/契約とは何か/なぜ仕事があるのか/ブランドの目的/信頼の未来形ーーシェアリングエコノミーとブロックチェーン
第4章 専門家を信頼する
政治家は信頼できるか/メディアをめぐる問題/医療を信頼することはなぜ重要か/科学のどこを信じるべきか/究極の信頼ゲームーー気候変動
第5章 私たちは互いをどう信頼すべきか
見知らぬ人を信頼する/自分を信頼する/謝罪と非難の経済学/アイデンティティ、尊厳、プライバシー
第6章 信頼の行方
『信頼の経済学』解説(佐々木宏夫)