- 『人間の人格性と社会的コミットメント』
- リベルタス出版
- 2023.2
- ISBN: 9784905208129
- リベルタス学術叢書 ; 11
- 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年3月4日取得)
-- 人間の人格性と社会的コミットメント | 楽天ブックス本書は、自然と精神/文化、個人と社会とを媒介関係において捉えるヘーゲル流の重層的な人格概念に依拠して、ドイツの伝統的哲学と英米の分析哲学(なかでも生命医療倫理学)の架橋を試みるミヒャエル・クヴァンテの自選論文集である。〈世界の内なる人間のあり方:プラグマティスティックな観点から〉、〈人格の生の諸次元〉、〈学際的および異分野横断的コミットメントとしての哲学〉を主要テーマとし、近年クヴァンテが提唱する「プラグマティスティックな人間学」、人格の同一性および自律問題、医療倫理学的領域における他の学問分野との学際的・異分野横断的協働性、学問の枠を越えた社会の他の領域との協働性について有機的に論究する。日本においても喫緊の課題である大学の社会貢献についての格好の参考書にもなっている。
第1章 魔術化された自然への回帰ー構築的哲学なしで?:
『心と世界』におけるマクダウェルの自然概念について
第2章 日常的世界観と科学的世界観:二つの観点の統一
第3章 愛のために何をなすか:
フランクファートによる人格の自律についての分析の先に
第4章 実存的コミットメントと寛容:
宗教哲学者としてのヒラリー・パトナムに問う
第5章 学際性と政策への助言ー哲学への要請ー
第6章 立体視的な見方? 生命科学、心の哲学および自然の概念
第7章 ウィリアム・ジェイムズの宗教的信念の正当性
第8章 関係における同一化:
人間人格の評価的自己関係についてのコメント
第9章 生命科学における哲学の課題
第10章 行為の政治的文脈における哲学:合理性と世界観の狭間で
第11章 人間学の諸観点
第12章 批判的異議申し立てとしての哲学:
ドイツ哲学・社会倫理学賞受賞記念講演(2014年1月29日ハンブルク)
第13章 自由と脳科学ー誰が誰を脅かしているのか?-
第14章 原理的に容赦不可能?
第15章 哲学的知性:その軌跡を辿るエッセイ
第16章 「平和はまさしくもう一つの道」:平和概念の多義性について