最小の結婚 エリザベス・ブレイク(著/文) - 白澤社 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784768479780

そもそも「結婚」は、一夫一妻で、排他的で、夫と妻がそれぞれの役割を永続的に責任をもって担わなければならないとされていることに、十分な理由はあるのだろうか、それは善き生の役に立つのだろうか、と著者は問う。本書の伝統的な結婚のイメージから脱却する新たな制度としての「最小結婚」という刺激的な主張は、近年、日本でも注目されている同性婚をめぐる承認の問題や、フェミニズム・ケア論、クィア理論にかかわる家族のあり方の議論に新たな論点を提供するだろう。結婚について哲学的に考察した初めての書。

エリザベス・ブレイク(著)、久保田裕之(監修・翻訳)、羽生有希/藤間公太/本多真隆/佐藤美和/松田和樹/阪井裕一郎(翻訳)。