未完のプロジェクトとコミュニケーション

  • 『未完のプロジェクトとコミュニケーション : アーレント,バトラー,ハーバーマス,カントを参照して』
  • 舟場保之 著
  • 晃洋書房
  • 2023.8
  • ISBN: 9784771037663
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年6月30日取得)

モデルネという未完のプロジェクトーー遂行するカギはコミュニケーション
コミュニケーションは、モデルネという未完のプロジェクトーー規範の普遍主義的な基盤の実現を成し遂げることができるのか。アーレント、バトラー、ハーバーマス、カントの議論を手がかりとして、コミュニケーションの持つ可能性とプロジェクト遂行の道を探る。
序 論
 第1部 カントのコミュニケーション論的転回
第1章 カントとハーバーマスにおけるシニシズム批判
第2章 カント「嘘」論文における啓蒙とコミュニケーション論の可能性
第3章 カントにおけるポスト慣習的道徳とコミュニケーションの可能性
第4章 カントにおける「論証すること」と第3アンチノミー
第5章 カントにコミュニケーション合理性を読み込む可能性について
 第2部 人権とコミュニケーション
第6章 連帯と人民主権についての実体論的理解
第7章 多様な利害と手続き主義
第8章 介入と人権
第9章 道徳的権利ではなく,法理的権利としての人権について
第10章 EUの正統性とそのポテンシャリティ
 第3部 異議申し立てとコミュニケーション
第11章 ハーバーマスの「曲解」と首尾一貫したアーレントの思想──「活動」から「共同体感覚」までを批判する試み──
第12章 いかにうまくトラブルを起こすか
第13章 どのようにして異議申し立てを行うか
第14章 手続きとしての公表性がもつポテンシャリテ

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