
- 『魂を失った都 : ウィーン1938年』
- 法政大学出版局
- 2023.8
- ISBN: 9784588011573
- 叢書・ウニベルシタス ; 1157
- 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年4月14日取得)
-- 魂を失った都 | 楽天ブックス19世紀末〜20世紀初頭、パリと並んで西洋の学芸の中心地であると同時に、反ユダヤ主義の温床ともなったウィーン。オーストリア国家を自殺に追いやり、絶滅収容所体制へと直結したナチスドイツによる「合邦」はなぜ、いかに仕組まれ、国民から歓呼で迎えられたのか。フロイトをはじめとする多数の思想家、芸術家そして政治家らの動向を詳細に跡づけ、この時代全体をパノラマで描ききった歴史ドラマ。
1 合邦、追放、閉鎖
2 変わらないウィーン
3 ユダヤ人の不在
4 盗まれた共和国
5 魂の小説
6 フロイトの世界
7 フロイトという男とモーセの神話
8 ウィーンをめぐるヒトラーの嘘
9 冬季大会
10 命取りとなった春の夜
11 名前のない国
12 無慈悲に
13 名誉囚人シューシュニック
14 ウィーンのレクイエム
15 ドイツ的な変身
16 切断された履歴
17 トランジット
18 フロイト、 去る
19 ロンドンでのエピローグ
20 記憶の痕跡
謝辞
訳者あとがき
原注
参考文献
人名索引