- 『レシート探訪 : 1枚にみる小さな生活史』
- 技術評論社
- 2023.7
- ISBN: 9784297135317
- COMODO. LIFE BOOK
- 出典:国立国会図書館書誌データ(2025年1月30日取得)
-- レシート探訪 1枚にみる小さな生活史 | 楽天ブックス「レシート」には、なにかその人らしさが隠れている──。
今作が初の単著となる藤沢あかりさんが取材でみた、
「暮らしの断片、ささやかな生活の記録」。
食べること、好きなこと、仕事のこと、家族のこと、未来のこと。
外出もできない、人に会えない日々のなか、
買い物から見えてくる日常の大切さ、豊かさとは?
ECサイト『北欧、暮らしの道具店』連載、待望の書籍化。
はじめに
レシートからのぞいた「食卓」
故郷の味とインド旅。東京で生きる彼女を支えるもの 岩佐知布由(インテリアスタイリスト)
ゴーヤ、豆腐、豚ばら肉。レシートの中の青い海 ツレヅレハナコ(文筆家)
記録に残らない記憶を描く、夏の1日 しげおかのぶこ(おもちゃデザイナー)
家族をしあわせにする、わたしの好きなもの 坂下真希子(会社員)
スーパーマーケットに送るラブレター 矢口紀子(スタイリスト)
豚肉、鶏肉、かぼちゃにレバー。いとしの君に作るごはん 武安輝子(プレス)
★わたしのレシートから01
パンとバターと目玉焼き、わたしの理想の朝ごはん
レシートから伝わる「家族」
大切なものは、きっと普段着の顔をしている 中川たま(料理家)
風吹けば、六十の手習い 紺野匠次(会社員)
千切りキャベツにスパイスかけて 高はしこごう(うつわ屋店主)
酸いも甘いも分け合いながら 亀井智紗子(農家)
★わたしのレシートから02
捨てられないレシート
レシートから気付いた「好き」
めぐりめぐる暮らし 牟田都子(校正者)
日日草の咲く庭に、鈴虫の声 杉浦さやか(イラストレーター)
寄り道しながらたどりついた場所は YUYA(切り絵作家)
耳をすまして知る、わたしの心のありか 藤原奈緒(料理家、エッセイスト)
一歩踏み出せば、そこは色とりどりの世界 秋山香奈子(ショップ店主)
★わたしのレシートから03
水を掻いて、あたらしい世界を見つけにいく
レシートで考えた「仕事」
写真とコーヒー、ふたつを結ぶ父の夢 木村文平(フォトグラファー)
土曜、渋谷、11時。待ち合わせはドーナツショップで 館山信子(美肌室店主)
トマトひと盛り98円、地図にはないしあわせ 玉井健太郎(デザイナー)
日々新しく、染まるため 下道千晶(モデル、染色家)
新聞、銭湯、傘づくり。降っても晴れても続くこと 飯田純久(傘作家)
★わたしのレシートから04
名刺に掲げたマニフェスト
レシートからみえた「未来」
お花、パン、コーヒー。この一枚は、しあわせになるためのチケット 堺あゆみ(編集者)
ガリガリ君と米粉パン。わたしのために見つけた仕事 Iさん(介護職員)
楽しいところは、なんだかいいにおい 北川瑠奈(飲食マネージャー)
世界の畑につながる、都会の小さなビオトープ 良原リエ(音楽家)
桜の季節を超えて、次のわたしへ 時岡えい(金継ぎ士)
★わたしのレシートから05
10年後のわたしへ
おわりに