イノベーション

  • 『イノベーション : 世界を変える発想を創りだす』
  • マーク・ドジソン, デビッド・ガン 著、島添順子 訳
  • 白水社
  • 2023.7
  • ISBN: 9784560093573
  • 出典:国立国会図書館書誌データ(2024年12月15日取得)

イノベーションとは何か? それがなぜ私たちに大きな影響を与えるのか? イノベーションはどのようにして起こり、何によって、誰によって促進され、どのように追求され組織化され、そしてプラスであれマイナスであれ、その結果は何であるのか?
本書は、イノベーションについて過去から得られる最良の洞察とイノベーションの今日的な性質を多様な角度から論じ、さらに、未来においてイノベーションがどのようになるのかを考察する。
もちろん、これまでイノベーションをめぐってはさまざまな切り口から、多くの議論がなされてきた。本書は、過去150年に加速度的に起きた世界の変化をイノベーションから説明しているのが最大の特長だ。
とくにウェッジウッドについて、米国ではイノベーションや組織化の観点から言及されるが、日本でイノベーションを語る際に、シュンペーター以前のこの人物に言及することはあまりない。
他方、より多くのイノベーションがトップダウンよりはボトムアップで出現するという点で、包摂的になっているという近年の変容にも注目している。陶磁器の製造からA1まで世界を変えた発想の根源へ!
 本書に寄せて
はじめに
第1章 ジョサイア・ウェッジウッド
 もっとも偉大なイノベーター
第2章 ヨーゼフ・シュンペーター
 「創造的破壊」の旋風
第3章 ロンドンの「横揺れ」橋
 失敗からの学び
第4章 ステファニー・クオレクの新たな合成繊維
 研究室から経済成長への道のり
第5章 トーマス・エジソン
 組織化の天才
第6章 未来を革新するということ
 訳者あとがき/索引/参考文献/文献案内/図版出典

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